色々なIF集   作:超人類DX

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連続番外ラスト。


今回はこれ


番外6

 別の道を歩んだ三馬鹿の始まりは、まさしく筋肉モリモリマッチョマンの変態に無理矢理外史なんて呼ばれる世界にすっ飛ばされた事から始まる。

 

 マッチョの変態曰く、ご主人様とやらの助けになるまで元の世界には返さないという、まことに身勝手な理由で飛ばされたので、当然後日そのマッチョマンは半殺しにするのは決定事項にしても、三馬鹿はこの外史の世界が、性別が主に違う三国志の世界であると知った時は、特に曹操の子孫である神牙という青年が、泡を吹きながら気絶してしまった訳で……。

 

 だって、史実とは違う外史とはいえ、ご先祖様である曹操が金髪碧眼美少女だったのだから……。

 

 挙げ句の果てに天の遣いなのかと問われたので、馬鹿正直に未来から来たなんて言ってしまったものだから、その美少女曹操に興味を持たれてしまい、部下として引きずり込まれてしまう始末だった。

 

 その際、確かに美少女だけど、ちんまいのとお胸が足りないから部下なんて嫌だ―――と、三馬鹿の中でも性癖に正直過ぎる一誠が言ってしまったものだから、美少女曹操と彼女を崇拝する部下達に危うく切り殺されかけたりもしたし、あまりにもハッキリ言う男が曹操的には新鮮だったのか、気づいたら一誠はその曹操の傍に居なきゃいけない位置に置かれてしまった。

 

 

 それにより、しょっちゅうその曹操さんと一誠が漫才みたいなやり取りの口喧嘩ばっかりする様になったり、天然白龍皇のヴァーリはヴァーリで、曹操さんの親戚筋の少女達に天然をやらかしてしまったりと……本物の天の遣いを探すどころではなくなってしまった。

 

 

 だから三馬鹿の一応のまとめ役にて、曹操の子孫である神牙が二人よりもある程度自由に動ける位置に付き、何とか上手いこと天の遣いに接触する機会を伺っていたのだけど、この神牙も神牙で意外にもアホの子だったらしく、自分が子供の頃から憧れた三国時代を生きた者達に、眠っていた人材発掘癖が爆発してしまったのだ。

 

 お陰で今の神牙は曹操軍の中でも最高峰の戦闘能力を持つ部隊を組織する事になり、その部隊長にまでいつの間にか出世していたのだ。

 

 

 やはりどこかが其々抜けているせいで、三馬鹿は三馬鹿だった。

 

 そしてこれは、中々モノホンの天の御使い様に会えない三馬鹿の番外話である。

 

 

 

 

 

 

 曹操軍・独立警備隊。

 いつの間にかそう呼ばれる様になったこの団体を組織したのは、曹操の子孫である神牙だ。

 

 原初の神滅具を宿し、散々な幼少期を過ごすことになっても、持ち前の馬鹿――いや、ポジティブさで乗り切り、遂には同じような境遇である二人の親友と出会い、共に馬鹿をやりながら気ままに生きるまでになった彼の本来は、曹操の子孫をこれでもかと主張し、自身と同じ英雄の子孫達を束ねた英雄派の長となる筈だった。

 

 だが、先も述べた通り、この物語の彼はアホみたいなポジティブさと、英雄よりも友達が欲しいという様な願いを持っていたので、英雄の子孫を見つけて勧誘することもしなかった。

 

 つまり、神牙は英雄の子孫であり、ジャンクフードを愛する普通の若者だったのだ。

 

 そんな若者が、親友と呼べる二天龍を宿す青年二人と性別からして滅茶苦茶な三国時代に褌変態マッチョマンに飛ばされてしまい、紆余曲折あってご先祖様の軍で働く事になった訳だが……。

 

 

「各所に散らした諜報員からの報告です。

現在天の使いを名乗る者――北郷一刀は義勇軍と呼ばれる者達と共に各所を放浪している模様です」

 

「その義勇軍に数人程諜報員を潜り込ませたので、引き続き彼らの動きを神牙様に届けます」

 

 

