だって今でも何時かベラルートがゲームで実現すると信じたいんだもの!
妖精であるベラとの色々な隔たりを気合いで乗り切る。
彼女との再会が、それまで漠然と尊敬する父の意思を継ぐ為にさすらっていたトンヌラの精神に強靭覚悟を打ち込む事になった。
「妖精って子供以外には見えないみたいだけど……」
「大丈夫みたい。ポワン様がゆめみのしずくって水を私に与えてくださったお陰で、皆私の事が見えるわ」
「そっか……! ふふっ……! ベラとまた会えたばかりか一緒に旅が出来るだなんて、まるで夢みたいだよ」
かつては自分より頭一つ分見上げていたが、今は見下ろしている。
ベラの言った通り、妖精族は長寿でその見た目も変わることは無い。
まさに種族の特性の違いという訳だが、トンヌラにしてみたらベラとまたこうして居られる――否、これからもずっと一緒に居られる為ならそんな隔たりだのなんだのは全て気合いで克服してみせる。
青い空の上から父であるパパスがにっこりしながら親指を立て……。
『うむ、流石わしの子だ。
マーサとの出会いを思い出すぞ』
みたいな事を言っている気がしたのもあって、トンヌラのモチベーションは現在父の仇であるゲマの部下のジャミとゴンズをぶちのめせる気がする程の活力に満ちていた。
「それにしてもゲレゲレも立派になったね?」
「がぅ」
「え? 背中に乗せてくれるの?」
「がぅにゃん」
ベビーパンサーから立派なキラーパンサーへと成長したゲレゲレもかつてベラと共に妖精の国に春を訪れさせた戦友な為か、信頼の証として彼女を背中に乗せてあげている。
「キュルッ! キュルッ!」
「ピエールです。
トンヌラ殿と旅をするに辺り、ある程度喋れるようになりました」
「まあ……。
トンヌラは不思議な感覚がするけど、魔物と仲良くなれちゃうのね……」
「ええ……。
貴女様のお陰で退屈しない旅になりそうです」
スライムナイトのピエールとはぐれメタルのはぐりんもベラと仲良くなる。
トンヌラはそんなベラと仲間達の様子を馬車を動かしながら『うんうん』と満足そうな微笑みを浮かべつつ、心の中で思った。
(ヘンリー、キミとマリアさんと結婚した気持ちがわかった気がするよっ! ありがとう心の友よ!)
苦楽を共にし、今は弟でラインハットの王のデールの補佐をしている戦友に聞こえぬ礼をしながら、トンヌラは恐らく父との別れ以降無かった『満ち足りた』気持ちを噛み締めるのであった。
「さて、ベラと旅が出来る時点で天空の盾は綺麗さっぱり諦めて、鎧と兜から探そうと僕は思う」
さて、妖精の村からサンタローズの村跡地の地下室へと戻り、そして現在トンヌラのルーラによって例の天空の盾があるとされているサラボナの町周辺までやって来ていたトンヌラは、今後の行動についてをベラと仲間達に話した。
「持ち主のルドマンさんの娘さんと結婚したお婿さんに家宝の天空の盾が与えられるみたいだけど、勿論僕は娘さん……えーっと、フローラさんだっけ?」
「もう一人デボラという者も確認できました。
というかトンヌラ殿……? ちょっと性格変わってませんか?」
「そんな事ないよピエール? ………と言いたい所だけど、多分キミ達の察してる通りかも。
なんか清々しい気分なんだよね。ベラとまたこうして一緒に冒険できるからかな?」
薪に火を起こして皆で囲いながら小休憩中。
ピエールの指摘にトンヌラは無駄にキリッとした顔をしながら隣に座っていたベラを優しく抱き寄せた。
「あははは……」
「がう」
抱き寄せられたベラは悪い気はしないものの苦笑いを浮かべており、更に横にいたゲレゲレに『大変っすねお嬢も……』みたいな目で同情されていた。
