先にこっちやっちまってるよ……
パパスの妻であるマーサは未だ発見できない。
魔界に連れ去られたのだけはわかるのだが、その魔界へと乗り込む方法がわからないのだ。
昔の伝記では天空の勇者が必要らしいのだが、その天空の勇者も見つからない。
武具にしても天空の剣、天空の盾、天空の兜の所在はわかってるのだけど、最後のひとつである天空の鎧がまだ見つからない。
妻は果たして無事なのだろうか。
魔界へ乗り込むにはどうしたら良いのだろうか……。
息子が年上エルフフェチに開眼したとマーサが聞いたらどんな顔をしちゃうのだろうか? そのフェチのせいでお若い娘さんが三人ほど拗らせてると知ったら息子を叱るのだろうか……。
そんな事を思いながら、悶々とした日々を送るパパスの元に、昔から生活面から何まで世話を焼いてくれた腹心ともいえる男、サンチョからとある大陸を中心に発足されて勢力を拡大している新興宗教について聞かされた。
「光の教団?」
「はい。とある筋からの情報によりますと、セントベレス山の頂上に設立された大神殿を本部に活動している宗教の様です。
単なる宗教であるなら、パパス王のお耳に入れる必要は無いと私も思っていたのですが、どうやらこの宗教は相当キナ臭いみたいです」
「ふむ?」
宗教に関して理解は示すも疎いパパスは、サンチョの手に入れた情報に耳を傾ける。
「大教祖イブールを信じれば神に愛される」、「教団の教えに従えば光の国へ辿り着ける」などという謳い文句の下に着実に信者の数を増やし続けてる様ですが、裏では多くの人間を拐って奴隷としているとか……」
「ふむ」
それが事実なら許せない事ではあるが、実際本当かどうかの確証は無いし、セントベレス山の頂点に総本部がある時点で調べようが無い。
あの山はとてもじゃないが人間が登山できる様な優しい山では無いのだから。
しかしサンチョの次の言葉でパパスはその光の教団に対しての関心を強く持つことになった。
「どうやらあくまで噂ですが、その宗教の大神官を務める者が、マーサ様に酷似している様で……」
「なんだとっ……? バカな、マーサは魔界に連れ去られたのでは――――っ!? そ、そうか……!」
「そうです、王のお察しの通り、その教団はひょっとすれば魔界の者と繋がっている可能性があります。
恐らくマーサ様に酷似している大神官とやらも、誰かが化けているだけに過ぎないと思います。
しかし、だからこそあの教団がマーサ様の行方を知るかもしれない組織である可能性は高い筈です」
「……。サンチョ、その教団の本部はセントベレス山の頂点にあると言ったな?」
「はい、場所こそ歩いて辿り着くのは不可能に近い場所にありますが、今ならあの山頂に行ける手段があると思いますぞ!」
怪しい新興宗教にマーサに関する情報がある。
サンチョの報告を受け取ったパパスは、歴戦の戦士の様な雰囲気を醸し出すと、既に背後を任せられる程に成長した息子のリュカを呼ぶようにサンチョに命じる。
「リュカを呼ぶのだサンチョ」
「ははっ!」
久々の戦いの予感がする。
そしてこの戦いこそが妻を救う大きな鍵となる事を予期したパパスは、愛剣を手にしながら息子を待つのだった。
本来ならばパパスの息子であるリュカの人生は、ゲマによって父を目の前で灰にされ、そのままラインハットの王子と共に過酷な奴隷生活を強いられる事になる筈だった。
しかも奴隷として働かされた場所が、光の教団の本拠地建設で、紆余曲折の後に樽を使った逃亡を謀る事になる。
だがこの世界のリュカは奴隷にはならずにパパスも殺されては居ない。
何故ならゲマという魔物を子供時代の時点で半殺しにして追い返してやったのだから。
しかもその後二度に渡って……。