 元々眠っていた先祖譲りのカリスマ性が大爆発し、神牙自身が直接選定した人材によって構成された独立警備隊は、どこの部隊よりも統率が取れたものへとなっていった。

 

 

 

「わかった、ご苦労だ。

無理はするなと伝えられたら伝えてくれ」

 

「御意!!」

 

 

 その統率の完璧さと、個々の戦闘力の高さは凄まじいものがあり、つい最近曹操が開催した各部隊対抗の模擬戦においては、他の部隊を圧倒し、上位の順位を総なめにする程だった。

 

 これには見ていた曹操――真名を華琳や側近達も驚いていたし、華琳に目を付けられて下手なことができなくなってしまった一誠や、華琳の親戚筋の者達に捕まってて同じく身動きが取れないヴァーリからは――微妙な顔をされた。

 

 

「ふふん、一誠とヴァーリがもはやアテにならんからな。

これで少しはあの二人も俺を見直すに違いない……」

 

 

 自身が、兵士(ソルジャー)諜報員(エージェント)を兼ね備えた人材にまで育てた構成員達が、つい最近華琳から与えられた部隊の宿舎の天幕を後にするのを見送った神牙は不敵に笑みを溢す。

 

 その表情は、ほんのちょっぴりだけ華琳に似てなくもないのだけど、言ってる事を簡潔にまとめれば、最近自分の事を馬鹿にしてくる一誠とヴァーリを見返したいという、実に子供じみたものだった。

 

 

「北郷一刀か……。

神器使いではなさそうだが、多分未来から来たのは俺達と共通している筈。

恐らくは史実の知識を使ってなんとか今を乗り切っているのだろうな……。

でなければ、あの変態マッチョ男が俺達に助けになれだなんて言うわけもない」

 

 

 しかし実際は一誠とヴァーリの二人よりはまともに天の使いについて調べているし、着実に天の使いに近づいている。

 

 

「ふっふっふっ……。

上手く行った暁には、アイツ等の財布がスッカラカンになるくらいのジャンクフードパーティをしなければな…………わっはっはっはっー!」

 

 

 ある意味飛ばされてから一番働いてる男――それが神牙だった。

 ………まあ、ジャンクフードに思う存分ありつく未来を夢想して馬鹿笑いをしてるせいで、あまり締まりはないのだけど。

 

 

「さて、史実ならそろそろ始まる頃合いだ。

その時になったら直接接触する機会もある筈だからな……。

ここだけは失敗は許されないぞ……」

 

 

 そんな訳で、割りと上手いこと神牙だけが立ち回っていたりする現状。

 近い内に始まる大きな戦争を利用する気満々な事を一人でニヤニヤしながら言ってる様はちょっとアレだけど、こうでもしなければ何時まで経っても帰れないのだから、利用すべきものは利用しなければならない。

 

 その為には、飛ばされた影響なのか、それともあの変態マッチョ男のせいなのか、万分の一にまで落ちた自身の力を鍛え直さなければならない。

 

 ……一応この部隊に属する部下達への威厳を保たないといけないという意味もある。

 

 そんな訳で、三人の中では素の身体能力が一番しょぼい神牙は、宿舎の中にある小さめの訓練場で独り訓練を開始するのだった。

 

 

 

 

 

 

 

『俺はやらなければならない事がある。

だけど、俺一人ではその大義は果たせそうも無い。

だからこそ俺は――――キミが欲しい』

 

 

 彼女が最初に彼を知ったのは、彼が曹操の命によって警備隊を組織することになった時であった。

 この当時、彼女は曹操軍に志願する一兵士に過ぎなかったし、曹操の統率力の取れた軍の一員になる事は嬉しいものであった。

 一緒に曹操軍に入る前からの腐れ縁である者達は、あまり使命とかに燃える様な性格ではないにせよだ。

 

 だが、そんな曹操へ誓いかけていた忠誠心は――彼の出現によって消し飛んだ。

 

 華奢に見えた単なる男だと思っていた彼の放つ輝き。

 ちょっと体力が無くて、息切ればっかりするけど、訓練の模擬戦において自分を下してみせた力。

 

 なにより、上記の台詞を爽やかに笑い、手を差し伸べながら言われちゃったものだから、彼女――楽進こと真名を凪は、完全という意味で神牙に忠誠を誓った。

 

