色々なIF集   作:超人類DX

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二周目で、今度はぱぱっと平和にイチャイチャしてやろうと集結したとさ……みたいな感じで


再び的なやつ
再びマイナス一誠(変身中)とシトリーさん


 とても楽しかった。

 会えて良かった。

 

 友達になれて良かった。

 

 一緒に生きる事が出来て良かった。

 

 

 これまでもこれからも。

 

 

 

 いつまでも……。

 

 

 

 

 

 

 

 本当の意味での悪魔像というのは、所詮俺たち人間の想像だったのかもしれないと思った理由は、俺が悪魔のリアス・グレモリーの眷属になってからだと思う。

 

 勿論、リアス部長が他の悪魔と少し違って優しいからだという線もあるだろうし、事実この前やったレーティングゲームの対戦相手であるライザー・フェニックスはかなり嫌な奴だったから、まだまだ確信はしない方が良いとは自分でも思っている。

 

 なのでリアス部長の眷属になった事はある意味幸運だったのかもしれない、なんて思いながら俺こと兵藤一誠は、ハーレム王を目指して悪魔稼業に今日も精を出すのだ。

 

 

「突然だけど、これから生徒会室に行くわよ」

 

「え? 生徒会室に?」

 

「?」

 

 

 悪魔に転生してまだ日は浅い今日この頃、いけ好かないライザー・フェニックスがリアス部長との婚約を破棄したという事で安心した日常を送り、今日も部活という名の悪魔稼業を頑張ろうと学園の旧校舎にあるオカルト研究部の部室へと来た俺は、突然リアス部長にそんな事を言われて首を傾げていた。

 

 

「生徒会に何か用でもあるんですか?」

 

 

 部長と生徒会の関連性が想像できない俺はそんな質問を飛ばすと、部長はまだ悪魔としては新人も新人な俺と、俺とほぼ同期となるアーシアに説明してくれた。

 

 

「私達がこの学園のオカルト研究部を隠れ蓑にして悪魔のお仕事をしている様に、生徒会も実は私達と同じ悪魔で構成されているのよ」

 

「! そ、そうだったんすか!?」

 

 

 部長曰く、今現在の生徒会長である支取蒼那さん――どうやら偽名らしい人は部長と同格の家出身の純血悪魔さんだとか。

 俺も良く全校集会か何かで生徒会長さんや生徒会役員の人達を見た事はあったが、曰く全員が転生悪魔らしい。

 

 この学園はどうやら地味に悪魔に支配されてやしないかとかふと思ったのは内緒にしとくにしても、とにかくそんな生徒会の所へと今から俺達全員で訪問する。

 

 旧校舎を抜け、現在使われている校舎へと入り、生徒会室の前まで来た俺達オカルト研究部は、既に中で俺達が来るのを待っているらしい。

 

 直接会うのは実は初めてだし、そういえば生徒会の人達は中々の美少女達が居た事も覚えている俺は若干ワクワクもしてきた訳だけど、生徒会室の扉をノックしようとしていたリアス部長が、その後ろに居た俺とアーシアの方へと軽く振り向きながらこう言った。

 

 

「……先に言うけど、色々な意味であの子達に決して飲み込まれないで」

 

「「え?」」

 

 

 飲み込まれるな? ……丸のみにされるのか俺達は? と、よく見たら副部長でありリアス部長の女王である姫島朱乃先輩や、戦車で俺やアーシアの一個下である塔城小猫ちゃんだとか、騎士でイケメンあんちくしょーな木場祐斗が揃って苦虫を噛んだ様な顔をしていたのに気付き、俺とアーシアは互いに顔を見合わせながらはてと首を傾げた。

 

 言い方と顔からして、生徒会長達は相当癖のある感じらしいが、全校集会で見る限りではそんな事は微塵も感じなかったので、何がそんなに警戒することなのかと思いながら、部長がノックをして扉を上げて入室していくのに続いて生徒会室に俺は入った訳だが……。

 

 

「すぴー……すぴー……」

 

「くっ! あの時パーを出していれば……!」

 

「三回勝負に持ち込めていれば勝てたのですがねぇ……」

 

「言った所で後の祭りでしか無いわね。

もっとも、彼の意思は最初から私一辺倒だし?」

 

「だが、そろそろ起こした方が良いと思うぞ? オカルト研究部の者達が来るし」

 

「いや、もう来ました」

 

 

 そこに居たのはソファに座る眼鏡を掛けた黒髪の少女――つまり生徒会長。

 

 亜麻色の髪を二つに結った勝ち気そうな副会長。

 

 水色で前髪に緑のメッシュが入った、強気そうな会計。

 

 白髪で大人っぽい魅力を感じる白髪の書記。

 

