東方傷心記   作:咲き人

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どうも咲き人です。前回と前々回の前書きでは一体どうしたんだと思う方もいるかと思いますが、あそこらへんで少し『どうも咲き人です』っていうのを変えたいなぁと思ったのです。ですが、これこそが私のアイデンティティなのでこれからもやっていきたいと思います。はい。本編には何ら関係はございません。


第四章「三日置きの百鬼夜行~霧に溶ける戀の味~」
其の参拾壱「宴会=異変 ①」


春雪異変が遂に終わりを告げ、幻想郷は今すぐにでも春の兆しを得たかったのだろうか、一夜にして眠っていた桜たちが全て満開の鮮やかなピンク色の花を咲かせたのであった。

 

 

そして冥界から無事に戻ってこれた異変解決者5人。その中でも晴と咲夜は前回の異変の関係者ということであったにも関わらず、今回の異変を解決したこともあってか【文々。新聞】という明らか怪しい新聞に載り、人里の人間たちからの観点からも異変を起こす側ではなく、異変を解決する側だということを教えた。

 

 

………まぁ、その新聞をちゃんと読み、伝わったのかは疑問符を浮かばせざるおえないが、人里での彼ら彼女らへの心境は変わったように思える。

 

 

場所は変わって博麗神社。相も変わらず大量の妖怪たちが魑魅魍魎としているが、そこの中には変わった者もいた。

 

 

「うわー!お客さんがいっぱーい!やっぱり咲夜さんの言っていたことは本当だったんだね!」

 

「リリカ、あんまりはしゃがないの。私たちは今から本番なのよ?緊張感は持ってなさい。」

 

「さっさと………歌おう。皆待ってるし………」

 

「そうだね!皆ー!今日は来てくれてありがとー!今回は博麗神社の異変解決を祝って私たちが歌っちゃうよー!じゃあ、まず一曲目は………」

 

 

プリズムリバー三姉妹による大合奏が始まる。妖怪たちも妖精たちもいつも以上に楽しんでいるようだ。

 

 

それを遠目に見ているのはここの地主である博麗 霊夢を筆頭とした異変解決者たちであった。桜の木に身を任せるように寄りかかりながら盃を持っている。

 

 

「はぁ………やっぱりこうなるのね。」

 

 

三姉妹の演奏を遠くから見ていた霊夢が不意にそう呟く、魔理沙は「ん?」と反応する。そしてそれに答えるかのように霊夢は言う。

 

 

「異変が終わったらやっぱりこういう妖怪だらけの宴会になっちゃった。それに………」

 

 

と、言って博麗神社の鳥居があるほうを見る。そこには紅魔館のメンバー全員がここに向かって歩いていた。フランはレミリアが持っている日傘にともに下におり、吸血鬼の弱点である日光を避けている。美鈴はレミリアが座るのであろう座を持っている。

そして当たり前のごとく、霊夢たちの横に座る。レミリアは勿論、美鈴が持っていた座に腰掛けている。フランは魔理沙の方に行って桜の花びらたちで日陰になっているとこで魔理沙たちと何やら話をしている。咲夜はそちらの方をチラチラと見ながらレミリアのそばでたっている。その代わり、フランの近くには晴が警備していた。

 

 

 

 

霊夢side

 

 

霊夢はレミリアの方を見る。見た目の割にはグラスにはいったワインを持って少しかき混ぜたり、匂いを嗅いでいる姿が似合っている印象を受けた。そこからは少なからずカリスマ性が見える。レミリアはぐいっとワインを飲む。半分以上少なくなってから霊夢も盃に注がれている酒を飲む。そしてレミリアはその姿を見てふっと笑うと霊夢に向かって話しかけた。

 

 

「今回も大活躍だったそうね。貴女………」

 

「は?何言ってんの………私は博麗の巫女なのよ。異変は終わらせるのが仕事なの。」

 

「ふふふ………それもそうね。でも、ウチの執事()も使えたでしょう?」

 

「まぁ、ピンチだった時にはちょうど来てくれたけど………それがなんだってのよ?」

 

「なんでも。こっちの話よ。それより………あの、逆狩だっけ?晴の親友。彼は強いのかしら?」

 

「………まぁ、魔理沙と互角以上には戦えるんじゃない?」

 

 

ここで敢えて魔理沙を基準にするところから同じ魔法使いとしての差を考えているのだろうか。レミリアは霊夢の話を聞いて「ふむ………」と唸るような納得するちょうな声をあげると今度は咲夜に向かって命令を下す。

 

 

「咲夜、逆狩の者のところに行ってていいわ。」

 

「お、お嬢様!?し、しかし………」

 

「私はお子ちゃまじゃないし、霊夢と話をする程度だからそんなにガチガチになって気を配る必要はないわ。いつも世話になっているしね。少しぐらい貴女から甘えなさい。」

 

 

まるで普段の立場が逆転したかのようなレミリアの一風変わった発言に咲夜はただ驚くことしかできなかった。しばしの間の沈黙が流れ、咲夜がついに折れ、「お言葉に甘えさせてもらいます」と言って珀雲たちのところに行く。その時の咲夜の顔はどこか嬉しそうであったことをレミリアは確認するとふっと笑ってすぐ真面目な顔になる。

 

 

「霊夢。」

 

 

その重く短いぶんその重みが増してくるその呼びかけには霊夢は無視するという手はなかった。レミリアは言ってもいいものかと少し考える。そして意を決するように霊夢の顔をまじまじと見ながら口を開く。

 

 

「あの………逆狩という者からは………何も聞かされていないのか?」

 

 

