色々なIF集   作:超人類DX

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続き。

大人の女性にはドン引きされるけど、逆に…………


今日のお仕事

 直の戦闘は化け物だが、デバイスの訓練は相も変わらずポンコツであり、万年Cランクの名を欲しいままにしているイッセー。

 

 デバイス自体がそもそもデバフにしかならない代物だから、苦手とかいう以前の問題なのだが、だからといってサボったりはせず、隊長陣の下で他の六課の面々と訓練に勤しむのだ。

 

 そんな日々を送る機動六課は本日、ミッドチルダにあるとあるホテルの警備任務が言い渡された。

 

 ホテルの内外に潜入し、オークションに出品される管理局認可済のロストロギアに釣られて襲撃してくるガジェットドローンを叩き落とす――と、要約すればそんな内容のお仕事だ。

 

 

「ホテル内を警備する者は、他のお客さんに違和感を持たれないように正装せなあかんでー?」

 

 

 そう説明したのは隊長のはやてであり、なのはとフェイトにドレスを渡し、はやて自身も既に着替えていた。

 この三人がホテル内部の警備を担当するという意味らしいのだが……。

 

 

「うーむ、あのちんちくりんだった子達がドレスの似合うお年頃になるとはなぁ」

 

 

 外部警備を担当するイッセーは、正装姿の三人の娘さんを見て、親戚のおじさんみたいな感想を感慨深そうに呟いていた。

 

 事実その程度には年も離れているし、はやて、なのは、フェイトの幼い頃を知っているので余計にそう思えてならない。

 もっとも、思ってた反応と違うとなのはとフェイトは膨れてるが……。

 

 

「どうせならイッセー君もホテルの中の警備にすれば良かったやん。

選ばせた私が言うのもなんやけど」

 

「あーパスだパス。

そりゃ、そのホテルに来るであろうマダムと親密になれそうなチャンスではあるけど、今日は一応仕事だしな」

 

「なんで今日に限って真面目なの……?」

 

「意味がわからないの……」

 

「だって二人が居たらナンパどころじゃなさそうだもの」

 

 

 ジト目の二人にヘラヘラと笑うイッセー

 三人に言った通り、ホテル内部の警備ならば、合間に良さげな貴婦人のナンパが出来るが、特になのはとフェイトが近くに居たら間違いなく邪魔されるのが分かりきっているし、一応遊びでなくて仕事なので確実にガジェットドローンを破壊できる外での警備の方が効率が良い―――と、イッセーにしては意外にも真面目な理由があった。

 

 

 

「あの鬱陶しいドローンは確実にぶっ壊すから安心しな」

 

「「…………」」

 

「真面目になるタイミングがいっつもズレるせいで二人も大変やなぁ……」

 

 

 こうしてますます変に拗れていく娘さん二人が不穏なものの、任務の場所であるホテルへと移動するのだった。

 

 

 

 

 

 超絶不機嫌となった娘さん二人を引っ張る形ではやてがホテルの中へと入っていったのを確認した後、前線フォワード陣に加わったイッセーは、普段よりちょっとマシ程度な真面目さでホテル外部の警備をしていた。

 

 マシ程度な真面目さではあるが、フォワード陣からしたら驚くものであり、普段のちゃらんぽらんさが寧ろ嫌だと思ってるティアナに真顔で……。

 

 

「あの、失礼を承知で言いますけど、頭でも打ちました?」

 

 

 逆に心配されてしまう始末であった。

 

 

「兵藤教官なら間違いなく隊長達と内部の警備に行くと言って、招待客の女の人に声ばっかかけて仕事なんてしないと思ってましたので……」

 

「えーっと、私もティアと同じ事おもってました。

ホントにどうしちゃったんですか?」

 

「あ、あのね、これでも一応これで金貰って飯食ってるって自覚はしてるんだぜ?」

 

 

 ティアナに続いてスバルにまで薄気味悪がられしまったイッセーは、『仕方ないとはいえ、相当アホに思われてたんだな……』と、改めて自分の軽さを自覚して軽く凹んでしまう。