 

 つまりは彼女達が現生徒会の役員な訳なのだが、俺が気になったのは役員でも無い筈の――しかも男子が約二名程このような生徒会室に居る点だった。

 

 

「ほら会長、来てますしそろそろ起こしてやってください」

 

 

 一人は俺と確か同学年で別クラスの――名前までは知らん男子と……。

 

 

「え、もう来たの? はぁ………仕方ないわね、イッキ……起きて?」

 

「………んぁ?」

 

 

 もっと見たことのない。

 特に黒髪をボサボサに伸ばした、ヒョロヒョロな男子が、生徒会長に膝枕されながら寝ていたのを、すさまじく優しい顔をしながら起こされていたのだから。

 

 

「あー……センパイの傍だとよく眠れる。

()からなもんだから、最早これは癖だよね」

 

「あら、私もそうよ? 再び会う(・・・・)までは不眠症に陥ってたもの」

 

 

 俺達がもう来てるというのに、生徒会さん達とその他よくわからん男は暢気に話をしている。

 何で入るなり、ムカッとしてくる様を見せ付けられてるんだろうとか思い始めた頃に、リアス部長がわざとらしく咳払いをする。

 

 

「んんっ!! ……そろそろ良いかしらソーナ?」

 

 

 部長も思う所があったのだろうか、微妙に不機嫌そうな表情をしている。

 しかし今ソーナと呼ばれた生徒会長さんは、そんな部長に平然と――なんかゾワッと背筋が凍る様なヘラヘラとした笑みを浮かべる。

 

 

「わざわざ来なくても、メモ書きか何かで打ち合わせすれば良かったんじゃあないの?」

 

「一応私の眷属に新人が二人入ったからね。

……アナタ達という存在の事を教える意味も予て今回はこうして場をもうけさせて貰ったの」

 

「新人? あぁ……」

 

 

 部長の言う新人とは俺とアーシアの事であり、生徒会長さんも俺とアーシアに気付いたのか目が合った。

 眼鏡を外しても掛けていても確かに美少女だと思うその容姿に、眠そうに目を擦りながら、時折生徒会長さんにもたれたりしてるあの野郎にますます思うところが出てきたりする。

 

 

「「「………」」」

 

「信じられないくらい普通だ……」

 

 

 そんな気分を持ち始めてた頃、ふと気付くと生徒会長さんどころか全員――途中で思い出した別クラスの匙とかいう奴まで俺を見ていた。

 そして匙とかいう奴がボソッと何かを呟いていたが、何を言ってたのかまでは聞こえなかった。

 

 

 

 

 

 

 こうして始まった話し合い――というよりは新人である俺とアーシアに対する生徒会長さん側の紹介。

 どこか表情の固い部長達と共に用意された席に座ると、生徒会長さんから自己紹介をされた。

 

 

「まずは私からですかね、支取蒼那――ではなく、本名はソーナ・シトリーです。

まああんまりこの先関わること等は無いとは思いますが、一応記憶の隅の隅辺りに放置しといてください」

 

「「………」」

 

 

 さっきから違和感を感じる笑みと共に自己紹介をした生徒会長さんが着席すると、次は亜麻色髪の子が立ち上がる。

 

 

「紫藤イリナ。地位は遺憾ながら女王。

同じくこの先関わるなんて無いと思うから覚えなくても全然オーケーよ」

 

「は、はあ……」

 

 

 若干無愛想気味にそれだけ言ってさっさと座るイリナという子。

 ……………どこかで聞いた気がした名前だが、多分気のせいだと思うとか思っていると、今度は白髪のお姉さんタイプが立ち上がる。

 

 

「ロスヴァイセです、位置は戦車。

ふふふ、どうぞよろしくお願いします」

 

 

 最初の二人と比べたら実に取っつきやすくて、正味好みとも言える女性に少し見とれていたら、今度は青髪の子が立ち上がる。

 

 

「え、えーっとゼノヴィアだ。位置は騎士だ。

よ、よろしきゅっ……! あ、か、噛んでしまった……」

 

 

 しっかりしてそうな印象とは裏腹に、意外とドジっ娘属性がありそうなゼノヴィアさんもアリかもしれない……。

 とかなんとか思っている内に、黒髪のボサボサ頭がヘラヘラした面持ちで立ち上がる。

 

 

「霧島一季。位置は史上最弱を永年更新中の兵士だぜ」

 

 

 なんて、ふざけてるとしか思えない名乗り方と共にヘラヘラ笑ったその表情に、今までに無い程の嫌悪感が襲い掛かってきた。

 

 

「あれ? 和ますつもりでギャグ飛ばしたのに、全員道端で虫の死骸でも見たみたいな顔してるや? センパイ、俺なんか間違えたかな?」

 

