ある月明かりが照らした夜の世界。
特にする事もなく、ただ本当にそんな気分だったので満月を眺めていた時だった。
………文字通りその空から降ってきたのだ。
「ぐっ……! あの猿共め! 俺はまだくたばっては居ないぞ!」
子供だ。人間(?)の子供が空から落ちてきて暫く屋敷の庭のど真ん中で気絶していたと思ったら、飛び上がる勢いで目を覚まし、何やら錯乱している。
紫色の頭髪。
赤い瞳。
明らかに日本人とは思えぬ特徴を持った子供を暫く驚き半分で声を掛けるのを忘れて眺めていると、段々その少年も冷静になったのか、徐々に自分の状況を把握し――
「な、なんだと……! ビッグゲテスターと引き剥がされただけではなく、何だこの醜い姿は!? それにどう見てもガキのボディだと!? ふ、ふざけるなァ!!!」
激昂し、子供とは思えぬ破壊的な気の奔流を全身から迸らせていた。
その時点で危険な存在だと思うのは当たり前で、どこかの勢力が送り込んだ殺し屋か何かだと思って止めに入ろうとするのだが……。
「ぐっ!? ぐ……は……ぁ!?
はぁっ! はぁっ! な、なんだこの疲労感は? ま、まさか……たかがこの程度のパワーを引き出しただけでこれ程の消耗をするというのか……!? ど、どこまでもふざけやがって……!」
少年の力は突然途切れ、汗を滝のように流しながらその場に膝を付き、何やら信じられないといった形相をしていた。
色々と展開が唐突過ぎてまたも唖然としていた中、少年が漸く自分に気付いたのか、こちらを見る。
「…………。貴様、何時からそこに居た?」
そして……なんというか、とても高圧的な態度だった。
これが初めて見た彼の姿。
そしてほんの少しだけの不思議な時間の始まり。
世界の頂点に瞬く間に上り詰めても、虚しそうな表情をしていた少年との……。
「おい、光栄に思え。雑魚にも劣る貴様を暫く使ってやる。
この星の情勢を知るまではな……」
「うむ、任せろ」
始まり。
少し懐かしい夢を見た。
周り全てを下等生物と見下す少年を暫く保護していた夢。
娘がまだ生まれる少し前の、割りと楽しくもあった思い出の夢。
瞬く間に成長し、『もはや貴様は用済み』と、自分の前から去った孤高な少年。
誰の命令も受けず、誰かの定めたルールを真正面から否定し、全ての生物のランクを一段階下げた、神をも破壊する帝王となる前の少年だった彼と時代に過ごした夢。
風の噂では、去った後に瞬く間に世界の全てから畏れられる存在へとなったらしいが、あの日以降会うことは無かった。
自分の置かれていた立場もあったし、何より娘が生まれたのもあった。
それに彼は自分の居る地域を侵略しに来ることも無かったので、風の噂でしかその後の彼の事は知らない。
娘にはよく彼の事は話したせいなのか、それとも今結構自分がピンチだからなのか……そんな少し懐かしい夢から覚めれば、裏の世間を騒がす組織の者によって閉じ込められた暗い牢屋の中――――
「グギャァァァッ!?」
「な、何故お前が此処に――ヒギャア!?」
「よ、よせ! 俺達はアンタ達に何かした訳では――グガァ!?」
「………はて?」
の、筈が。何故か牢屋には今居なくて、聞こえるのは様々な断末魔。
ぼやける視界が徐々に目が慣れていくことでハッキリしていくと、彼女の目に飛び込んできたのは……。
「うぇぇ……! 食べられはしましたが、泥か何かを口に詰められるみたいな不愉快な味しかどれもこれもしませんよクウラ様」
「神器とやらのパワーを喰らってもあまりプラスにはならんのか……」
「なってる事はなってますが、やっぱりクウラ様のエネルギーには勝てませんって」
自分を捕らえた連中が必死の形相で命乞いをし、それを完全に無視して何やら話をしながら次々と葬る白髪と少女と紫髪の――そう、忘れもしない少年と同じ特徴を持った青年。
「は、母上~!」
