色々なIF集   作:超人類DX

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なんも考えてない。

新年やし


赤い狂龍

 

 

 小さな頃はあまり教えてはくれなかった。

 でもひとつだけ教えてくれたあの言葉だけは今でも忘れない。

 

 

『人間の限界がここまでだなんて誰かが決めたわけじゃない。

何度も吐き散らかしながら鍛え続けていけば、その内『不可能』だと思っていた事が出来るようになり、その内『限界なんて存在しない』事が当たり前になってくる。

坊主、そんなに強くなりたいのなら覚えておけ。自分にしか見えない『壁』を乗り越えた事で強くなれるということを』

 

 

 壁を乗り越え続けた事で種としての限界を越え、そして今尚越え続ける。

 それが強くなるということなのだって。

 強くならなければならないという明確な精神さえあれば強くなれるのだって。

 

 

『さぁてと、久々に()()の必殺技を見せてやるとするか……!!』

 

 

 不可能ですら可能に出来てしまう領域に行けるのだって。

 

 

『先に地獄で待ってな……! ウルトラビッグバン―――――ドラゴン波ァァァッ!!!!

 

 

 そんな誰よりも強くて――でもどこか臆病にも見える人の背中を追い掛け続ける事こそが今の僕なのだから。

 

 

 

 

 再会により何故か急激なる成長を見せるベルに、主神たるヘスティアはその色物キャラ含めて驚かされる事になると同時に、ひょっとしたら凄い子を眷属にしてしまっているのではなかろうかと思う。

 

 何せあのイッセーと知り合いであり、少しだけとはいえイッセーから直接鍛えられたこともある。

 将来が深刻に心配になる程度の女性へのだらしなささえ抜かしたら非常に凄い人材なのかもしれない――とヘスティアは、無駄にオサレならぬお洒落をして鏡の前でご機嫌なベルをなんとも言えない目で見ながらも思うのだ。

 

 

「ギルドの受付の子とデートねー?」

 

「そうなんですよー! しかもデートだけじゃなくて――うひひひぇ!」

 

「…………」

 

 

 純粋そうなショタがしてはいけない顔でニタニタするベルにヘスティアは『確実に邪な展開を妄想してるね』と、実に顔に出やすい眷属一号に対して呆れていると、その眷属一号ことベルが急にキリッとしながら口を開く。

 

 

「勿論僕は神様からのお誘いがあれば喜んでデートしたいですけどねっ!?」

 

「これから違う女の子とデートをする子の言葉じゃないよそれは……」

 

 

 ぼそりと前にイッセーが呟いてた通り、その内女性に背中でも刺されやしないかと――ベルの視線が自分の胸に向けられているのを感じながらヘスティアはにもなくお断りをする。

 

 もし本来の時間軸であるのなら、ヘスティアもとことん喜んでいたのだろうが、悲しいかなこの時間軸は歩んできた歴史があまりにも違いすぎるし、なによりヘスティアはアイドルの追っかけのような真似をしてしまっている。

 

 

「ところでイッセー君がどこに行ってるとかは聞いてないのかい?」

 

「イッセーはたしか……一旦自分の家に帰るって行ってましたよ」

 

「帰る?」

 

「はい。一応戻っては来るみたいですけどね」

 

「そ、そっか。それなら良いんだ。

イッセー君って一度自分の家に帰ると何年も来ない場合とかあるからさ……」

 

「可能なら死ぬまで寝ていたいとか言ってましたからね。

むぅ、それならオラリオの女性をナンパしまくれば良いのにって言ってますけど嫌そうな顔されちゃったし……」

 

「………」

 

 

 ベルの少し不満そうな言い方にヘスティアはちょっとホッとする。

 本人はまるでそんな気がない――というか、イッセー自身の出身世界で培った価値観と、目の当たりにしたあらゆる意味での『地獄絵図』のせいで、軽く女性と自分に対して潔癖が入っているのだ。