「大丈夫、私達の中では120点満点の自己紹介よ?」

 

「うんうん、ほんと素敵よ」

 

「さすが私の永久旦那様♪」

 

「寧ろそうでないと違和感しかないぞ」

 

 

 俺達の感じたものが顔に出てるのを見抜かれたのか、イッキと呼ばれた奴は生徒会長さん達に訊ねていて、それを皆して満点だと褒めている。

 あんな奴を全員が……同じように腐った目をしながら――

 

 

「アーシア、イッセー、あの子達を見てどう思った?」

 

「その……」

 

「す、素敵そうな方だと……」

 

「無理しなくて良いし、わかっているわ。

……………良い? アレ等は悪魔の中でも例外中の例外、アナタ達に紹介した理由は、ああいう風には決してなっては駄目と教える為」

 

 

 明らかに嫌悪した表情をしながら俺達に教える部長に、俺とアーシアは生徒会室に入る前に言った部長の言葉の意味が分かった気がした。

 

 悪魔の中でも例外中の例外――確かに言い得て妙と思わざるを得ない程に、あの集団は『終わり果てた負のオーラ』を感じるから。

 

 しかし、俺はあの野郎はさておいても、四人に関しては美少女なんだから寧ろ良いと感じてしまう。

 

 

 特にシトリー先輩には何か惹かれる様なものが……。

 

 

「そんなイッキにはご褒美よ」

 

「わーい、センパイのハグだぜ!」

 

「あ! またどさくさに紛れてソーナは!」

 

「これは帰ったらお話しないといけませんねぇ?」

 

「は、ハブらないでくれよ?」

 

 

 

 だから目の前でイッキとかいうやつがシトリー先輩にハグされてるのを見てると、何故か無性に腹が立つし、何と無く話を摩り替えてやる為に最後の一人について質問をする。

 

 

「それで最後の――確か◯組の匙だったよな? お前はシトリー先輩の僧侶なのか?」

 

 

 最後の一人の匙に話を振る。

 どうせ残りの僧侶なんだろうと――何故か自分でもわからないくらいイライラした気分で。

 

 

 だが匙はそんな俺に首を横に振りながら一言。

 

 

「俺は会長の眷属じゃねーぞ?」

 

「は?」

 

 

 違うと言った匙に俺はちょっと固まってしまった。

 この場に居るって事は悪魔とかの事は知ってる筈だが、匙は少なくともシトリー先輩の眷属ではない。

 

 では一体誰なのかと疑問を抱く俺に、匙は言った。

 

 

「俺はセラフォルー・レヴィアタン――つまりソーナ・シトリーさんのお姉さんの眷属だ」

 

「は?」

 

「セラフォルー様は兄と同じ魔王のお一人よ」

 

「ええっ!?」

 

 

 横で部長が補足してくれた情報にぎょっとなった俺。

 魔王の眷属って……つまり眷属とはいえ他の眷属とは一線を画す地位であるという事であって――

 

 

「位置は将軍。

まあ、別に大した訳ではないし、同い年だし普通にしててくれ」

 

「………………」

 

 

 思ってたより、俺の抱く夢に手が届きそうな地位に、俺や木場と同い年ながら既に到達していたという事なのだ、この匙とかいう奴は。

 

 しかも部長が更に補足した内容に俺は度肝を抜かれた。

 

 

「ちなみに彼はセラフォルー様の婚約者にて、眷属となって数年で最強の眷属と呼ばれるまで上り詰めているわ。

ちゃんと爵位も持っているわ」

 

「なんだって!? お、おい匙だったよな!? そ、その魔王様は可愛いのか!?」

 

「え? ………ま、まぁ普通じゃね?」

 

「若干照れ入ってる時点で相当可愛いんだな!? ど、どうやってそんな位置になったんだ!?」

 

「どうって……色々と……?」

 

 

 同い年で既に婚約者って! くそ、普通にリア充じゃねーか! 別の意味で嫌いになったぞ俺は! と、後日匙の主である魔王様の写真を見て匙がもっと嫌いになったのは云うまでもなかった。

 

 

 

終わり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 色々と終わった後、生徒会室はリアス・グレモリー等……特に兵士の兵藤一誠について話をしていた。

 

 

「最初に見た時からビックリするくらい違う性格してたとは思ってたが、実際会話してみるとほぼ別人でしたねありゃあ」

 

 

 匙の一言にイッキ以外の全員が同意するように頷く。

 

 

「兵藤誠八によって退化しなかった――というか、何事もなく普通に育ったらというイッセー像ね」

 

「不思議な程に魅力を感じないのは、眩しいくらいのプラス側だからね」

 