 

 

「今のところガジェットの反応は無いみたいですね」

 

「このまま来ないに越した事はないが、引き続き警戒して行こうか」

 

「………。いやホント熱とかありませんよね教官?」

 

「……………………。俺そんなちゃらんぽらんに見えた?」

 

「「凄く」」

 

「Oh……」

 

 

 言ってることは至極まともなのに、それが逆に違和感を二人に持たれる程度にはアホに思われていたイッセー。

 

 

「この前もアインス隊長にセクハラしてましたし」

 

「ち、違うっつーの! あ、アレはだな……!」

 

「ですが、アインス隊長はとても恥ずかしそうでしたし、どう見ても強要させた様にしか見えませんでした」

 

「本当に違うんだってば! 俺は確かにアレだけど、友達には結構紳士なんだぜ!?」

 

 

 それでも警備の手だけは抜いてはいないのだが、二人の大人になりかかる少女にそこまてアホに思われていたのはそれなりにショックだった。

 

 

(ちくしょう、こんなんだから朱乃ねーちゃんに振られたのかなぁ俺……)

 

 

 思わず過去の苦い思い出が頭を過る。

 とはいえ、今更直そうにも既に三十路間近となってしまったし、直す気があるかと言われたらそうでもない。

 

 これが自分であり、個性であるのだから……。

 

 

『ロングアーチより各員に通達します! ガジェット出現!』

 

「! 教官……!」

 

「俺も聞いたよ。

こんにゃろ、こうなったら全部ぶっ壊してやるぜ」

 

 

 その精神が永遠の進化をもたらすのだから。

 

 

 

 

 

 

 怪物。

 最強の戦闘人間。

 不可能を可能にしてしまえる男。

 

 

 兵藤一誠という人が六課に配属される直前、出回った情報を聞いた時は、どんな怖い人なんだろうと思った。

 けれど実際に会ってみれば、良い年したチャラい人という感想しか出てこないし、実際問題本当にちゃらんぽらんだった。

 

 生身の強さは訳がわからないくせに、デバイスの扱いは三流以下。

 それでいて自分かそれ以上の年の女の人を見つけては下手にも程があるナンパを仕掛けて玉砕。

 

 こんな人が本当になのは隊長やフェイト隊長達の恩人かつ憧れた人なのか……甚だ疑問だ。

 

 

「光化静翔モード・デスメタルバージョン!!」

 

「きょ、教官が分身してる!?」

 

「……デバイスは使用してないみたいね」

 

 

 確かに生身の強さは噂に違わない。

 本当に人間なのかと思う異常な真似を平気でするし、今だって30はあったガジェットドローンを謎に分身しながら一瞬で破壊している。

 

 

「あ、ああいうことも教官から訓練されたら出来るのかな?」

 

「…………さぁ? あの人だけが特別なんじゃないの?」

 

 

 スバルがドン引きしながら私に聞いてくるけど、一生掛かっても無理だと思ってる。

 あの人が単にそういう面での才能がずば抜けているだけで、私の様な凡人では絶対に無理。

 

 思わず冷めた調子でスバルに返してしまいながら、一応一緒になってスバルとガジェットを破壊するのだけど、正直私達は要らない気がしてならない。

 

 

「アインス! そっちはどうなってる?」

 

『問題ないよ。こっちも私とザフィーラで沈静化させたから。

ただ、ザフィーラが『筋トレが足りないからまたイッセーに速さで負けてしまった!』って一人で落ち込んでる……』

 

「…………。アイツは何時からマッスル信仰キャラになっちまったんだよ。

最初会った頃はもっと普通の奴だったろうに……」

 

 

 ただの拳で叩けば粉々に。

 ただの脚で蹴り飛ばせば星になり。

 

 

「向こうも大丈夫らしいぞ。警戒は続けるがな」

 

「はぁ、それにしてもさっきの分身の術みたいたのは?」

 

「アレか? 超速く動く様に修行したら出来るようになったんだよ。

キミ等もできるぜ?」

 