 その忠誠っぷりは、最早ワンちゃんみたいなレベルであり、正直華琳よりも強いものだった程に。

 

 

「神牙様、訓練ですか?」

 

「凪か。

ヴァーリと一誠が身動きがとれない以上、俺が何とかしないとならないからな。

ふんぞり返ってる場合ではない」

 

 

 ただ椅子にふんぞり返ってるだけなら、凪もここまでの忠誠を誓うことはなかっただろう。

 誰よりも先んじて力を磨こうと努力を惜しまないその姿こそ、凪が絶対的な忠を示す理由なのだ。

 

 

「では、私にもお付き合いさせて頂いても宜しいでしょうか?」

 

「勿論だ。

俺達の隊で一番の進化をしたのが凪だからな。

今の俺とまともにやれるのは―――キミだけさ」

 

「!」

 

 

 神牙の優しげな漆黒の瞳に、凪は心臓が大きく鼓動するのがわかった。

 自分を欲しいと言って手を差し伸べてくれた時と同じ目……。

 

 期待してくれているというその目が凪にとっての今の全てだったのだ。

 

 

「ふっ、では……手合わせ願おうか?」

 

「は、はい! 参ります!」

 

 

 そしてこの時間が凪の一番好きな時間だった。

 今の自分をからかってくる真桜も沙和も居ない……神牙と邪魔の無いこの時間が。

 

 

「はぁっ!!」

 

「良いぞ、扱う氣の総量が増えている……!」

 

「神牙様のお力になる為にはまだまだです……!」

 

 

 氣を扱う事に長けている凪の攻撃を自身の肉体のみで避ける神牙。

 切り札である黄昏の聖槍を使わないのは、純粋な身体能力の底上げの為。

 練り上げた氣を放つ凪の攻撃を掻い潜り続ける神牙は、ニヤリと不敵な笑みを溢す。

 

 

「交代だ……今度は此方が攻める番だ」

 

「っ!?」

 

 

 それまで避けに徹していた神牙の放つ空気が変化した事を機敏に感じ取った凪は近づかせてなるものかと練り上げた氣を分散させ、弾幕の様に撃ち込む。

 

 

「フッ!!」

 

「!?」

 

 

 その氣の弾幕を前に神牙は全て紙一重で避けながら全力で凪に肉薄する。

 

 

「くっ!」

 

 

 目の前へと素早く肉薄して来た神牙に対して、凪は即座に肉弾戦へと切り替える。

 氣を体内に循環させる事である程度の身体能力の底上げをしながらの神牙との打ち合いは、力だけなら現状の神牙を越えていた。

 

 

「うっ!?」

 

 

 だが、渾身の一撃を放とうとした刹那、神牙の手が凪の肩を掴み、そのまま足を引っ掛けられてしまい、思い切り投げ飛ばされてしまった。

 

 

「うわっ!?」

 

 

 足をひっかけられて転んだ凪の首筋に神牙の手刀が触れる。

 この時点で勝負は決した。

 

 

「ま、参りました……」

 

 

 真剣な眼差しで自身を見る神牙に、凪は心ここに非ずな表情で降参をする。

 以前試合をした時よりも神牙も強くなっていると、その顔に疲労とは違う意味で心臓を早鐘させながら。

 

 

「っ……はぁ! す、少しはマシに戻り始めてるとはいえ、やはりアイツ等に出会う前くらいに体力が落ちてるな……」

 

 

 降参の言葉を聞いた瞬間、神牙は肩で大きく息を切らす。

 体力馬鹿の二人と馬鹿みたいに鍛えた事で、身体能力の貧弱さを克服していた筈の神牙の今は、二人に出会う前のそれと同等のものまで落ちている。

 

 そんな神牙の疲労困憊な姿を、凪は尻餅をついた状態で惚けた様な眼差しで見ている事にどうやら神牙は気づいては居ないまま、凪に手を差しのべる。

 

 

「た、隊長としての威厳はまだ保てそうでよかったよ。

キミもどんどん強くなってくれているし……楽しかったぞ」

 

「は、はい……あ、ありがとうございました……」

 