「顔が同じなだけの別人と見ても問題は無さそうですね」

 

「うむ、それには同意する」

 

「それで、アナタの意見はどうかしらイッキ? いえ――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――イッセー?」

 

 

 匙、イリナ、ゼノヴィア、ロスヴァイセ……そしてソーナが黒髪の少年のイッキを見る。

 するとイッキと呼ばれた少年は両手で自身の顔を覆って数秒程固まると……。

 

 

「いや、性格はともかく、どこか俺と似てる部分はあるかも。

例えばね、センパイの事が気になってる所とか」

 

 

 ボサボサの黒髪の少年から、兵藤一誠と瓜二つな……されど少し童顔でやっぱりヒョロヒョロとした体型の少年へと一瞬で変化していた。

 

 

「え、私を……?」

 

「うん。性格は違えど結局は俺だもの、すぐにわかったよ。

……尤も、もしセンパイにいつも学校で騒ぎになる真似なんてしたら、勝てはしないけど全部台無しにしちゃうかもしれないけどね」

 

 

 兵藤一誠と瓜二つ。

 しかしその目はどこまでも腐っていて、放つ雰囲気は吐き気すら催させる程に絶大な(マイナス)

 

 絶対に勝てぬ運命を持ちながら、数多の存在の歩く道を台無しにして来た彼等をある者はこう呼ぶのだ。

 

 

「心配しなくても、私は浮気はしない主義よ? ふふ、そもそも元の時代ではちゃんと結婚もして、子供も産んだのよ? もう一度、差違がある世界とはいえこうして再会できたんだから、またアナタと一緒になるのは当たり前だし、そもそもアナタ以外の男性なんて……ねぇ?」

 

「うん。

例えこの世界のイッセー君が居たとしても、私はやっぱ素敵な目をしたアナタが良い」

 

「私の素敵な旦那様、全部を台無しするからこそ私の旦那様ですもの!」

 

「わ、私もだからなっ!? 私だって絶対に裏切らないぞ!」

 

「俺とセラは完全にお前らに慣れちまったからなぁ……。

寧ろこの時代のイッセーが別の意味で健全過ぎて変な感覚だわ」

 

 

 匙とソーナの姉であるセラフォルーを抜かし……………………過負荷(マイナス)と。

 

 

「そもそもこの世界のイッセーってリアスみたいな大きな胸の女性がタイプだし、私は対象外なんじゃないかしら?」

 

「いや、中身知ったら大きさとかどうでも良くなるのは目に見えてると思うぜ。

現に俺がそうだもん……センパイってホント安心するし」

 

「ふーん? じゃあ試しにこの世界のイッセーの目の前で顔面の皮を剥ぎながら聞いてみようかしら?」

 

「多分即で逃げますし、それでも変わらない気持ちを持てるのはコイツくらいですって」

 

「あら? アナタだってセラフォルーお姉さまと以前似たような確かめ合いをしたと聞いたけど?」

 

「……まあ、してみたら真面目に互いに気持ちが変わらなかったのは否定しませんよ……。

けど俺達のやり方なんてこの世界の連中にしたら全員吐くか逃げるかです、間違いなくね」

 

「ならそれは本当に愛してるとは言えない話だわ。

元士郎もそれにお姉さまと気付いた後に何人も子作りしたんでしょう? この時代では何時から作るの?」

 

「……………。や、もう実はデキてしまってる可能性が……」

 

「え!? もうなの匙君!?」

 

「………………。この前の連休に二人でのんびりやってたら、そんな雰囲気になって連休最終日まで……」

 

 

 

終わり。




補足

元の眷属達は他で平和に暮らしてます。

という仕掛けを全員でやったらしい。


その2
最初は勿論センパイと結ばれた訳だけど、最弱待ったなしの彼が、彼に対して肉食どころか猛獣であるお二人が黙ってる訳もなく、何度も組伏せられては吸い付くされたらしい。

それでも関係が悪化しない辺りは彼等らしいというか……。


その3

匙きゅんととセラフォルーさんも二周目で、元の時代では冥界内のTVでドキュメンタリー番組になるレベルの子沢山家族だったとか。

で、今回はもう既に……の可能性が大らしい。

しかもイッセー&ソーたん式の確かめ合いもやる程に互いにめっさ――まあ、そういう事です。

んで、アホ程匙きゅんは強いです。

再会と眷属になって数年で、冥界のうるさい連中を黙らせる程のパワーがあります。

例の黒狼の称号持ちです故。







……続ける気はない。

なんせ、例えこの世界のイッセーが色んな事件に遭遇しても、空気読まずにイチャイチャやっとるだけの話を延々繰り返すだけやもの。

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