 が、もしイッセーがそれなりにその気になってしまうと、ヘスティア的にも実に困るのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 ベルがエイナとのデートであるこの日。

 実は未だに女性経験が皆無だったりするイッセーはといえば、オラリオの外にある自宅に保管してある資金の補充を済ませ、既に戻っては来ていた。

 そしてまずは腹ごしらえがしたかったので、何時ものお店へと来ていた。

 

 

「前回から三日しか経っていないのに本当に来てくれるなんてね」

 

「事情があって暫くこっちに居る事になったんだよ」

 

「暫くなんて言わずに永住するにゃ! そしてミャーとの将来設計を真剣に考えようにゃー!」

 

「やめろ、ガキじゃあるまいし一々引っ付くな。

そんな訳だから取り敢えず何時も通り作ってくれよミア?」

 

「はいよ」

 

「ガーン!? おざなりにスルーされた!?」

 

 

 オラリオに来れば絶対に行く豊饒の女主人にて食事をするイッセーは、真横で飛びかかろうとしてくる従業員の一人であるアーニャの頭を押さえながら、店主であるミアに注文をする。

 やがてアーニャも諦めたのか、別に頼んでもないのにその隣に座り出す。

 

 

「お前な、俺の事なんかほっといて自分の仕事をしろよ? 労働舐めてんのか? え?」

 

「これこそミャーの仕事にゃ。

イッセー専属のウエイトレス!」

 

「そんな仕事を頼んだ覚えはないんだけどねアーニャ?」

 

「固いこと言わないでにゃミア母さん!」

 

 

 恐らく従業員の中ではぶっちぎりにイッセーに懐いているアーニャのテコでも動きそうにない態度と言葉に、イッセーは仕方なく好きにさせることにしつつ調理をするミアと他愛の無い話をする。

 

 

「それで? 例のベルとかいう坊やと会って以降、ヘスティア・ファミリアに出入りしているようだけど?」

 

「まぁな。

俺としても、こんなに長居するとは思わなかったぜ」

 

「ホームの部屋を借りて寝てるってのも本当にゃ?」

 

「普通に断るつもりだったけど、ヘスティアが貸せると言うからな」

 

 

 先に出てきたカボチャっぽいスープを静かに飲みながらイッセーは現在ヘスティアのホームの一部分を間借りしている噂について肯定する。

 

 

「先に言ってくれたらウチの部屋を貸してたのに」

 

「今からでも良いからウチに来るにゃ! そしてミャーのお部屋で一緒にあれこれしながら寝るにゃん!」

 

「良い年した娘さんがそんな事を、年齢不詳のイカれた人間に言うなよ」

 

「良い年になってるから言ってるんだにゃー! それに例えイカれていようと殺人鬼であろうと、イッセーだから言ってるにゃ!」

 

「…………………」

 

 

 グイグイ来るアーニャに、何故そこまで……と復讐人生から若干腑抜けた人生を送り続けていて色々と枯れてしまっているイッセーには理解が出来ずに解せなさそうな顔をする。

 その時点で何となくそんな会話を聞いていた他の客――特に男性の客が、イッセーを知らないのか軽く嫉妬めいた視線と軽い殺気を向けている。

 

 

「ベルといい、なんでそこまで他人にそんな事を思えるのかがわからない」

 

「アタシより遥かに永く生きているけど、やっぱりイッセーはどこか子供だね……」

 

「精神的に欠落してる欠陥人間なだけだろ……」

 

「むー、例えばイッセーは女の子――主にミャーを見て何か感じる事はない?」

 

「あ? …………………」

 

 自分が精神的に欠陥を抱えているイカれポンチだと自称するイッセーに、アーニャが自分を指しながらそう尋ねてくるので、食べる手を一旦止めてジーッと店の制服姿のアーニャを見つめてみる。

 

 

「…………………」

 

「ほらほら、何か思うところはない?」

 

「…………………………………………………………………………………………………………………」

 