そしてこれも何かの運命なのだろうか、今日この時がまさに本来の時間軸である、奴隷生活から抜け出す為の逃亡の日と重なる。
「セントベレス山の頂上?」
「うむ、サンチョによる確かな情報だ。
どうやらその教団の大神官はマーサという名を使って活動しているらしい」
「お義母様の名を!?」
「お義母さんの……。
それは確かに怪しいわね」
「つまり、その場所に行ってみれば、お義母様の事がわかるかもしれないという事ですね?」
「恐らくはな……」
私室に呼び寄せた息子と、息子を追っ掛ける年頃の娘さん達とボロンゴという名のキラーパンサーに説明するパパス。
マーサに関する事を話したら、何故かビアンカもフローラもデボラもマーサを義母呼ばわりしてるのが気になったが、優しいパパスは敢えて何も言わなかった――
「何時から俺の母さんがキミ達の母さんになったんだっての」
「「「………」」」
が、リュカがあっさりと『やめてくんない?』みたいな顔して言ってしまったせいで色々と台無しになってしまった。
何か言いたげな顔をする三人を無視して再びパパスの話を聞く体勢に戻るリュカはとんだ女泣かせになってしまったものだと……マーサが知ったら怒りそうだと思いながらも、パパスは話を続ける。
「セントベレス山は険しい山だ。
歩いて登るのは無謀に近い」
「マダオだな。アレに乗せてもらって頂上までひとっとびだぜ」
「ま、マダオ? えっと、マスタードラゴンにリュカから頼めるか?」
「当然。
今ドリスと城下町でデート中だからすぐにでも呼び出せるぜ」
『すっかりアレになってしまったからな、奴は……』
グッと親指を立てながら、プサンの姿に今はなって城下町で遊んでるだろうマスタードラゴンを呼びつけるた為に部屋を出ていくリュカ。
いつの間にか天空の神の竜を顎でこきつかえるようになってしまってる息子が頼もしいと思う反面、ちょっと心配な所もあるが、今は考えるのはよそうと……微妙にテンションの低い三人娘に話しかける。
「キミ達はどうする? その……別にそういう意味で言うつもりではないのだが、これは我々親子の問題だから、君たちを巻き込む訳にはいかないと思っていてだな……」
ほぼ毎日フローラとデボラの親であるサラボナのルドマンから『娘返せ』のクレーム書状がリュカ宛に届くのを知ってるパパスとしては、そろそろ実家に帰らせた方が良いと思っているが、中々それが言い出せない。
ビアンカにしてもそうなのだが、彼女に関しては、最近リュカの中に宿るドライグのお陰で病気を完全克服したダンカンとそのおかみさんが、喜んで預けてくるので特に問題は無いと思うが……。
「勿論行きます。いえ、同行させてくださいお義父さん」
「妻の身としては、リュカさんのお母様の助けになりたいのです!」
「人手は多いに越した話じゃないでしょう? それに、あの小魚リュカはついてきて欲しいに決まってるし……」
「あ、うん……」
三人ともついてくる気満々らしい。
しかし、ついて来る気が満々なのは別にして、三人共散々リュカに『そんな対象じゃないし、そう見たことすら無い』と言われ続けて来たのに、何でか既に嫁になってる体で話してるのだろうかと、パパスはちょっと同情というか、心配になってきてしまう。
そもそもリュカの想いは妖精の村の族長のポワン一択なのだから。
「父さん、一応マダオに言ってはみたんだけど……」
「む? 何か問題が……?」
何時かリュカが後ろから刺されやしないだろうか的な心配をしながら待っていたパパスに別の問題がどうやら舞い込んできたらしい。
戻ってきたリュカのとても歯切れの悪そうな顔を見る辺り、あまり歓迎できない事なのは間違いないのだが……。