「く、九重? 何故ここに……?」
何故か居る娘が泣きながら自分に抱きつくという、変な状況だった。
おいおいと泣く娘の頭を取り敢えず撫でつつ、裏的空間の二条城が普通に殺戮現場化している状況の理由を聞いてみると、九重はガタイが良さげな青年の首を片手でへし折ってそこら辺に投げ捨てたばかりの青年を指しながら、彼の――意外過ぎる正体を語った。
「母上、あの人はクウラとその配下の者達です。
私を助けてくれたばかりか、母上を助けるのに協力してくれたのです!」
「え、クウラ……?」
命乞いをする自分を拐った集団の女性一味を虫けらを見るような目で見下す青年を指差しながら、タイムリー過ぎる名前を呼ぶ娘に、母である八坂はドキッとした。
夢を見たと思ったら本人登場って、どんな物語じゃ……みたいな意味で。
しかし九重の言う青年をよーく見てみれば、確かにかつての面影だらけというか、放たれる気の種類がまんまそれだった。
「た、助けて……! そ、そうだ! あ、アナタ様の下僕となります! 私はかの有名な英雄の子孫です! きっとアナタ様のお役に――」
「言いたいことはそれだけか下等生物の虫ケラよ?
俺の配下の餌にもならん塵に価値なぞある訳がなかろう……死ね」
「そ、そんな! 助け―――あ゛!?」
自分を拐った一味とはいえ、逆に憐れに思えてくる程の全力命乞いを完全に無視し、人差し指の先から赤紫色の閃光を放って首から上を消し飛ばす、あの容赦無き姿も確かにそのまんまだ。
「ほら、母上の言っていたあの冷徹な態度はまさにクウラですよね?」
「そ、そうだの。
そうか、クウラがあんなに立派に……」
人間を簡単に消してる殺戮現場のど真ん中なのに、着眼点が微妙にズレてやしないかと思いたくなる感想の八坂。
そんなこんなで地獄に堕ちてもこんな面白い殺戮ショーは滅多に見れそうにもない、一方的過ぎる蹂躙は、逆に相手が可哀想になってくるレベルのまま終わった。
ちなみに、ここまでに掛かった総時間はクウラ達が京都に来てまだ半日も経ってない。
姉の黒歌の情報通り、よくわからん人間英雄の子孫を自称する変な連中のパワーを食べ尽くしてはみたものの、味からなにからがクウラよりも遥かに劣る代物で、あまりパワーアップの感覚はしなかった。
「クウラ様、完了致しました」
「うむ」
そんな事よりも只今白音は、自分の知らぬ所で思わぬ繋がりの疑惑がある八坂なる人物がいかほどの者であるかが気になって仕方ない。
どうでも良い連中を根刮ぎ始末してる間に黒歌によって救出された八坂なる人物はどうやら目を覚まして娘さんと再会できたみたいだが……と、完了報告をしながらクウラの様子を伺うと、彼は腕を組みながら八坂を見ていた。
「………………」
「ま、間違いない。クウラ……だな?」
「………………………」
娘が居るので当たり前だが、大人の女性の雰囲気を漂わせている八坂が無言のクウラに訪ねる。
それをクウラは何も答えず、石像の様な表情で見てるだけなのだが、それが却って彼女の中で確信へと至らせたのだろう。
プルプルと震えつつ立ち上がり、一歩一歩近づき……。
「クウラ……! こんなに立派な姿になって……! また会いたかったぞー!!」
「は、母上!?」
「なっ!?」
「ちょっ!?」
ピョーン――みたいな擬音でも出てきそうな勢いでクウラに両手を広げながら飛び付いた。
それはもう、子供みたいな顔しての行動なので誰しもがギョッとするし、そもそも噎せ返る様な血の香りが支配してる空間ではミスマッチにも程があった。
「ギャフッ!?」
「……………」
まあ、当然あっさりと避けられ、八坂は顔面から床に落下し、潰れた蛙みたいな事になったのだが。
「い、いつつつ……! な、何で避ける!?」
(いや、寧ろなんで避けないと思ったにゃこの人は……)
(何時もの母上じゃない。
や、やっぱり本物のクウラだ!)