「ホントですかっ!? ティア聞いた? 訓練したら出来るんだってさ!」

 

「あーうん……そうなんだ」

 

「? どうしたの? さっきから上の空だけど……」

 

「別に……」

 

 

 ちゃらんぽらんで、どっちかと言えば好きではない性格の人だけど、強い。

 私と比べるまでもなく……それが少しだけ私は悔しい。

 

 

「何だ、ひょっとして腹でも減ったか? コーラ飴ならあるけど要るか?」

 

「別にお腹は減ってません……。

あ、でもコーラ飴は貰います」

 

「教官教官! 私も私も!」

 

「おう、ちゃんとあるから慌てるな」

 

 

  ちょっとでも元気が無いのをすぐ察してくるのも悔しいし、貰ったコーラ飴が無駄に美味しいのも悔しい。

 

 

『大丈夫皆? ガジェットが出現したみたいだけど……』

 

『こっちは大丈夫』

 

『こっちも大丈夫だぜー……ちゅぱちゅぱ』

 

『殆ど教官が撃退しましたのでー……ちゅぱちゅぱ』

 

『引き続き警備を続けますので、隊長達もお願いしますー……ちゅぱちゅぱ』

 

『え、うん……わかったけど、イッセー君とスバルとティアナは何か食べてるの?』

 

『飴。小腹が空いたけどこれしか持ってなかった』

 

『教官から貰いました』

 

『無駄に美味しいです』

 

『あはは、私達も昔よくイッセー君から飴を貰った事を思い出したな?』

 

 

 …………ハッ!? な、何をしてるのよ私!? 教官から普通に飴貰って食べちゃってるなんて……!

 と、とんだ不覚だわ……!

 

 

「お!? ポケットの中調べたら、地球で買いだめしといたブ◯ックサ◯ダーもあったぞ! しかもちょうど三つも! 食うか?」

 

「この前食べさせてくれたお菓子ですよね!? 食べる食べる! ティアナは?」

 

「ぐっ…! た、食べる……」

 

 

 で、でも教官がくれるお菓子って基本美味しいのよね……。

 い、いやお菓子で釣られる程私はチョロくないわ!

 

 

「この小ささが絶妙なんだよなー」

 

「地球のお菓子って凄い……」

 

「もぐもぐ……」

 

「ほら、あのティアナがあんな美味しそうに……」

 

「ハッ!? ち、違うわよ! 別にお菓子くれたからって教官がちゃらんぽらんじゃなくなる訳じゃありませんから! も、もうひとつくれたら考えてあげないこともありませんが!」

 

「……フッ、パイン飴ならあるが?」

 

「それで今回は手を打ちましょう!」

 

 

 ええ、絶対に違うわ。

 ………………………………でもパイン飴美味しい。

 

 

「にへへ……」

 

「なんだろ、この子が親目線的な意味で段々可愛く思えてきたな」

 

「教官と知り合ってからティアも結構変わってきましたからねー」

 

 

 

終わり

 

 

 

オマケ

 

 少し先の未来。

 

 

 

 本当に紆余曲折あって、独身のままシングルファザーになってしまった元風紀委員長のイッセーくん。

 

 ヴィヴィオという名となった少女にパパと呼ばれて当初は色々な意味で凹んだけど、今となってはそれても悪くないのかもしれない…………なんて思いながら、ヴィヴィオのお母さんとなる者を引き続き探していた。

 

 が、当初は母親について聞いてきたヴィヴィオも、最近では『ママは別に要らないと思う』と言い出し始めていた。

 

 それは母親役に立候補したのが拗らせた魔法―――少女というにはそろそろ年齢的にアレな気がする娘さん達だったり、他よりもリードし過ぎて逆にヴィヴィオから警戒されてしまってる管理人格さんだったり、土下座の姿があまりに必死過ぎてドン引きして断ってしまった寮母さんだったり………とにかく前途多難だったのだ。

 

 

「なんて事だ、最終兵器であるはやてちゃんすら駄目なのか……」

 

