東方傷心記   作:咲き人

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どうもツイッターにもいる咲き人です。あ、タイトルと内容は全く違います。
今回はラブコメになると思う。あと予想だにしていなかった展開になって私も驚きですはい。


其の拾玖「紅魔館の執事の日常」

よっす。なんか変な奴(射命丸 文)に日常を取材されたのでそれを説明しようと思う。晴だよろしく。

まずは起きたときだな。起きる時間は大体4時くらいかな?大体そこら辺だ。

起きてすぐ執事服に着替えて全ての部屋の掃除をする。まぁ………掛かる時間は5分くらいだろう。

前に咲夜に計測されたからな。本気を出せば0.2コンマぐらいで終わるが普段はそんぐらいだ。

次は外で寝ている美鈴を起こすな。逆に起きていたら俺の時間を返せ!と怒り出すぞ。

………少し話がずれた気がするが、まあ、次は大体皆の朝飯を作っている。これは当番制なので俺じゃない日もあるが、まぁ日常といえば日常なので話しておいた。次は………だな。ま、次というよりは暇しているときは図書館かフランの部屋にいる。フランが起きていれば大体後者だ。遊び相手になっている。本当に時々レミリアも来るが、ここはあいつのために隠しておいた。

図書館にいるときだが、並大抵のことがなければ静か………なんだが、侵入者(魔理沙)が来たりする。やれやれと思いながらもパチュリーの味方をする。そして昼ぐらいには飯の用意をする。これは俺の仕事で妖精たちも手伝ってくれるときもある。だが、手が器用な子は殆どいない。そこんところがちょっと………な。そして昼すぎぐらい………外の世界でいうところの1~2時ぐらいに買い出しに行く………ことがある。咲夜が行く日もある。まあ、俺が行く日は必ず寄り道があるから食料の在庫が危うくなった日だけは咲夜が行くことになっている。最近の紅魔館の食糧事情については語らないが………最後に夕飯か?いや、まだ掃除がある。廊下とか窓ふき(窓はそこまでないが)とかあるんだった。一番難しいところだな。廊下は咲夜の能力のせいで馬鹿みたいに広いし、雑巾がけというのも学校でやってはいるけどそりゃめんどいに決まっている。いくら時を止めたとしても時間がかかる。やっと終わったと思えば今度は風呂掃除だ。他人事ではないから風呂を掃除することには別に文句はない。そしてひとっ風呂浴びたらあとは寝る。

 

 

 

 

夜にレミリアとフランに噛まれるのも内緒にしておこう。割と冗談抜きできつい毎日だ。

 

 

 

 

そしてここからは【紅魔館の執事の日常】ではなく、【皆原 晴の日常】に移る。

 

 

 

買い出しに終わったらすぐに【魔法の森】にある【霧雨魔法店】に行く。そこには俺の唯一無二の親友…………【逆狩 珀雲】がいる。ほぼ毎日会っている。昔みたいになっていて何故か懐かしさが沸く。あとは璃紗がいないだけだが………いや、よそう。あいつの話になると珀雲はいつも怒りという名の感情をあらわにする。最初は俺への憎しみだったはずの感情がいまでは外の世界にいる俺の家族にいってしまっている。まだ、許せないらしい。かくゆう俺も親だけは許せない。自分だけでなく珀雲にさえ鎖をつなぐような真似は………だからこそなのかもしれないが俺達は外の世界に戻ろうとは思っていない。俺だけは璃紗に会いたいという気持ちがあるのだが、珀雲はそれも了承しようとは思わないし、しないだろう。それが俺達の関係の間に溝を作っている。

 

 

 

 

………閑話休題

 

 