 

 神牙の手を取り、立った凪は俯いて少しモジモジしながら頭を下げた。

 諦めていた女の子としての自分が出てきてしまい、それを神牙に見られるのが恥ずかしい……という意味で。

 

 

「そう考えると、一誠とヴァーリは力を落としていても馬鹿みたいな体力だと痛感させられる……。

どうにかして体力だけは取り戻さないと……」

 

「…………」

 

 

 そんな凪に気づいてないのか、今後の課題について考察する神牙。

 

 ポジティブで、アホみたいに前向きで、友を欲して前へと突き進む……それが彼の精神の源であり、そんな気質に惹かれたのが凪だった――というだけの事なのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 とまぁ、ここまでならば彼が前向き主人公気質な性格なんだとお分かりなだけの話なのだが、神牙の場合はそれだけには終わらないものがあった。

 

 それは――

 

 

「取り敢えず一旦休憩してからもう少し訓練を続けようと思うのだが……」

 

「も、勿論お付き合いさせていただきます!」

 

「ん、恩に切るぞ凪。

ならば、小休憩にちょうどいい飲み物があるんだ。それを今持ってきて――」

 

 

 取り敢えず休憩しようとする神牙の後ろを犬みたいに付いてこようとする凪。

 そして、神牙が飲み物を持ってくると言いながら一歩前に進もうとした瞬間、神牙の身体がガクンとよろめいた。

 

 その理由は、先の戦闘訓練で地面に無数に生じた穴に片足を取られてしまったからだった。

 

 

「うわっ――」

 

「神牙様!」

 

 

 スッ転びそうになった神牙に向かって、咄嗟に手を伸ばした凪。

 その時、バランスを崩した神牙が伸ばした凪ぎの手を逆に掴んでしまうと、そのまま凪を巻き込む様に一緒になってすっころんでしまった。

 

 

「いてっ!?」

 

「わっ!?」

 

 

 二人仲良く、ちょっとだけ大きめの穴っぽこの中にひっくり返った。

 そして――

 

 

「ぁ……」

 

「へ……?」

 

 

 丁度本能的に凪を庇う為に抱き抱えながらひっくり返ったから―――にしてはちょいとあり得ない気はしないでもないが、そのひっくり返った拍子に神牙が押し倒す様な形で凪の胸を思い切り鷲掴みにしていたのだ。

 

 

「あ、あ……ああ、あの、じ、神牙様……! わ、私……!」

 

「ち、違うっ! 違うんだ凪! わ、わざとじゃない! 本当だ!!」

 

 

 自分がされてる状況を理解した瞬間、真っ赤になってしまっている凪に、神牙は逆に顔を真っ青にしながら弁明しようと必死だった。

 それはもう、必死過ぎてさっきから凪ぎの胸から全く手を離してないくらいに。

 

 

「わ、私は神牙様に忠誠を誓った身です。

だ、だから私は神牙様に何をされても……へ、平気ですから……」

 

 

 これまで通算すると、凪は神牙からこんな事故に100は巻き込まれている。

 これが別の男ならば即座にぶちのめしているのだが、他ならぬ神牙だからこそ、凪は全く抵抗する事もなく、寧ろ凄まじくしおらしくなっている。

 

 

「お、俺はキミの忠誠心を利用してこんな事をするつもりなんてこれっぽっちも無いからな!? し、信じてくれ! 本当だ!」

 

「で、でも、ずっと私の胸に神牙様はお手を……」

 

「え? ……あ、あぁっ!?」

 

 

 テンパりすぎて、凪の胸を鷲掴みにしたまんまだと、やっと気付いた神牙は慌てて離れようとしたのだが……。

 

 

「わぁーお」

 

「これは凄い光景を見ちゃったのー」

 

 

 最悪なタイミングで凪の友人達が――それはもう、ニヤニヤしながら見ていた。

 

 

「げっ!? 真桜に沙和!?」

 

「お、お前達、い、何時から見てたんだ……?」

 

「ええっとー……神牙さんが凪ちゃんを押し倒した所らへんなのー」

 

「凪がえらい女の子になってる所や、神牙がそんな凪の胸を掴んで離さないところもちゃんと見とったで?」

 