「………。アレからなのはちゃんにもフェイトちゃんにも、ヴィヴィオちゃんからも凄い目で見られる様になってしまって、大損こいたんやけど……」

 

「その埋め合わせは絶対にするから許してくれ。

…………マジでどうしよ」

 

 

 イッセーにとっては家庭的だし、素で接しても自然体にもなれる最終兵器ことはやてですら駄目だった。

 

 最早これは無理なのでは? そう思わざるを得なかったイッセーだが、ここに来て真の最終兵器が存在していたことを思い出した。

 

 

「……………。今までで一番の適正の人が居たわ」

 

「まだ居るのかいな? 知り合いに片っ端からナンパしてるようでアレやで?」

 

「俺がどう思われようが関係ないぜ。

母親が居ないなんてヴィヴィオに寂しい思いはさせられねぇからな……!」

 

「…………。そのヴィヴィオちゃんが問題なんやけどなー……」

 

 

 呆れるはやてを他所に、持ってるだけでほぼ使用しない携帯端末を取り出したイッセーは、数少ないメモリー登録されている者へと連絡する。

 

 そして―――

 

 

「お久し振りで恐縮ですが、単刀直入に言いますよ――――――俺と結婚してください!!!」

 

「……………………はい?」

 

 

 わざわざ頼み込んで六課へと来て貰ったその人物に……イッセーは前置きなしに告白し始めた。

 ………言われた側はポカンだし、土下座までし始めるイッセーの後ろにはしらーっとした目で見てる少女達が居るのだが。

 

 

「あのー……イッセー君? 久しぶりだからってからかってるの?」

 

 

 ポカンとしていたこの人物は、イッセーの就職斡旋をしてくれたリンディ・ハラウオン。

 既に成人した息子……六課配属になる前は兄弟分みたいな関係で仕事を共にしてきたクロノ・ハラウオンの母であるし、フェイトの義母でもあった。

 

 ここ暫く仕事の関係で会ってなかったリンディも、クロノの兄貴分として意外と立派になってるイッセーの突然告白に困惑するしかない。

 ついでに後ろからジト目でこっちを見てくる少女達にも困惑しかないし、その中にははやてすら混ざっていた。

 

 

「事情はわかったけど……だからって私なの?」

 

「いや寧ろリンディ姉さんしか居ねぇ! 第一印象からそもそもストライクだったし!」

 

「………あー」

 

『………』

 

 

 確かに初めて会った時もめっちゃナンパされたわね……一緒に居たなのはちゃんが凄い目してたけど。

 

 と、成人した息子を持つ母親とは思えぬ若々しい容姿のリンディは、少女から女性へと成長したなのはやフェイト達の無言の圧力に困りながら取り敢えずやんわりと断った。

 何せその事情となる少女ですら、断れこんちくしょーみたいな目なのだから。

 

 

「あのね、そう言ってくれるのはとても嬉しいのだけど、私みたいなおばさんより、もっと若い子の方が良いわ。

例えば後ろの子達とか……」

 

「若すぎる! いや、ヴォルケンリッターはそうでもないけど、リンディ姉さんの色気には勝てねぇ! 結婚して! お願い!」

 

(う、うーん……。正直結構悪い気はしないのだけど、フェイトやなのはちゃん達が昔からイッセー君の事を好いてるって知ってるだけに断らないと駄目よねこれは……)

 

 

 顔とか性格ではなく、亡き夫になんとなく雰囲気が似てなくもないと思ってるので、悪い気は決してしないリンディだったが、年長者としても心を鬼にしてお断りする。

 

 

(それにしても、はやてちゃんまであんな顔するなんて……まったく、アナタはまた自覚しないでやったのね? 罪作りというかなんというか……)

 

 

 それでも断られて凹んでるイッセー……それとそんなイッセーに色々言ってる女の子達の態度を見てリンディはため息を漏らす。

 出会った当初、まだ幼かったクロノがすぐ懐いたのもそうだが、とことん子供タラシな気質は全く変わってない。

 

