東方傷心記   作:咲き人

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どうも咲き人です!
はい。この作品は東方二重録とはなんら関わりがありません。
なのであっちのキャラが出てくるなんてことはありません。
そしてこの作品はリア友が若干無理難題を言ってきたので行ける所まで行きたいですが
あらすじにあるとおりに見切り発車です(`・∀・´)



第一章「運命外れの出会い」
其の壱「壊れた少年」


少年は誰ひとりいない森の中で飢えていた。

さっきからずっと苦しそうに声をあげていた。

こんな場所にいる理由は色々あるのだが、今言えることは彼に『居場所』はないということ………

そして………もうすぐで終わってしまう命だということ………

彼は飢餓の苦しみに耐えられず、最後に大きな叫び声をあげて倒れてしまった。

 

 

???side

 

 

どうしてだ………

どうしてこんなに傷ついているのだ………

俺の何が悪いんだ………もう嫌だ………死にたい………

俺には何もないのだから………

 

 

彼は気づく、自分が生きていることを………

そして何故か飢餓がなくなっていることも。

そこに疑問を持つよりも先に頭に疑問符が浮かび上がる。

どうして人の声がしているのだろうと。

少年は焦った。人など怖くはない。ただ、もう傷つきたくないという

助かりたいという考えが体を支配した。

少年はさっきまでとは裏腹に無言を決め込み、辺りを見回す。

彼の目に映った光景には廃れた神社にいる一人の巫女らしき脇を出している女と

白と黒の交わった感じの服を来ている金髪女がいた。

きっと夢だろう………だって当たり前だ。この目が節穴でもない限り、

こんな和風と洋風な組み合わせの美人がいるわけない。

 

 

え?やばい気づかれた!どっかに隠れなきゃ………え!?金髪女が魔女みたいに箒に股がって宙に浮いている!

しかもかなりの速度でこっちに来てる!本当にまずい………こうなったら………

俺の『能力(ちから)』を使うしかない………

 

 

そしてある程度までこちらに近づいてきたその魔女チックな金髪女は俺の姿を捉えてはいない(なんとか茂みに隠れることができた)

のにも関わらず大声で叫んできた。

 

「お~い!そこにいるのは分かってんだぜ!出てこいよ!」

 

 

実際は鼓膜が破れてしまいそうな五月蝿さだ。

俺の『能力(ちから)』を喰らったらどうするつまりだったんだ。

しかし、まぁ………「出てこい」と言われたら悪役みたいに出てくるのが常識だな………

それにしても………少し体の痛みが引いてたな。いつの間にか………

 

 

金髪女side

 

 

私は昔からの知り合いで今、私がいるおんぼろな神社の巫女………『博麗 霊夢』と話をしていた。

話と言ってもお互いの愚痴を言い合うみたいなもんだけどな。

そしたら急に霊夢が「誰かいるわね」と言った。よく見たら周りを見ておどおどしている奴がいた。

人間………だと思うがどうも弱っているようにしか見えない。

久しぶりに人助けでもするかぁ………と思って近づいたがすぐに隠れてしまったんだ。

そして少し大声で喋ったら茂みがビクッと揺れた。悪いけどバレバレだぜ………

 

 

「怪我してるんだろお前?治してやっから出てこいよ!」

 

 

すると茂みの揺れが収まり、茂みの中から一人の男が現れた。

年はきっと私や霊夢と同じくらいだろう。見た目は灰色の(ところどころ黒い)

明らかにこの幻想郷の住人には見られない服を着ているがボロボロに破れていたり、

口から肩から血が流れている。妖精にでも襲われたのかとも思ったがいくら無力な人間でも

妖精にこんなにはやられないはず………私は頭の中で考え始めた。

するとさっきまでじっとこっちを見ていた男が口を開く。

 

 

「こっちみんな。この………ゴスロリ系中二病患者がぁ!」

 

「へ?」

 

 

男が放った第一声は何を言っているのか分からなかったが多分悪口だろう。

なんでそんなこと言われなきゃいけないんだぜ?なんか私悪い事したか?

 

 

「ふん………ぐっ!」

 

 

男は呆然としている私を鼻で笑うと急に自分の胸倉を掴み、膝をつく………

だから治してやると言ってるんだぜ!と言おうとした瞬間、急に目眩が全身の動きを鈍らせる。

どうしてか意味がわからないが自分の腹を見ると服が少し破け、血が出ていた。

そして私も男も気を失って倒れてしまった。

 

 

私が目を覚ますと目の前に霊夢が座っていた。

霊夢は私が起きたのに気づくと深い溜息混じりに呟いた。

 

 

「はぁ………『魔理沙』あんた何いきなり倒れてくれてんのかしら?おかげで大変だったわ。」

 

「え?あ………ああ。すまなかったぜ。そ、それよりもあいつは………っ!」

 

 

どうやら傷口は塞がっているようだがかなりの痛みを感じた。

霊夢はもう一度魔理沙を見ると、もう一度溜息をした。

 

 

「暫く安静にしておきなさい。別にそこまで深い傷じゃ無かったけど………ま、あの変なのはさっきまで

あんたの隣であんたの心配してたけど、丁度今、人里に向かったわ。」

 

 

霊夢の話を聞いて魔理沙………『霧雨 魔理沙』は驚いた。

さっき自分と同じタイミングで気絶したのに霊夢が神社の境内に入れようと運ぼうとした瞬間に起き上がったらしい。

そして起きたら伝えて欲しいと言って人里に行ったらしい。

 

 

「『急にあんなこと言ってごめん。その傷も俺のせいだからそれも謝る。でも、許さなくていいから

俺に関わろうとしないでくれ。』………だって。」

 

「はぁ?関わるな………って何かっこつけてんだぜ!?あいつ………」

 

「さぁ?結構変な髪の色だったし、今から人里に行けばいいじゃない。それに私はもうお礼言ったしね。」

 

 

あの霊夢がお礼!?と魔理沙は吃驚する。あのいつもいつも自分のことと賽銭のことしか考えていない

霊夢が何故お礼を言ったのか全く分からなかったが聞いてもいないのに霊夢は目を輝かせながら話してきた。

その声は若干興奮していて霊夢らしい落ち着きがなくなっている。

 

 

「変な奴とか言ったけどとってもいいやつだったわ!1万円も賽銭してくれたのよ!?

これで数ヶ月ぐらいは持つわ!」

 

 

やっぱりな………と思った。霊夢が喜ぶ理由なんてその程度しか思いつかなかった。

しかし、こうしてはいられない。あの男が気になる。理由はよく分からないが兎も角放っておけない

衝動に駆られた。すぐに箒に股がって人里に向かった………

 

 

 




ふざけんなあのリア友いずれこうかいさせ………ピチューン。

次回「あの伝説の魔法の森の木の下で告白(以下略」

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