色々なIF集   作:超人類DX

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そんなタイトルのふざけ続き。

マジでテキトー。

ていうか、軽い冗談


色々なサンプル
ハイパー別ルートのその後(おふざけ)


 人妻系がとにかく大好きという、性癖拗らせ青年が居た。

 

 その青年はまるで世界に嫌われているかの様に全てから敵意を向けられた。

 

 だが青年はそれでも足掻いて足掻いて……足掻き続けて何度も傷を負いながらも唯一味方であったドラゴンと共に生きた。

 

 そんな青年が何の運命の悪戯か、外史と呼ばれる世界へと落ちた。

 

 死にかけの傷を負い、外史へと落ちた青年。

 

 そんな青年と偶々出会い、救った少女。

 

 行く宛もある筈の無い、どこから来たのかもわからない得たいの知れない青年を迎え入れてくれた少女への恩を返す為に……傷によって失った力を取り戻す為に奮闘する青年。

 

 少女が周囲から陥れられた時は敵に強烈な恐怖を植え付ける程の活躍を相棒の龍と共にし、姓や名を捨てざるを得なかった少女を守る為に他勢力へと渡ったり。

 

 地位も名も捨てて普通の少女となってから共に過ごしていく内に――いや、それよりも前から徐々に青年に惹かれていった少女は、降った先の勢力に居た青年好みの女性に鼻の下を伸ばしている姿に悲しくなったり。

 

 けれど、ある晩、降った先の勢力のトップに居た――青年と同じく未来という世界から来た青年が仲間の女性達と宜しくやっているのを、青年と一緒に目撃してしまい。かなり気まずくなったり。

 

 気を利かせようとしては空回りする青年に、思い切って告白し、夜を共にしたり。

 

 その出来事を経て改めて想いを伝えたら、青年が受け止めてくれ………その日以降、二度と他の女性に現を抜かさなくなったり。

 

 嘘みたいに女性関連のだらしなさが無くなり、少女だけを一心に愛した青年との日々が幸福だったり。

 

 

 これから先もこの幸福が続きますように……。少女の願いはただそれだけとなり、月日は流れ……。

 

 

「正直戻る理由も無かったが、戻ってしまったか……」

 

 

 青年とドラゴンは帰還する。

 抗い続けた世界へ。

 

 

「ここが一誠さんの生きる未来という世界……」

 

 

 青年とドラゴンに近しかった者達と共に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 後悔という言葉を表現するなら、まさに今がそれだ。

 赤髪の悪魔の少女とその仲間達は、自分が見捨ててしまったとある仲間の青年が世界から消えた直後に全て正気に戻る事でその念に苛まれ続けた。

 

 

「………。先輩が住んでいたアパートに先輩が居ました」

 

「!! ほ、本当に?」

 

 

 元凶となった男が青年によって始末される事で、暫くした後に正気に戻された少女とその仲間達は青年を探したけど見つからなかった。

 

 何年も探しても見つからず、その後勃発した戦争によって殺されてしまった赤髪の悪魔とその仲間達は、何の偶然か、逆行をし、人生をやり直していた。

 

 再集結し、今度は間違えないと誓い、青年を探した。

 しかし見つからない。

 幼少期の青年と接触し、今度は間違えない信頼関係を結ぶ予定だったのに、肝心の青年が発見できず、遂に今日まで時間が掛かってしまった。

 

 だが仲間が青年を発見した。

 

 その時点で赤髪の悪魔は他の仲間達と共に早速青年と接触しようと行動しようとしたのだが……。

 

 

「記憶にない……私と背格好の変わらない女性と一緒に住んでいるみたいです」

 

「……………は?」

 

 

 その言葉に赤髪の悪魔は止まった。

 見知らぬ女と一緒に居るという言葉自体が信じられないといった様に。

 

 そして確かめてみると、確かに記憶と違わぬ姿の青年は小柄な白髪の少女と幸せそうに暮らしていた。

 

 

「誰よ……あの子?」

 

「わかりません……。ですが、先輩はとても彼女の事を大切にしているのだけは間違いないかと……」

 

「…………」

 

 

 調べていた仲間の少女もショックを隠せない様子で、震えた声で話している。

 赤髪の悪魔は狭いアパートで楽しげにご飯を食べながら話をする青年と、まったく見覚えもない少女を茫然と見る事しかできない。

 

 自分達の入る余地なんてありえないとばかりに……。

 

 

 その後どうなったのか……? 青年がどうやら記憶を保持していると知ったり、尚のこと謝らなければならないと接触しても、怒るもせず、邪見にもせず、ただただ平淡とした態度をされて困惑させられたり。

 

 

「あ、あの……その子はどなた?」

 

「え、えっと、私の名は月と申します。

一誠さんとは―――」

 

「嫁さんっす」

 

『はぁっ!?』

 

 

 アッサリと月という名前らしい少女との関係性を教えられて精神的トドメを刺されたり。

 

 

「あんまり大勢で押し掛けないでくれる? 月の身体やお腹の子に悪影響になるし。

あんまりしつこいと、ボクが出るとこ出るよ?」

 

「こ、子供……」

 

 

 遅すぎた現実を突き付けられ。

 

 

「そういう訳だ悪魔のガキ共。

一誠は最早貴様等とは関わらん」

 

 

 分離出来る最強のボディーガードに阻まれ。

 

 

「妙な真似をするならこの星こと華蝶仮面一号とドライグこと二号が成敗してくれるぞ?」

 

「……………」

 

「またアンタはっ!

そんな事にドライグを巻き込まないでよね!」

 

 

 そんなボディーガードの横に居る少女達に軽くげんなりしてたり。

 かつての仲間達は最早触れることもできなかった。

 

 

「余計な事を覚えている様だが、心配するな。

お前達には指一本触れさせやしない」

 

「ああ、ドライグの言うとおりだ。

なぁに、姓も名も捨てたが、元・趙子龍が付いているのだ。大船に乗ったつもりで居ろ。はっはっはっ!」

 

「もー、そんな事言いながら然り気無くドライグさんにくっつくのはずるいよ星ちゃん!」

 

「二人ともよ! ドライグが困ってるんだからやめなさい!」

 

「…………………」

 

 

 どこで間違えたのか、パパ属性に覚醒したドラゴンにドはまりしてしまい、普通についてきてしまった子達も居たので余計に。

 

 

「姓や名を捨ててまで付いてきた時点でマジだぞあの子達……」

 

「俺にどうしろと言うのだ……」

 

「いやほら……人型に変身可能になったんだから――」

 

「ぼ、ボクは別にいいからねっ!? ど、どうしてもドライグがそうしたいっていうのなら抵抗しないけどっ!」

 

「詠ちゃん……そろそろ素直になろうよ?」

 

「違うってば月! 確かにドライグには感謝してるけど、別にそんな意味じゃないし!

そ、そりゃあボクみたいなのにも優しくしてくれるし、困ってた時も助けてくれたし……素直になれなくてもドライグはわかってくれるけど……」

 

 

 

 

終了




補足

集計してみたら結構割れてたという。

うーむ、どうするか……とか言いつつこんな風に時間稼ぎで別のもんやってるっつーね。


その2
月様ルートは恋ちゃまルートとそんな変わらない。

……あ、やべぇ。恋ちゃまルートの続きが中途半端にあるんだった。

……どーすっかな。

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