「ドリスってすげーよな?」
「ドリスが?」
とにかく来て見てよ? と言われて、城内を歩いてオジロン家族の住む区画へとやって来たパパス達が目にしたものは……。
「ふっ、私はどーせ、まるで駄目なおっさんドラゴンさ……」
「そんな事無いわ。
アナタがまさかマスタードラゴンという竜の神様だって打ち明けられた時は驚きはしたけど、それだけだもの。
人も神様も弱味があるからこそ可愛げがあるし、もっと打ち明けて良いのよ?」
「ドリス……お前は不思議な人間だな……とても落ち着く……」
「ふふふ……よしよし。
可愛い私のドラゴンさん……♪」
会話の内容的に、既にドリスに自分がマスタードラゴンという正体を打ち明けてる上で、プサンの姿で腑抜けきった状態で膝枕されながら頭を撫で撫でされていた。
「リュカ……あれは?」
「ドリスってさ、駄目な男が好みみたいで、マスタードラゴンはまさにドツボだったみたい。
で、甘やかされてる内に、マスタードラゴンもああなったみたい」
姪の変な才能を見てしまったパパスは軽く目眩がした。
竜の神が……天空の神が一人の小娘に骨抜きにされて甘えまくってる。
今ごろ天空城に居る側近達は卒倒してそうな光景なアレだった。
「リュカよ、感謝するぞ。
人間とは案外良いものだと気付かせてくれて……」
「あ、うん。
でさ、頼みがあるんですけど」
「わかっている、セントベレス山の頂上までお前達を運べば良いのだろう? 気付かせてくれた礼だ、何処へでも運んでやろう」
声こそ地味に威厳が足りてるが、ドリスの膝に頭を乗せた状態なので、半減どころかマイナス突破してる姿だった。
「城の外で待つ。ドリスよ……その、少し出払うが……」
「分かってるわ。私はここでアナタを待つ。
ふふ、何時でも好きな時に来て良いからね?」
「………ああ」
先に城の外で元の姿で待機すると言って出ていこうとするマスタードラゴンに対して、ドリスはそんな歳でも当然無いのに、出来た人妻みたいなおおらかな雰囲気で彼を包む様に送り出す。
人ならぬ、ドラゴンをダメにする少女。
ドリスはまたひとつ変な成長を遂げたのかもしれない。
そんな訳でパパス、リュカ、ビアンカ、フローラ、デボラ、ボロンゴという精鋭メンバーでマスタードラゴンの背に乗ってセントベレス山の頂上を目指して大陸を飛行する。
「ドリス……」
その途中、ひっきりなしにドリスの名を呟くマスタードラゴン。
何をされたのかはリュカも知らないが、相当彼女に入れ込んでしまったのは見てわかる。
「アンタって確か、天空人が人と交わるを厳禁にして、破った者をその昔天罰で殺ったんじゃねーのかよ?」
「………………………。恐らく今の私を見たら殺意しか抱かんだろうな」
『まとめ役も楽ではないって事だな』
「そういう事だウェルシュ・ドラゴン。
……私は本当に今更だよ」
どこか寂しげにも聞こえるマスタードラゴンの言葉。
そうこうしている内にセントベレス山の頂上へと辿り着き、確かに大きな神殿――まだどうやら完成はしてない建物を発見すると、悟られぬ場所で降りる。
「では私は一旦天空城に戻る。
もし無事に終われば私に念じろ、そうすれば迎えに行く……武運を祈る」
未完成の神殿近くに降り、マスタードラゴンが先に離脱するのを見送ったリュカ達は、視線の先にある怪しき建物の外周部へと近付く。
「どうやら半分ほど未完成な様だが……」
「噂は本当だったみたいだな……」
「人が鞭で……酷い……!」
「そういえば噂で聞いたことがありますわ。
世界中の身分の高い子供が拐われていると、まさかここにいる人達は……」
「その可能性は高いわね。
……逆に遠慮なんて要らなくなったんじゃないの?」
「グルルル……!」