「ふふん、例えばミャーとイチャコラしたいとか――――」

 

「………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………」

 

「―――ぅ、や、そ、その……そ、そんなに見られると恥ずかしくなってくるにゃ」

 

「…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………」

 

「あぅ!? ちょ、い、イッセー!? ち、近いにゃ! か、顔近い……!」

 

 

 

 どこからどう見てもずっと騒がしい小娘としか思えず、他に何かを感じるかと言われてもサッパリ出てこないのもあるせいか、その内鼻先が触れ合うくらいの距離感からジーッとアーニャを見つめ続けるイッセーのせいで、微妙に店内が静まり返る。

 そしてアーニャもアーニャで、ここまでジッと見られた事が無く、また割りと真剣な顔を間近で見ている内に恥ずかしくなってきてしまい、もじもじとしてしまう。

 

 

「……………………………………。よくわからんけど、元気そうな顔だな」

 

『…………』

 

 

 そんな状況でやっと出てきた言葉がそれだけであり、再び食べ始めたイッセーのあんまりな言葉にもう暫く店内は静まり返るのであった。

 

 

「その台詞、アタシに対しても昔言ってただろ?」

 

「そうだったか?」

 

「本当にアンタって人は……はぁ」

 

「???」

 

 

 そしてそれ以降アーニャは暫くまともにイッセーの顔を見ることができなくなるのだった。

 

 

 

 

 

 

 軽い気持ちでの約束を交わしてしまったエイナは、ベルに文字通り色々とされてしまうという不安と、ほんの少しの期待を抱きながらデートをしたのだが、意外な事にベルはセクハラ発言も行動もすることなく、文字通り普通のデートだった。

 

 

「イッセーが言っていた豊饒の女主人はここみたいです」

 

「ええ……」

 

 

 本当に普通過ぎてしまったせいか、エイナは若干固くなっているし、普通にデートに行く場所としては色々とアレな地区だというのにエイナは突っ込むのも忘れてベルに手を引かれながら歩く。

 何せ普段のベルを知ってる限りでは少しでも美人な女性を目にしたら鼻の下を伸ばすかナンパをする筈なのに、今日のベルはそういった行動は一切無く、更にいえばその手のお店の呼子からのお誘いもカッチリと断っていた。

 

 

(調子狂うわね……)

 

 

 普段からこういう面を見せればモテそうなのに……と、男性経験がゼロなのにぼんやり考えるエイナは、実に優しく手を引いてくれるベルと共にオラリオでも一際有名なお店へと入る。

 

 

「ベル君が彼女にやらかしはしないかと心配になって付いてきたけど、普通に紳士的だったことに驚きつつ、僕は一体何をしているのだろうという虚しさを感じる今日この頃……」

 

 

 更に後ろからヘスティアがベルがやらかなさないか心配して1日中張っていたことに気づかずに……。

 

 

「はぁ……こういう時こそイッセー君とするべきイベントだし、所謂デート的な展開に発展できたと思うのになぁ……」

 

 

 未だに戻ってこないイッセーが傍に居たら虚しさなんて消し飛ぶと呟くヘスティアだが、もしそれが出来ていた場合、彼の『ファン』から総攻撃を喰らう事は忘れているらしい。

 

 

「豊饒の女主人かぁ……手持ちは心許ないけど、一応様子は見ておかないと――――」

 

 

 

 取り敢えずはベルがデート相手のエイナに粗相を働かないか……1日見ている限りは無い気もするが、一応最後の最後でやらかさないという可能性が無いわけではないので、自分の寂しすぎる懐と相談しつつ中へと入ろうとしたその瞬間―――

 

 

「ブベラァッ!?!?」

 

「はっ!?」

 

 

 店の扉から勢い良くなにかがぶっ飛んできたと思いきや、財布の中身を確認していたヘスティアの足元へとそれは転がってきた。

 

 

「な、なにが……って、キミは確か」

 

「ごふぇ……」

 

 