「天空の盾を諦めるのは賛成しかねますし、もう少し様子を近くで見てから判断される事を推奨しますぞトンヌラ殿。
例の持ち主の娘の婿となる者がもし天空の盾を扱える者だったらという可能性もありますからな」
「確かにそれは言えてるかも」
「ねぇトンヌラ? 本当に天空の盾を手に入れるのを諦めるの? 私なんか気にしないでフローラって子と結婚して手に入れた方が……」
「それじゃあ盾を目的にしているみたいで彼女に失礼だよ。
それに僕はベラが大好きなんだから」
「ぅ……」
爽やかに言うトンヌラにベラは声を詰まらせる。
ベラと再会する前は、天空の盾為に結婚するのは如何なものなのか? というよりは最早結婚自体がを嫌がってた気がしたが、誰からの突っ込みはない。
今のトンヌラ青年はベラという心の拠り所を持ったせいか、とても一本筋が入りまくった青年となっているのだ。
「わかった、取り敢えず一旦町に入って様子を伺ってみよう。
ひょっとしたらもう誰かが炎のリングを手にいれてるかもしれないしね。
じゃあピエール達はこのまま場所の警護をお願いしても良いかい?」
「承知」
ともかく今は天空の盾の所有権となるかもしれぬ婚約者が誰となるかを確認し、その者が天空の勇者の末裔かを調べる事にした。
もしその者が天空の勇者であるなら――まあ、その時になったら考えよう。
そんな事を考えながら魔物達に馬車の警護を頼み、トンヌラは他の人達にも姿が見える様になったベラを連れてサラボナの町へとデート気分で入るのだった。
「わー人が沢山……! 妖精の村とは雰囲気も違うわ」
「ここら辺では一番大きい町みたいだからね。
向こうに見える大きなお屋敷が天空の盾を持ってるルドマンさんのお屋敷さ」
「へー? あらトンヌラ、あれはなに?」
「ん、これはねー……」
活気渦巻くサラボナの町をベラと共に歩くトンヌラは、妖精の村では見たことがないものを珍しがるベラに教えてあげながら久しくなかったわくわくした気持ちでいると、ふと町の人同士が話している声が耳に入る。
「うーん、フローラさんの結婚相手に立候補した者達はまだ戻らないらしい」
「アンディの奴もまだ戻ってないから苦戦してるんじゃないか?」
どうやら引き続きフローラの結婚相手の選定についての話題で町は盛り上がってるらしく、暫く出店で買った果物をベラと食べながら耳を傾ける。
「まだ炎のリングを持って帰って来てないみたいだ」
「炎のリングのある場所って確か火山地帯なんでしょう? 大丈夫なのかな……?」
下手したら死んでもおかしくはない場所にある物を取ってこいというのは、今冷静に考えると本気で娘を嫁に出す気があるのかとルドマンに聞いてみたくなる難易度な気がする………と、ほぼ他人事みたいに考えるトンヌラ。
ベラが傍に居るという確固たる確証を持ってしまったせいか、ちょっとシビアな考え方になりつつあるのか……それはまだわからないが、未だ死の火山へと向かった者達が戻って来ていないらしい。
「ルドマンさんのお屋敷の近くで少し張り込んでみようかな。
その内戻ってくるかもしれないし」
「ホントにトンヌラは取りに行かないの?」
「今更行っても遅いし、どうもその気になれないというか……。
あ、でもベラが炎のリングが欲しいって言うなら僕は今からでも本気で取りに行くよ?」
「や、私の為じゃなくてさ……」
手を繋ぎながらルドマン宅の近くまで来たトンヌラはベラにそう笑いかけていると、ルドマンの庭から割りと大型の犬が吠えながらトンヌラに飛び付いてきた。
「くぅーん……!」