スパイの様に未完成の神殿内部へと侵入し、そこで行われている非人道的な光景を目の当たりにしたパパス達は、マーサの情報も勿論手に入れる事もそうだが、ここで無理矢理働かされている奴隷達の解放も行うことを決意する。
「二手に別れよう。
俺とボロンゴがまずあの中で適当に暴れて目立つから、父さん達はその間に母さんの事を調べてくれ」
「……。大丈夫なのかリュカ?」
「父さんの子だぜ俺は? 任せてくれ。
三人も父さんが見落とさないようにフォロー頼むぜ?」
「……。わかったわ、気を付けてよリュカ」
「アンタに死なれたら困るし、精々頑張りなさい」
「どうかご無事で……」
「承知。行くぞボロンゴ……!」
「ガウッ!!」
本来ならこの日、偶然が重なりあう形で奴隷生活から逃げ出す日。
それがこの世界では解放させる立場となり、龍の帝王は牙を剥く。
あの日の運が良かった。
だから悔い改める事もできた。
けれど、それまで行ってきた所業は何時か自分に返ってくるものだったらしい。
王位を継ぐ気が無いと宣言し、自分を助けてくれたあの父子みたいに強くなりたいと自分探しの旅に出た俺は、魔物に襲われ、連れ去られ……奴隷になっていた。
「やめろ! マリアにそれ以上酷い事をするな!!」
自分はヒーローにはなれない。
なりたくてもなれない。
あの父子の様に強くなんてない。
そんな屈折した思いを抱いた奴隷生活の中でも、このインチキ宗教の教祖に対してやってしまったミスによって奴隷へと落とされた彼女は俺にとっての光そのものだった。
だから、魔物に鞭で打たれてる姿を見た時、俺は思わず飛び出して無謀な戦いを挑んだ。
他の奴隷仲間達はそんな俺を見て顔を覆う。
何故なら俺は惚れた女を助けること出来ない弱い男だから。
不意討ちで食らわせた攻撃が一回だけで、後は鞭をもったムチ男にボコボコにされる情けなさだけが現実。
「この奴隷が! 調子に乗るなっ!!」
「そこの女共々教育し直してやるっ!!」
出来る事は、ボロボロの彼女を庇う事だけ。
ヒーローの様に戦って勝って、助けられない俺に出来た精一杯の抗い。
例えこのまま死んでも……いや、だからこそ最期まで彼女を守らなければならない。
痛みにただひたすら耐え、諦めてたまるかと鞭を振りかざす連中を睨む俺は―――――
「よぉ、楽しそうな事してんじゃん? 混ぜろよ?」
龍の帝王の姿をその目に再び焼き付けた。
どこで暴れてやろうかとキラー・パンサーのボロンゴと作戦会議をしていた矢先に聞こえた怒号。
どうやら二人ほどの奴隷が何かをしでかしたのか、ムチ男にしばかれていたので、良いタイミングだと思ったリュカとボロンゴは取り敢えず弱ってた奴隷に調子くれていたムチ男の背後に忍び寄り……。
「よぉ、楽しそうな事してんじゃん? 混ぜろよ?」
大暴れ開始のゴングを自ら鳴らした。
「!? なんだテメ――ぎぇっ!?」
「ぎゃあっ!?」
手始めにムチ男の首を後ろから掴んで締め上げ、そのまま骨を砕いて黙らせるリュカと、すぐ近くに居た他の連中を牙と爪で素早く仕留めるボロンゴ。
「何者だ!? その格好からして奴隷ではないが、どこから来た!?」
騒ぎを聞き付けた他の見張り達が集まってくる。
奴隷のようなみすぼらしさをまるで感じぬ青年と、牙を剥き出しに唸るキラー・パンサーに動揺する見張り達とは逆に、奴隷達は助けてくれた青年に思わず歓声が飛び出る。
「通りすがりの者だ。
通りすがったらなんかムカつく事してるからよぉ、今からここを全部ぶち壊してやるけど良いよな?」
「なっ――うぎゃあっ!?」
動揺する見張り達……つまり魔物達をぶちのめすリュカとボロンゴの強さに、絶望に浸された奴隷達から希望と歓喜の歓声があがる。