 ギョッとするヘスティアだが、よく見てみたら自分の足元に転がる者には見覚えがあった。

 そう、確かロキのあんちくしょーのところの眷属の一人で……。

 

 

「ちょ、何かあったのかい? というか大丈夫――はぇ?」

 

 

 取り敢えず道行く人達も何事かと集まってくる中、顔面をぶん殴られたであろうそのロキの所の眷属に声をかけようとしたヘスティアはピシリと固まった。

 何故なら店の扉から、鬼の形相をしたベルが出てきたのだから。

 

 

「べ、ベルくん?」

 

「…………」

 

 

 驚くヘスティアだが、ベルはヘスティアに気づいていない程に頭に血が昇ってしまっているのか、ツカツカと鬼の形相で倒れているロキの眷属の一人のもとまで近づくと、両手で頭を掴んで無理矢理持ち上げ……。

 

 

「まだ終わって無いでしょうが……このボケッッ!!」

 

「ゲファ!?」

 

 

 容赦の欠片も無い膝蹴りを顔面に叩きつけるのだ、何度も何度も。

 すると更に店の扉から出てきたのはロキと他の眷属達であり、既に顔面が大変な事になっている仲間を助けようと全員で臨戦体制に入るのだが、それを気配で察知したのか、何時もより鋭く――そして血の様に真っ赤な瞳を妖しく輝かせながらロキ達の方へと振り向き……。

 

 

「大人しくそこで待っててください。

こっちはもうすぐ済みますから。

そうしたら次はアナタ達全員だ……!」

 

『………!』

 

 

 かつてのイッセーの様な、明確なる殺意を剥き出しにロキ達に啖呵を切るのだ。

 

 

「ま、待つんだベル君!!」

 

「やめなさいベル君!」

 

 

 ロキが若干戦慄している顔を見れてちょっとスッとして気分になれたものの、流石に止めないとえらいことになると思ったヘスティアは、再び膝を叩き込もうとするベルをちょうど店から慌てて出てきたエイナと共に止めれば、そこでやっとヘスティアの存在に気付いたベルが驚いたように目を丸くする。

 

 

「え、神様……?」

 

 

 直前まで剥き出しになっていた殺意が嘘のように消え失せ、驚いたような顔をするベル。

 一体なにがあったのか、ベルとエイナの二人から話を聞こうとしたヘスティアだが、またしても店の中から一人の人物がポリポリとチップスを食べながら出てきたではないか。

 

 

「なんだ、もう終わったのか?」

 

「い、イッセー君!?」

 

 

 これには今度こそヘスティアも驚愕するし、一体全体店の中で何があったのか余計気になってしまうし、何なら当たり前のようにイッセーの横に立っている猫人の女性はなんなのかも知りたいわけで……。

 

 

「ど、どういう事か説明してくれるよね?」

 

『……………』

 

 

 これが後に一部界隈に語られる『狂兎の狼退治』の始まりだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺が見てた限り、ベルとエイナさんが普通に飯を食ってた所に、アイズが話しかけてきて、それに対応してたらそこの狼小僧が何かを言い出し、それを聞いたベルがぷっつんしたって感じだったな」

 

「…………そうなのかいベル君?」

 

「概ねはあっています。

そこのパツキンお姉さん――じゃなくてアイズさんに話し掛けられたのでちょっとお話をしていたから、そこのベートさんって方が何故か絡んできたんです。

勿論最初は無視したましたが、段々腹立つ事を言ってきたのでつい黙らせてやろうと…」

 

「…………どうなのロキ?」

 

「まー……その、概ねはそれで合っとるわ。

ベートは口は悪いけど悪気があって言ったつもりやないってのはウチ等だからわかるけど、他所の子からしたら腹立つのもしゃーないのかもしれんわ」

 

 

 一時的に店を貸し切りにしてロキとその眷属達とベルとイッセーとヘスティアとエイナでそれぞれ事の始まりに至る理由を話す。

 その最中でもイッセーは他人事のようにポリポリとミアに出して貰ったおつまみを食べつつ、真横で雛鳥のように口を開けているアーニャにも食べさせている。

 