「あ、キミはフローラさんの……リリアンだっけ?」
「わ! 大きい犬……」
最初にサラボナに入った時にフローラ共々出会ったこの犬は一瞬でトンヌラに懐き、彼の事をしっかり記憶していたらしく、ペロペロとトンヌラの頬を舐めていた。
暫くトンヌラとベラとでリリアンという名の犬と遊んであげていると……。
「リリアン! 勝手にお庭から出ては行けないと言ったのに……!」
ルドマン屋敷のお庭から青髪の可憐な女性――フローラが飛び出した愛犬を追い掛ける形で現れた。
「って、あら……アナタは」
「あ、どうも……。えっと、キミの犬ならこの通り大丈夫だよ?」
一応今回で三度目となる邂逅になるトンヌラは、フローラの元へ、自分から離れようとしないリリアンを撫でながら説得して返すが、フローラの反応が妙に乏しい。
はてと思って見てみると、最初に邂逅した時の様にポーッとした顔でトンヌラを見ていた。
「もし?」
「ハッ……!」
それこそリアルに『はて?』と思ったトンヌラは、かつての父の様に尋ねると、フローラは正気に戻った様にハッとする。
「あ、ご、ごめんなさい。私ったらまた……! ええっと、アナタは父が集めた殿方達の中に居た方ですよね……? ひょ、ひょっとしてリングを持ってきたのでしょうか?」
目を泳がせるフローラにトンヌラは『あんまり男の人に慣れてないのかな?』と的が外れた事を考えつつ、首を横に振る。
「いや僕は――」
辞退してるからと続けるつもりだったトンヌラ。
何故なら僕は既にこのベラという最愛の人が居るとまで宣うつもりだったのだが、言う前に突然フローラが早とりちでもしたのか、ガッツリとトンヌラの手を掴んできた。
「それなら父にその事を伝えに行きましょう!」
「ちょっ!?」
何故か嬉しさの混じった顔で勘違いしているフローラにトンヌラは違うと言おうとしたが、聞こえてすらないのか、フローラはズルズルと細身なのが信じられぬパワーで屋敷の中へとトンヌラを引きずり込んでいく。
「わぁ、凄い力ね」
「な、なんなんだ……?」
びっくりする間にベラ共々屋敷の中へと連れていかれたトンヌラは大広間まで連れていかれ、そのまま真ん中の髪が消失していて、体型さえガチムチだったら某鉄拳王で、趣味が下駄集めの親父みたいな男性――つまり屋敷の主であるルドマンの目の前に立たされてしまっていた。
「お父様!」
「お、おお……? どうしたんだいフローラ? その者は?」
長女の方とは違って清楚で大人しい次女が軽く迫力のある顔しながらターバンの男と少女を引きずってやって来た事に戸惑うルドマン。
「この方が炎のリングを持って帰ってきました!」
「む!?」
「え?」
そんな事なんて一言も言ってないのに突然そんな事を言い出すフローラにギョッとなるトンヌラと、娘の旦那の第一条件をクリアしたという報告を前に顔つきを変えたルドマン。
「なんと……あの火山地帯から炎のリングを取って来たのか。
うむ、それが本当ならフローラの結婚相手としての第一の条件をクリアしたことになるわけだが……キミ、名前は?」
「え? あ、と、トンヌラです。
あの……僕はリングを持ってきては――」
「トンヌラ君か。
なるほど、見たところ中々腕に覚えがある様だな」
「トンヌラ様……」
は、話を聞いてない……。
フローラの勘違いで何やら雲行きの怪しくなってきた展開にトンヌラは思わずベラに助けを求めたが、ベラはふいっと目を逸らしてしまった。
(なんで目を逸らすんだいベラ? ………そ、そうか! この程度のイザコザは自分で解決しなければ僕と結婚してくれないって事なんだね!? わかったよベラ! 僕頑張る!)