来てそうそう家に上がらせてもらい、世間話や身の回りの話に花を咲かせる。最近珀雲が魔理沙に言われて食べたきのこで腹を壊しまくっているという話が多い。あの腹を下したときの痛みは精神に変えても肉体に負担がかかるという。あいつの一番の弱点は腹を壊すことにあるんではなかろうか。魔理沙が帰ってくると俺に目が合いあっちは「げっ!」と言って珀雲の後ろに隠れる。別にパチュリーに命令されたわけではないから本を返して欲しいわけではないのだが珀雲はひたすらに謝って返そうとしてくる。常識を持っているだけはある。俺が帰ろうとすると魔理沙は珀雲に甘えてくる。彼女か………と思いながら帰宅する毎日。帰ってからレミリアに呼び出された。どうやら血が吸いたいらしい。死なないなら別にどうでもいいやと思うようになってきた。前は吸血鬼という肩書きに恐れおののいていたが実際一緒に暮らしてみれば人間とあんまし変わんなくてほっとしたことを今でも覚えている。それどころか、自分を本当の家族のように扱ってくれるその寛大さは本当の親には無かった。そこに愛しさを見出した。血を吸い終わってから俺は一言言った。

 

 

「彼女って許可できる?」

 

 

まだそんなのいないし、認めてもらえるかどうかの確認程度だったのだがレミリアは血の気が引くように顔面蒼白になって瞳から正気が失われていく。これは地雷をふんでしまったのか!?とレミリアに冗談だということを言うよりもレミリアの動きの方が早かった。瞬く間にレミリアは晴を押し倒し不敵な笑みで薄く笑う。

 

 

「誰?そいつ。私の(・・)晴に手を出そうとしているなんていい度胸じゃない。いいわ。連れてきても………ただし、ここは私が主。私が何をそいつにしようと勝手よ。」

 

「お、おいレミリア………俺は確認しただけで別に………」

 

「そう、まだ(・・)、付き合ってないのね。なら私の晴を横取りするような(やから)なんか見向きも出来ないぐらいに私だけを見るように調教する必要があるようね。ふふふふふふふふふ。」

 

「落ち着け!俺にそんな(ひと)いないって!」

 

「あら?貴方の目は節穴かしら?」

 

「え?」

 

 

レミリアの言っている意味がよくわからなかった。だが、さっき顔面蒼白のレミリアだったはずなのだが今は少し恥じらいがあるのか顔を赤く染めている。え?なんですか?酒でも飲んで酔っ払っているんですか?

 

 

だが違った。そのままレミリアの顔が晴の顔に近づく。レミリアは目を閉じ口の方から先に近づけてきている。晴は理解した。レミリアの言っている意味が………つまりこういうことだ。

 

 

「私が彼女になってあげる!」

 

 

というまさかの告白である。そんなこと唐突に言われれば戸惑うのも明らか………晴は肉体的にも精神的にも動けないでいた。その時、晴の上にいたレミリアを吹き飛ばした存在がいた。………その妹のフランドール・スカーレットだ。フランは少し起こっているのか、ニコニコとしている割には笑顔が怖い。変に殺気を感じる。はっと我に帰った晴はばっと起き上がる。それを見越していたのかフランはがばっと抱きつく。レミリアもおきあがり、フランに羨ましいというような目線を贈る。フランはそんな姉の目線を横目に晴に言い寄る。

 

 

「お兄様!私はお兄様とお姉様が付き合うのも認めないわ!」

 

「お、おい!別に決まったわけじゃ………」

 

「私が代わりに付き合ってあげるから!」

 

「代わりとか言って殆どお前の願望じゃねえかああああ!」

 

「酷いわ晴!私をほっといてフランとなんてお姉ちゃんは認めません!」

 

「なんでそうなったああああああ!?」

 

 

晴の叫び声は紅魔館中に響き渡った。何人かの妖精メイドは耳をふさいで何事かとしゃがんでブルブル震えていたそうな。そして次の日咲夜がレミリアの部屋に入ったとき、レミリアとフランの可愛い寝顔が揃ってあるのを咲夜は見た。SANチェック強制失敗。強制発狂。症状は………多分鼻血が止まらないってところだと思われる。(もはや精神の病気ではない)あと、なんとか晴の彼女の件はどうにか誰もその枠に入らなかったようだ。翌日のレミリアとフランの元気はなく、その日のうちに晴が慰めてこの件は御蔵入りしたそうだ。そして何故か次の日から珀雲と魔理沙が晴を見てニヤニヤするようになったとか。

 

 

 

 




レミリア&フラン、ヤンデレルート。どうしてこうなってしまったんだ。次は魔理沙か………(予言)

次章「春雪異変~春落ち冬昇る~」
次回「珀雲異変解決に行かない!?」
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