 

「それで、ベート君の容態は?」

 

「そこそこ重症で、今度の遠征は無理やな……。

まあ、人を見た目で判断して侮るべからずという教訓になったやろ」

 

「………? 僕の眷属がやらかしたのに文句とかないわけ?」

 

「喧嘩を売ったのはうちのベートやからな。

それにウチ等も驚いとるんよ。そこのベル君の実力に」

 

「……………」

 

 

 普段なら確実に怒るだろうロキが冷静にそう返してくるのでヘスティアも少し肩透かしをくらいつつ、ロキの視線がポリポリポリポリと食べまくるイッセーに向けられていることに気付く。

 

 

「あの徹底的に敵を潰す戦い方を教えたんはイッセー君やろ? 現役の頃のイッセー君に被るものがあったで?」

 

「敵と思った相手は確実に息の根を止めないと後で後悔するとは言ってやったかな。

もっとも、まだ甘いがな」

 

「…………」

 

 

 そう他人事のように言いながらポリポリと食べ続けてはひょいと隣のアーニャにも食べさせているイッセーに、二重の意味でムッとするロキ。

 

 

「止めに入る気がまるでなかったようやけど、あのままベートが殺されてもどうでも良かったんやな?」

 

「? おかしな事を言うな。

お前達はこの街外の国同士が戦争やって殺しあってたら一々止めるのか? 俺の記憶が正しければただの一人たりともそんな真似をした奴はいなかったと思うが」

 

『…………………………』

 

 

 他人に対してはどこまでもドライな態度を誰であろうと崩さないイッセーの言葉に誰しもが閉口する―――パクパクと餌付けされているアーニャ以外は。

 

「あの狼小僧はベルより弱いからぶん殴られて敗けた――それだけだろ? それ以上何をどう思えというんだ? こんなのは当事者同士の問題であって外様の俺には関係ないだろ? 俺はここに飯を食いに来ただけなんだからな」

 

 

 目の前で誰かが凄惨な殺し合いをしていようが、平気な顔をしながらハンバーグを食べていそうな――究極的なまでの他人行儀さにヘスティアも、ロキも、ベルもエイナも、ミアも――そして他の者達すらもイッセーという感情の一部がどこか欠落しているように感じてしまう。

 

 

「だから言ったろ? 英雄と狂人は紙一重だって」

 

 

 ははははと笑いすらするイッセーはまさしく『異常者』だった。

 

 

終わり

 

 

 

 

 他人に対する情が持つことができない。

 他人を信じることができない。

 

 故に他人からの愛情を疑う。

 

 

 それが孤独に戦い続けた男の末路。

 

 

 だが、孤独な男は知るのかもしれない。

 

 

 

「そうか。お前は俺達とは更に別の世界で生きていたイッセーだったのか。

だから『リアス』の名前にすら無反応だった……」

 

「リアス……リアス・グレモリーねぇ? 名前からして悪魔のようだが、俺には覚えがねぇな?」

 

「……………………」

 

「で、それを知ってお前さんはどうしたいんだ? お前さんの知っている『俺』がそのリアス・グレモリーとかいう悪魔にどうこう思っているようだが、知っての通り、俺はそんな悪魔の女とは会った覚えもヤッた覚えもねーぜ?」

 

 

 孤独ではなく、繋がりを大切に生きていた赤き龍帝の親友を名乗る白き龍皇を。

 

 

「別にどうこうはしない。

だが俺はキミと全力で戦いたい。

俺達との繋がりを持たずに生き抜いたキミがどれほどの領域に到達しているのかを……!」

 

 

 そして久しく感じる事ができなかった『壁』を。

 

 

「こいつ……!」

 

『まさか白いのとその宿主も同じ方向に向かっていたのか……!』

 

「俺とアルビオンは合体と呼ぶがね……」

 