 

 つまり殆ど最初から二人に見られていたらしく、二人には事故には見えてはいないらしい。

 

 

「なんや、神牙も男やったんやなぁ? 意外と男らしいやん?」

 

「違うと言ってるだろ!? た、頼むから特に一誠には言わないでくれよ!? あの女好きは間違いなくぶっ飛しに来るから!」

 

「えー? 口止めしたいんなら、それ相応のものをくれないと、口が軽くなってしまうかもな~?」

 

「こんな宿舎の訓練場でだなんて、凪ちゃんも大胆なのー」

 

「ち、違う! 二人して神牙様に失礼だろう!?」

 

「でも、もし神牙さんに迫られたら凪ちゃんは断らない……でしょ?」

 

「うっ……! そ、それはその……」

 

 

 図星な為に言い返せない凪。

 

 

「まあ、一誠には言わんといたるわ。

そもそも、さっき偶々見たんやけど、今一誠はそれどころやないみたいやし」

 

「な、何かあったのか?」

 

「華琳様と子供じみた喧嘩をしてたのー」

 

「か、華琳様と一誠殿が……?」

 

「多分華琳様が一誠をからかったからなんやと思うけど……『うるせー! このまな板娘めが!!』なんて言いながら、華琳様と取っ組み合ってたわ」

 

「華琳様も対抗して、お互いの頬っぺたを引っ張りあってたの。

正直、あんな華琳様は初めて見たのー」

 

「あ、アイツらしいな。

好みから外れてる女には結構容赦が無いんだよ昔から……」

 

「ま、見た感じ加減はしとる筈やから、華琳様に怪我はさせないと思うけど、ありゃ端から見たら単なる痴話喧嘩にしか見えんかったわ」

 

「元譲さんとか文若さんが凄い形相で一誠さんを見てたし、この後の方が大変だと思うの」

 

 

 どうやら、一誠も一誠で現在やらかしてるらしく、なんとか一誠に今回の件はバレずに済みそうだとホッとする神牙。

 まあ、二日前に湯浴み中だと気づかずに入ってしまい、バッチリと凪の全裸を見ちゃったりもしてる時点で、今回の事も今更なのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

「こ、こんのまな板が! もう我慢の限界だこの野郎っ!!」

 

「何よ! まな板まな板って煩いのよ! そもそも普通にあるわよ!!」

 

「普通だァ? どこから見てもほぼねーだろうが! こっちはさっさと例の天の使いの手助け終わらせて帰りてーんだよ! それなのにしょーもねぇ事ばっかりに俺をコキ使いやがって!」

 

「私を虚仮にする言動ばかりするからよ! く、は、はにゃしなさい!」

 

「嫌なこった! 俺を怒らせたらどうやるか教えてやるぜ!」

 

「こ、こにょ……! ぁ……! ちょ、や、やめにゃさい! く、擽るのははんしょく……やっ……!」

 

「笑い死ぬが良い! ギャハハハ!」

 

「や、やめて……! そ、そこ弱いから……あっ……や……ぁ……んっ!」

 

 

 寧ろ今現在一誠がやっちまってる事の方が後々の意味でヤバイのだから。

 

 

「………アイツ馬鹿だな」

 

「あ、あんな感情的になる華琳お姉様は初めて見ますわ……」

 

「そうなのか? 最近一誠と子供じみた喧嘩ばかりだから、てっきり素がああなのかと思ってたが……」

 

 

 そんなやり取りをヴァーリはこの時代の読み書きをわざわざ教えてくれた者と呆れながらみていたのだった。

 

 

終わり

 




補足

カリスマが爆走してるけど、やっぱり体質はそのまんま。

主な被害者が彼女ですけど。


その2
基本的に身動きがとれないので、曹操君が頑張るしかない話。

何故か頑張っても中々前に進めない模様。


その3
ドストレートに言い過ぎた結果、取っ組み合いにまで発展するのがデフォな模様。

一応取っ組み合いになっても理性で加減してるのがミソ。

ただし、やらかしてる事に関しては無意識なんでよくわかってない模様。

その直後信者さんにぶっとばされた模様
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