(…………)
勢いよく身体を起こし、ぶつけた鼻を押さえながら赤い目で見下ろすクウラに憤慨する八坂を、黒歌は当たり前だろうと飽きれ、九重は本物のクウラなんだと目をキラキラさせ――――白音はジーっと無言で八坂を見ていた。
「俺を恐れぬその態度は変わらんか。
ふざけているというべきかなんというか……。雑魚に呆気なく捕まる失態を犯しているのはどういう事だ?」
そんな八坂にクウラは、やはり以前から知っていた様な口振りで話す。
言葉は辛辣なもので、八坂もうっと言葉を詰まらせたが。
「し、仕方なかろう? 出掛けていた娘を人質に取られてしまったのだから……!」
「フン、雑魚の言い訳だなそれは」
「うぐぐ、相変わらずいけずな奴め……!」
辛辣な言葉を貰ってもどこか気安い態度の八坂に、クウラは微妙な顔をいつの間にかしていた。
「そ、それにしても捕らえられていた時にちょうど昔のクウラとの日々の夢を見ていたのだが、まさかその直後に助けてくれるとは……。まさに運命を感じるぞえ……」
「偶然が重なった結果だ。
そこの小娘……お前のガキと出会してな」
「そうか……それでも嬉しいぞクウラ」
「フン」
微笑む八坂に対してクウラは無愛想に鼻を鳴らす。
こうして八坂は殺戮ショーの後に最速タイムで助けられる事になり、そのまま親子が住む屋敷へと移動することになるのだった。
思ってた以上にクウラ様を恐れてない。
やり取りを見て察した白音は自分でも驚く程に機嫌が悪かった。
それこそ八坂親子の根城に招待され、彼女の配下達にクウラが死ぬほど頭を下げられてるとかは良いとしても、八坂の自室に招かれ、改めて自己紹介をされた時は、負けじと主張しまくった程に。
「初めまして。クウラ様の唯一の配下!!!! である白音です」
「む……配下とな?」
「ええ、クウラ様の身の回りのお世話から何からさせて頂いてます」
「お世話……? ほーぅ?」
無言のまんまのクウラの横にぴったり引っ付きながら、ドヤ顔混じりで自己主張しまくる白音に八坂はクウラを見る。
「嘘は言ってないし、コイツの戦闘力はお前の遥か上だ」
「らしいの……。賊共を蹴散らしていたのは見ていた」
「ふふん」
「む……!」
クウラのお墨付きまで貰った瞬間、これでもかと勝ち誇る白音に、八坂も少しムッとなる。
「なるほどのぅ? あのクウラが部下として使っているとなれば確かに強さの方はわらわを越えているだろう。
そこは認めざるを得ないな」
「貴様は逆に平和ボケが過ぎる。
本気を出せば少なくとも魔王連中は蹴散らせる程度の戦闘力はある筈だろう?」
「不利な状況が重なってしまった――というのは言い訳にしかならないの……」
一時期パシりに使ってた相手なせいか、微妙に態度が他と違うクウラに、側で聞いていた黒歌が地味に驚きっぱなしだったりする中、八坂は苦笑いしながらクウラの言葉を受けて反省をする。
「今後はこのような事は絶対に起こさないと誓おう。………………………というか、もう起きようも無いだろうが」
「?」
ボソッと最後呟く八坂。
元々立場もあって、会うことはほぼ無理だったと思ってた所に、偶然とは言えこうして再会できた。
理不尽なパワーを持っていても、自信を砕かれ、精神的な迷子になった子供に思えてならなかった少年が、配下まで作って大きくなった。
娘も大きくなった今、ここでハイさようならと言えるほど、八坂のクウラ対する思い入れは実のところ浅くは無いのだ。
つまりそれは――――