「だ、誰だか知らないが、俺達の救世主だ!!」
「やった! あの人が俺達を助けてくれるんだ!!」
「救世主様!」
見張りの魔物をぶっ飛ばす度に広がる歓声。
それを背にリュカは内心『いや結果的になんだよなぁ』と思いながらも、ムチ男をジャイアントスイングして吹き飛ばす。
「な、なんだこいつ! 強いぞ!」
「も、もっと応援を呼べ!!」
魔物達も予想外の連続で錯乱し、次々と応援の者達をこの場に集中させていくが、これこそがリュカの思惑通りとなる。
「行くぞ、ボロンゴ!」
「ガウッ!!」
だが止まらない。止められない。
リュカとボロンゴは水を得た魚の様にとにかく暴れまくる。
「あ、アイツはまさか……」
「へ、ヘンリーさん……」
「! 大丈夫かマリア? 喋ると傷に響くぞ……」
「私は大丈夫です。ヘンリーさんこそ私のせいで酷いお怪我を……!」
「俺こそ大丈夫だ。
……助けようとしたのに助けられなかったし」
「そんな事……!」
そんなリュカの姿を見て、先程までボコボコにされていた青年はかつてあった窮地を助けてくれた者達の事を思い出しながら、助けようとした女性を労っていると、こっそりと教団の兵士をしている人間の男性に連れていかれ、そこで手当てをして貰うことになる。
そしてこの大暴れによってまだ未完成だった神殿は完膚なきまで叩き潰される事になるのだが……。
「ラマダという魔物をマーサに化けさせていたということは、貴様はマーサの事を知っているな?」
「くっ! ラマダめ、時間稼ぎにもならなかったか!」
「答えろ! 魔界へはどうすれば行けるのかを!!」
「黙れ!! パパス……! 貴様をここで殺せばマーサはわしの物となる! 魔界の王はそう約束してくれた! 故に死ねぃ!!!」
何やらマーサに対して妙な執着心を剥き出しにする教祖イブールとパパスのタイマンが、リュカが上で暴れてる頃に行われていた。
「三人は下がっていろ! ここは私一人でやる!」
「貴様一人ではわしには勝てぬ! 確実に息の根を止めてくれるわっ!」
残っていた見張り達をこっそり倒してくれたりしたビアンカ、フローラ、デボラを下がらせ剣を抜いたパパスとイブールが闘う。
「ぬぅん!!」
「ぐっ!? な、なんだこの力は……!」
「マーサを守れなかったのは己の弱さ! 故に鍛えてきた……! 行くぞォ!!!」
だが、リュカと共に鍛え続けた結果、更なる領域へと成長したパパスの前ではイブールは敵にもならない。
どれだけ強烈な呪文を叩きつけても、直ぐ様全快してしまう桁外れの回復呪文。
剣圧だけで壁を破壊する圧倒的なパワーと剣技。
なにより、マーサへの想いの強さが、只でさえ強いパパスを精神をさらに強靭なものへと昇華させていた。
「ぐはっ! げ、ゲマ達が手も足も出せなかったというのは本当だったのか……! お、おのれぇ! 貴様さえ居なければ、マーサはわしのモノだったのだ!!」
「…………。どうやら貴様はマーサに思うところがあったらしい。
だが、マーサを助ける為には、このパパス……容赦せんっ!!!!」
「ぎょえぇぇっ!?」
一閃……。
パパスの剣がイブールの胴を一閃する。
「お前達の企みも、ここで終わりだ!」
「お、おの……れ……!」
こうして奇しくも、本来の世界で奴隷生活から抜け出したこの日、 リュカ達は奴隷達を解放することになった。
補足
本来の時系列において、樽脱出する日に襲撃かます。
色々と順番が逆とか入れ替わってます。
その2
ヘンリーさん、普通に無事だったけど一人旅してたら取っ捕まって二年ほど奴隷させられてしまってたの巻
しかし男を見せた。
その3
ぬわー! なんてさせやしない!
パパスは強いのだ!