 

「も、もう駄目だ……おしまいだぁ! リンディ姉さん以上の知り合いは俺には居ねぇ……!」

 

「大丈夫だよパパ、ヴィヴィオは……私はママが居なくたって平気だよ? パパが居るんだもん」

 

 

 某伝説の野菜人の極悪さと強大さをキャッチしてしまってヘタレてしまった王子の如く塞ぎ混んでしまったイッセーを、妙に嬉しそうに――されど急に母性じみた表情で慰めるヴィヴィオ。

 

 

「…………あはっ♪」

 

『!?』

 

 

 

 ……………イッセーが見えてない所で、なのは達に向かって絶妙に勝ち誇った表情を見せてる辺り、急激に変な方向に成長してしまってる気はしないでもない。

 

 

「ほら、今日は私がパパのお嫁さんになってあげる!」

 

「お、おう? ど、どうしたヴィヴィオ……?」

 

「だって私がママの事を聞いたせいでパパが大変だったんだもん。

ごめんね……? だからぎゅってしてあげる!」

 

『あーっ!?!?』

 

 

 ヴィヴィオの様子が大人びてるので、若干戸惑うイッセーは、そのままヴィヴィオの小さな身体に抱かれた。

 その瞬間、見ていた女の子達が一斉に大騒ぎしてしまったのはいつも通りだろう。

 

 

「ね、ねぇヴィヴィオ? あっちで少しお姉さん達とお話しよっか?」

 

「や」

 

「で、でもイッセーが困ってるから……ね?」

 

「やっ!」

 

「お、お母さんって呼んで―――」

 

「ぜったいやだ! ママなんて要らない! パパだけで良い! 誰にも取られたくない! だから私がパパのお嫁さんになる!!」

 

 

 

 

「…………………。俺結婚に関して詰んでないか?」

 

「多分……。どうすんねん? 程度は違えど、確実にフェイトちゃんとなのはちゃんの子供の時と同じやんあの子……。

はぁ……あれだけ私に言っときながら、イッセーくんもイッセーくんでリンディさん口説こうとするし、めっちゃ複雑やったわぁ」

 

「わ、悪い悪い……。もういっぱいいっぱいでよ……」

 

「ま、ええけど、それがイッセーくんやし? でもこの前のドキドキに関してどう責任とってくれんねん?」

 

「アレだ、その気があるなら駆け落ちすっか? 説得力なんてないと思うけど、キミならホント自然体で居られるから居心地が良くてしょうがねぇや」

 

「そういう事を平気で言うなや………ばか」

 

 

 素で居心地が良いはやてに変な事を口走るのもいつも通りだし……。

 

 

「はやてちゃん……?」

 

「こそこそ何を話してるのかな?」

 

「主ですけど、これとは別ですよ?」

 

「………………お話しようよ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「……………アカン、詰んだわ」

 

 

 何気に横から抜き去る面が多いはやてが集中攻撃されるのもいつも通りだった。

 

 

 

嘘だよ




補足

絶妙にコンプレックスに対して無自覚に中和剤をぶちこんでる。

…………いや、ティアナちゃまがチョロいのかこれは。

その2
昔の大阪のおばはんみたいにすーぐ子供に飴渡そうとするのは、風紀時代からの癖ですね。


その3
リンディさーん! 俺だー! 結婚してくれー!


 結果玉砕。
 というか、拗らせ少女達が後ろから念を送りまくってたのも原因。

そしてママ要らないを完全にしちゃっただけではなく、飛躍してしまった聖王クローンちゃん。

 ちなみに、戦闘スタイルが完全にパパの影響を受けるので、成長しても泥仕合に対する対応もできるし、なんなら真正面からぶん殴るスタイルだし、慣れるという適応能力も半端ない。

そして成長するにつれてパパにマジになっていく義娘が、マジでそろそろ婚期がヤバイ女子達と張り合う姿に、未だ独身であろう彼は…………覇王様辺りにまた懐れて余計結婚とか無理なんじゃないかなー……

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