その男口調に似ているそれはカリスマはあったとしても本当に友を心配するような声であった。だが、その言葉の真意が分かっていない霊夢は首をかしげながらこう話す。

 

 

「珀雲から?………そういえば何も聞いてないわね。あいつがここに来たのもわかってないし………強いて言うのなら珀雲が晴をなんで憎んでいたのかぐらいしか………」

 

「それなら私も知っている………それ以上も………」

 

「それ以上?」

 

 

またもや霊夢は首をかしげる。

 

 

「これは私が生まれて間もない頃にお母様から聞かされたことで本当のことかどうかは分からないけれど………【逆狩の一族】………とは、実は」

 

 

レミリアがそういいかけた瞬間、レミリアの背後に近づいている人物の気配を二人は感じ取る。レミリアは驚きながら後ろをばっと振り向く。そこにいたのはレミリアが急に振り返ったのを見てこちらも驚いている晴であった。

 

 

「は、晴………?」

 

「え、いや、咲夜がお嬢様が心配だからって言ったもんで………っていうかそっちこそ急にどうしたんだ?」

 

「い、いえ何もないわ。そうだ………ワインがなくなったの、注ぎなさい。」

 

「はいはい。」

 

 

レミリアは珀雲ではなくて晴が来たことにほっとしている様子であった。もしさっきの話を聞かれていたら真意を確かめたいという気持ちも勿論あったが、人の家の事情に口出すなと言われそうだったで少しびくついていたのだ。元々メンタルが弱く打たれ弱いレミリアに悪口など暴言が一々きつい珀雲の言葉など喰らえば大ダメージだからだ。

 

 

レミリアのグラスにワインを注ぎ終わった晴はニコッと笑うとその場に直立する。

レミリアが話に夢中になっている隙に少し真面目な顔になる。

 

 

(さっきの話………知っていたのか)

 

 

 

 

どうやら晴には言葉が聞こえていたらしい。

 

 

レミリアが晴のほうを振り向くと愛想笑いを浮かべておく。その笑みが実質は怖いものであったとは知るよしもないのであった………

 

 

 

 

魔理沙side

 

 

魔理沙は激怒していた。珀雲が傍にいれば酒も何倍にも美味しいとおもいながら飲んでいた、そして珀雲から少し目を離したらどうだろうか?咲夜、アリス、チルノに大妖精、パチュリーがいる。全員が珀雲の腕に抱きつこうとしていてそれはもう地獄のワンシーンを見せられている。珀雲もどこかおっかなさそうにスキあらば逃げる体制にいち早く切り替えている。そして珀雲は誰からか飛びつかれかけた。それに引き続いて他のものたちも一斉に飛びかかってくる。

 

 

だが、珀雲は密かに逃げ出していた。さっと魔理沙のもとに逃げ込む。魔理沙も自分のところに来てくれてどことなく嬉しそうだ。

 

 

「こ、怖い………あいつら怖い。」

 

「だ、大人気だな珀雲………」

 

「あれを見てその程度だと思うのか!?ぜって~あいつらよからぬこと考えてるよ。既成事実の一つとか絶対考えてる。」

 

「あ、あははは………」

 

 

フランは次の行為を見て少し引いたように笑う。ちょっとだけおかしくて笑ってしまうあの微妙な感じである。

 

 

「もう………やだ。魔理沙その手に持ってるお酒頂戴。」

 

「え、あいいぜ。(自棄酒か………)」

 

 

ぐいっと凄い飲みっぷりを見せつけた珀雲は魔理沙と一緒に少し離れた場所にいく。フランは特に珀雲に好意を持っているわけではなく、勿論のこと晴にその意志は向いているのでそういう目で見てこないのが逆に嬉しく、フランも楽しそうだなとおもいながらついていく。

 

 

 

 

珀雲side

 

 

フランのことも配慮して博麗神社の境内に入る。少し涼しいげな空間でつい腰を下ろしてしまう。魔理沙はそろそろ酔いが回り始めたのか少しうとうとしている。フランは酒は飲んでいないが少しばかりのアルコールの含んだ食料を食べていたのが睡眠薬代わりを果たしたのかぐっすりと眠ってしまう。珀雲は二人が眠ってしまうまでずっと起きていた。魔理沙の眠っている姿を見てどことなく晴の妹の【璃紗】をおもいだす。このようなことが起きたことは一度たりとも無かったがあの時だけは璃紗にも魔理沙に思ったような気があった。晴もあの時はそれを望んでいた。今はもうない。彼女の早とちりで死にかけたという苦い記憶はそう簡単には消えないからだ。

 

 

晴にはとても悪い気もするが晴も両親が許せないらしく、もし璃紗だけでも許せたのなら本当に以心伝心できそうだと変な考えをしていると魔理沙が起きる。そして魔理沙は何を思ったのかこちらばかりを見てくるので首をかしげた。

 

 

「なぁ………珀雲。」

 

「うん?」

 

「なんかさ………私に隠してることないか?」

 

「………あるよ。教えて欲しいっていうのなら教えてもいい。口外しなければな。」

 

 

魔理沙は寝ているふりでもしていたのではないかというぐらいすんなりと起き、急に話しかけてきたのでそれを隠していたんじゃないか?と珀雲はジト目になるが魔理沙はそれを無視して静かな声で言った。

 

 

「教えて。」




いやぁ………萃夢想はそんなにやってないんだよなぁ………キーボード操作だと大変だし、かと言ってコントローラーはないし、ストーリーも動画見た程度の知識しかないんだよねぇ………悔しいですね。ちょっとだけ格ゲー極めるか………

次回「宴会=異変 ②」
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