そしてトンヌラもトンヌラでベラが絡むと途端に知能指数が低下してしまうせいか、変な勘違いを勝手にし始める。
「取り敢えず手に入れた炎のリングは私が預かろう。
して、リングは?」
「トンヌラ様、リングを……!」
話を聞かない者達が集まるとカオスになると誰かが言ったが、まさに今がその通りなのかもしれない。
とはいえ、トンヌラもトンヌラでベラに対する執着が日増ししてるせいか、ハッキリキッパリとリングは持ってきてないと言った。
「いえ、リングはありませんし、そもそも僕は取りに行ってすらいません。
フローラさんの早とちりです」
「ええっ!?」
「な、なんと……フローラ、どういうことだい?」
「だ、だってトンヌラ様が屋敷の近くでリリアンに懐かれていましたし、そもそも昨日この場にトンヌラ様も説明を受けてましたから、てっきり私はリングを手にいれたのかと……」
「確かに昨日の説明会で彼が居たのは私も記憶している。
トンヌラ君と言ったな? キミは何故死の火山に行かなかったのかね?」
「それは――」
思いの外娘がショックを受けているのを感じ取ったルドマンは、少し鋭い目付きでトンヌラに問うと、勘違いが晴れてよかったと内心ホッとしながら彼はそもそも昨日の説明会に来たのは天空の盾がこの屋敷に置いてあると聞いたからという話と、生き別れた実の母を探すには勇者の末裔と装備が必要で、それを探す旅をしていた事……を簡単に説明した。
「なるほど……。嘘はいっておらん目をしている」
「トンヌラ様にその様なご事情が……。
ごめんなさい、私の勝手な勘違いで……」
「いえ、こちらこそ結婚の意思も無いくせにあの場に紛れ込んだ事を謝ります」
事情を話した所で盾が手に入る訳ではないが、誤解だけは何とか解けてホッとしたトンヌラは『違う、そうじゃないんだけど』みたいな目をしていたベラにグッと親指を立てる。
「事情は理解したが、あの盾は我が家の家宝でな。
この家を継ぐもの――つまり娘と結婚した男に継がせる大事な物なのだ」
「わかっています、だから僕は盾を諦めるつもりです」
「しかしキミの事情も事情だしなぁ……」
「大丈夫です。
天空の武具があってもそれを扱える勇者が居なければ意味を成しませんし、見つからなければ僕が気合いで母を助けられる様に強くなりますから」
ベラとの再会と想いを完全に自覚したその時から、例え天空の武具が揃わずに勇者と出会えなくても自分がその伝説を越えて母をきっと助けてベラと添い遂げる――という一種の野望を持ったトンヌラの目はとても真っ直ぐであり、そして強さを感じさせるものだった。
「トンヌラ様……」
「………」
正直こんな目をする若者は久しく見なかったルドマンは、フローラの結婚相手としては充分で欲しい逸材と考えた。
現にフローラは覚悟を決めた男の目をしたトンヌラを『ぽっ……』って顔をしながら見つめている。
(ベラが心配する種族の差も越えるんだ。
伝説の勇者を越える目標を持っても足りないくらいだよ)
その根底は、トンヌラの傍で心配そうな顔をしながら見守る少女に対する愛の強さが彼を突き動かしているのだが、生憎その事実はルドマンも知らない。
「わかった。
そこまでの覚悟をもった強い目をした男を見るのは私も久し振りで気に入った。
キミに別の試練を与え、それを乗り越えられたらあの盾を譲ることを考えても良い」
「えっ!?」
だが気に入ったルドマンはトンヌラに提案した。
「フローラもキミを気に入っているみたいだしな?」
「お、お父様! わ、私はそんな……! で、でも……ぽっ……」
「え゛……?」
「……………」
ちょっと嫌な方向に風が傾き出してる気がトンヌラにはしてならなかったが……。
「よ、余計厄介な事になってしまった……!」
条件を言われ、そのまま屋敷を後にしたトンヌラはベラと共に町の外へと出て馬車を護衛していた仲間達と合流すると、さっきまでの男の覚悟を示した雰囲気を一変、とたんに情けない顔をすると馬車の中へと引きこもって頭を抱えていた。
「なるほど、他の者が炎のリングを手に入れる間に、トンヌラ殿が水のリングを入手。
そして手に入れた者同士の決闘に勝利した者が全てを手に入れるという訳ですな?」