夏休みも後半に、一旦自宅に戻って荷物やら何やらを取りに来たイッセーは、リアスの実家パワーによって豪邸化した我が家を出て何気なく……というより最早気になって仕方ない白音は何をしているのだろうと、町外れの兵藤邸よりも豪華なクウラの屋敷の周りをこそこそと歩き回っていた。
「小猫ちゃん……」
最早最近は寝ても覚めても小猫の事ばかりになっているイッセーの行動はストーカーのそれに近いものへとなっているが、主のリアスや仲間達には内緒にしていたので咎められる事も無い。
「えっと、確かこの時間は……」
こそこそと塀の上から庭を覗く。
時間帯からして庭の掃除をしている筈だ――という、よくわからない根拠を持って塀をよじ登る姿は泥棒かなにかにしか見えない。
しかし本人は単に白音が無事か確かめる使命感的なものに変換してしまっているので自覚が無い。
だから罪の意識は女子更衣室をクラスメート達と覗く時よりも感じてない訳なのだが……。
「…………」
イッセーが見たものは信じられないものだった。
「当たり前の様に何故ここに来るのですか……」
「引退をした事で所謂フリーというものになったからの。
それにここは世界の勢力達からしたら手が出せぬ場所。九重の身の安全の保証性は確かになるじゃろう?」
「百歩譲ってそれは良いとしましょうか。
……………………………ならば何故クウラ様の寝室に入ろうとしたりするのかな?」
「さぁ? 何故じゃろうなァ?」
「真面目に良くあんな真似が出来るわよね……。下手したら本当に殺されるかもしれないのに」
白音(イッセーにとっては小猫という名前)と、見たこともない金髪ボインの女性と黒髪のこれまたボインな女性が庭の真ん中でお茶を飲んで談笑していた。
「……………」
百歩、いや千歩、いやいや一億歩譲って白音はクウラの部下だからと納得はするが、ではあの残り二人のボインなお姉さんは一体何だ? イッセーはメイド服を着てる白音の胸が最後に見た時よりも大きくなってるのを目ざとく認識しながらも困惑する。
「………のう、向こうの塀からよじ登って此方を見ている
「げ、悪魔の眷属の一人じゃない。
何してるのよ……」
「あぁ、この前まで通ってた学校に居たひとつ上の先輩さんですね。
本当に何をしてるのやら……自殺願望でも持ってるのかな?」
そんなイッセーに気付いた三人だが、白音は当然として、クウラの下に実質殆ど居るような八坂と黒歌も、イッセーが覗いてるのを発見してもあまり相手にする気は無いようだ。
「しかし目障りではあるし、勝手に敷地内を覗いたという理由で手足でも切断してから送り返してみようかな。あぁ、でも金蔓相手が居なくなるのは困るな……」
「三大勢力達を実質支配するとはクウラらしいの……」
「本人曰く、『白音の餌として生かしてやったら、勝手に顔色をうかがっただけだ』って言ってたけどねー」
なんてガン無視状態で話をしている内に、クウラが屋敷の中から現れたので、イッセーは呼吸が止まる様な勢いで塀から飛び降りて身を隠す。
「何をしている?」
「あ、クウラ様。
アレです、例の先輩さんが何でかここを覗いてたましたので……」
「誰の事だ?」
「ほら、グレモリーさんの所の………えーっと、兵藤さんという赤龍帝の」
「……あぁ、餌になるかならんかよくわからん小僧か。
その小僧が何故ここを覗いていたんだ?」
「こっちを見て驚いておったぞ?」
「うーん、多分白音以外の女の人が普通な顔して居たからじゃないかにゃん?」
「かなりの女性好きですからね」
「意味がわからんな」
「そりゃクウラ様にはまだ理解できない話でしょうね……」