『どうやら加減する必要はないようだぞ? ヴァーリ……!』

 

 

「『アルビオンとヴァーリが合体して――真の白龍皇って所かな? 更に――これが超白龍皇!!』」

 

 

 別の世界を生き抜いた白き龍皇という壁に……。

 

 

 

 究極無敵の龍皇(ヴァーリ&アルビオン)

 

 パッシブスキル『最強最後の白龍皇』

 

 自身のATK,DEF200%up

 ダメージを40%カット

 敵の攻撃を受ける度にATK20%、攻撃を行う度にDEFを20%upし、ターン開始時にATK,DEF60%up(最大120%)し、気力を+2(最大+6)

 

 

必殺技・『ホワイト・ラッシュ』

 

 ATK.DEFを大幅上昇させ敵に極大ダメージを与える

 

 

 

 超必殺技・『ソウル・キャノン』

 

 ATK,DEFを超大幅上昇させ、敵に超極大ダメージを与える

 

 

 

 

 

 アクティブスキル『完全合体』

 

 

 3ターン経過後に発動可能。

 

 効果・合体する

 

 

 

 

 

 究極無敵の龍皇(白龍皇)

 

 

 

 パッシブスキル『超戦者なる白龍皇』

 

 

 

 自身のATK,DEFを250%upさせ、ダメージを60%カットし、必ず会心で攻撃。

 

 攻撃をする度にATK,DEFを5%、受ける度にDEFを5%UPさせ、更に攻撃を受けた次のターン開始時にATK.DEFを30%UP(無限)

 

 最大5回攻撃を行い、2回目の攻撃は必ず必殺技が追加発動し、その後は超高確率で必殺技を追加発動させる。

 

 

 

 敵の必殺技を見きり、超高確率で無効化し、40%回復する。

 

 

 

 必殺技・『スピリット・パニッシャー』

 

 1ターンATK,DEFを超大幅上昇させ、敵に超極大ダメージを与える

 

 

 超必殺技・『ソウル・ブレード』

 

 1ターンATK.DEFを超大幅上昇させ敵に究極ダメージを与える。

 

 

 

 アクティブスキル『赤龍帝式・超ドラゴン波』

 

 

 一時的にATK.DEFを急上昇させ、敵に超究極ダメージを与える。

 

 

 

「『ぐっ!? や、奴の合体の方が上なのか……!?」』

 

「『驚いたな。俺達の知るイッセーとそこまで同じとはな。

だが……お前には何かが足りん!!」』

 

『「ぐおっ!?」』

 

 

 

終わり

 

 

 

 

 

「…………!? お前の声、リアスにそっくりだな……」

 

「へ?」

 

「………。皮肉だな。

もし俺達の知るイッセーがアンタの声を聞いたら驚くだろう。

まあ、アイツもアイツでこのイッセーとは別の意味で『ブレ』が無いから、声が近いといって何かが起こるわけでもないだろうがね」

 

「…………………ご親切に。

けどおあいにく様、私が求めるのはアナタの知る彼ではなく、この彼自身なのよ」

 

「………だろうな。

聞いていた通り、ファンが多いようだな……ふふふ」

 

 

 

終わりったら終わり




補足

IS世界は10代の時点でたっちゃん達と出会えていたので年頃らしい想いを持ってましたが、彼の場合そのまま劇的な出会いがないまま永いこと生きたせいで変な方向に拗れちまってます。

なので知り合いだろうが他人は他人だとドライ過ぎて冷徹になってしまうもよう。


その2
融合が赤龍帝。

ならば合体は白龍皇であり、元ネタのように合体の方が強さは上みたいな設定。

そして幻の融合・合体戦士になれば――――――


その3
デートの際は超真面目にエイナさんとデートしてました。

……エイナさんのおっぱいがどうなったのかはご想像に。


その4
ワンコ君は犠牲になったのだ。

見た目ショタなベル君の狂犬さの犠牲にな
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