「がるる!」
「そうよ。
でもトンヌラったら途端にあんな感じになっちゃって……」
仲間達がベラから聞きながら、その視線が馬車の奥に引きこもったトンヌラに向けられる。
「僕諦めるって言ったじゃん。
なのになんでフローラさんに気に入られてるからってこんな事になったの? 第一気に入られてるってなにさ? 僕全然身に覚え無いのに……!」
「……………。どうしても嫌なんですって」
「そりゃあ、ベラ殿が良いと煩いくらい言ってますからな」
「がう!」
「確かに嬉しいけど……」
メソメソし始めるトンヌラにベラも複雑な表情になり、さすがに突き放そうとし過ぎたかと反省しながら、体育座りして丸くなってるトンヌラに近寄って話しかける。
「ごめんねトンヌラ……その、やっぱり私より普通の女の人と一緒になった方がトンヌラの為になると思っ―――きゃっ!?」
トンヌラが嫌いな訳じゃない。寧ろ大好きだ。
けれど妖精である自分と一緒になってもトンヌラは幸せにはなれないしきっと後悔する。
だからこそ敢えて突き放そうとしていたベラは、話ながら謝ろうとしたが、瞬時にガッツリと捕まってしまい、押し倒される様な体勢にさせられてしまった。
「嫌だ、何があっても僕はベラが大好きなんだよ……! だからそんな事言わないでくれ……!」
「と、トンヌラ……」
父を喪い、拠り所にしているベラにそんな事を言われるのが何よりも辛い。
今のトンヌラにとってベラという存在は生きる活力であり、逆に最大の弱点なのかもしれない。
「ずっと傍に居て欲しい……僕を見て欲しい……! お願いだベラ……」
成長したトンヌラが亡き父のパパスの形見である剣で戦う凛々しさは今は無い。
大きくなった身体を震わせ、妖精の少女にすがる様は情けないのかもしれない。
「ごめんねトンヌラ……。私ってトンヌラを不安にさせるばかりだわ」
けどベラは情けないとは思えない。
多くの時間を過酷な環境で強制的に生かされていたのを見て助ける事ができなかったから。
「大丈夫よトンヌラ、ゆっくり呼吸して……そう、落ち着いて……大丈夫だからね?」
「うぅ……!」
トンヌラについてきた仲間達がいつの間にか静かに馬車の外へと降りていく中、ベラは自分がトンヌラをそうさせてしまったことを心の中で何度も謝りながら、その大きい身体を抱き締める。
(私も逃げてばかりじゃダメ。
ちゃんとトンヌラと向き合わないと……!)
罪悪感でトンヌラに踏み込めなかった。
自分と共に居てもトンヌラの幸せにはならないからと……。
けどこの子はそれでも自分が大好きだと言ってくれた。
そして自分も……トンヌラを抱き締める今がとても幸せだと感じるからこそ――
「もう逃げないから。
今日は一緒にこのまま寝ましょう……おやすみトンヌラ」
覚悟を決めなければならない。
補足
エルヘブンの血を持つ主人公と天空人と血を持つ嫁さん三人の誰かと混ざる事で勇者が息子として復活する訳やけど、このトンヌラはとにかくベラさんしか見えて無いんで天空勇者が生まれずヤバイフラグが立ちまくり。
その2
だがしかし逆に考えろ。
エルヘブンの血と妖精の血が混ざれば天空勇者伝説とは違う新たな勇者伝説が幕を開けるのでは!? ……………なんてね。
その3
トンヌラ君は辛い奴隷時代をベラさんとの冒険の思い出で何とか乗り切った設定なんで、相当ベラさんち入れ込んでます。
具体的にはベラさんという存在のお陰でどこかのイッセーみたいな進化フラグが立つけど、逆にアキレス腱みたいな弱点でもありますね。
まあ、実年齢年上だけど少女のまんまな子に甘えまくる姿は第三者から見てもアレなんですが(笑)
いや、ちゃんとビアンカさんの事も覚えてますけどね?
その?
これが例のタイプのイッセー憑依物だったら全力でポワン様ルートにします。
中身としては、ドラゴン波ぶっぱなしまくってパパス生存ルートのポワン様に土下座しながら求婚して、嫁さん候補三人には……
『やかましい! 小娘共よりポワン様じゃい! 帰れ帰れ!』
とぶち壊しなる事言ってしまって、結果的に嫁さん候補三人が変な方向に拗らせてさぁ大変みたいな……。