白音に言われてみれば確かに、現在自分の周囲は雌ばかりだったことに気付くクウラだが、やはりクウラだからかそれ以上の意味はこれっぽっちも理解していない様だ。
「で、その小僧は?」
「大急ぎで逃げたみたいですが、どうします? 追跡して始末しましょうか?」
「餌になりそうか?」
「いやー、多分何にもならないかと……」
追い掛けて消すかどうかの判断に微妙に困る程度と言われて舌打ちが止まらないクウラ。
別に殺して損は無いのだが、害があまりにも無さすぎて殺すにも馬鹿馬鹿しいのだ。
「まあまあ、今回は見逃してやったらどうだ? 例えばあの童がわらわ達の湯浴みしている所を覗いた時は仕置きでもしてやれば……」
「やりかねない気がしてならない例えね……」
「防犯カメラでも設置しておきましょうか……」
「理解できんな。
何故貴様等が風呂に入ってるという、どうにもならんくだらん状況を覗こうと思うのが」
「………………。いやあのなクウラ? 男と女というのはそういうものなんだぞ?」
異性に対する興味が完全に欠落しているクウラの身も蓋も無さすぎる言葉に、八坂は内心『こういう所は変わらずに子供だ』とか思いつつも、完全に未経験だという事を認識して若干顔がニマニマとしたものになっていた。
「戦闘力を上げるのに精を出すのも良いがの、少しはそういう事も覚えて置かないといけないぞクウラよ? ふふーん、なんなら教えてあげても良いぞ?」
「鬱陶しい、一々寄るな」
「むぅ、本当にいけずじゃなぁ……ふふふ♪」
「…………………………チッ、中古が」
「んー? 何か言ったかの小娘?」
「中古のオバハンが一々盛るなって言ったんですよ」
この光景をイッセーがもし見ていたら血の涙でも流しそう……。
そんなクウラ軍は多分本日も平和なんだろう。
「ちくしょう……ちくしょーッッ!!!!」
「ど、どうしたのよイッセー?」
「お、おっぱいに……おっぱいに囲まれてた! なんでだよ!? おかしいでしょう!? 世の中理不尽だ!!」
「えぇ……?」
そのイッセーは一人で叫んでて合流した仲間達にドン引きされていたらしいが。
「ぬぉぉっ!! ぐやじい!! くやじいよぉっ!!」
「な、何なのよ一体……」
「何か見てしまったのでしょうか?」
クウラ軍
側近・白音
パシリ
黒歌
九重
八坂
終わり
補足
餌にもならんかったまんまさようなら。
仕方ないね……。
その2
八坂さんの口調って地味に再現が出来ない。
資料漁るっきゃないって感じの探り探りなんでもう暫くお待ちを。
その3
あ、あのね? 元々イッセー君はクウラ様の脅威になる的ポジの予定だったの。
でもさ、でもだよ? DB世界で人造人間編が始まる前まではインフレのトップクラスに居たクウラ様がいくら弱体化した設定とはいえだぜ? ………流石にそれは無理にも程があるだろと思ってこんなストーカーキャラに……。
その4
で、こそこそ周りに内緒で覗いたらおっぱい祭りになってて、最強の10歳児にボロボロされて逆上し、ムキンクス化したセルみたいに悔しがってたとさ。
……………ただ、カウントダウンは始まってますがね。
もし間違って戦闘力のコントロールの訓練を施され中の九重たまを覗いちまった日にはマザーがマジギレするかも……。
クウラ様? そのマザーに引っ張られて嫌々付き合わせてるポジかなぁ……。
でも居るせいでトップの方々は完全に恐怖顔よ。
まあ、こんなマザーにニコニコされながらパシりさせてたせいなのか、白音たんを拾って育ててる時点で実は結構自覚無しなマイルドさを持ったらしいよ。
……敵と判断したら根絶やしは変わんないけど