東方傷心記   作:咲き人

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どうも咲き人です。最近忙しいのですが、先月のような投稿日当日に作るなんて馬鹿なことは多分今月中はしません。


其の参拾弐「宴会=異変 ②」

 

 

 

 

 

 

 

 

「あははは………あ~楽しいねぇ………宴会ってのは………」

 

 

 

 

前回の話から三日後………

 

 

 

 

珀雲side

 

 

今回の春雪異変での活躍は宴会さえもまだ続くほど大きいものだったららしく、またもや同じような面子(メンツ)で宴会が開かれている。またあのような地獄が起きるかと思ったがそうでもなく、案外宴会自体をたのしんでいた。本当に良かった。前回のあいつらは宴会ではなくて俺で楽しもうとしていたからな………その代わりと言ってはなんだが、魔理沙がしつこい。いつもはそんなに寄り付かないといっては聞こえが悪いのだが、性格のわりにはあんまりしつこくないのだが、今回ばかりは前回のアレをもう見たくないのだろうか、ぎゅっと腕にしがみついて離れようとしない。それなのに酒を飲ませてくれなどと傲慢だ。まぁ、仕方ないといえば仕方ないので盃は常に片手に持っている。………そろそろおつまみとか食べたいなぁ………

 

 

そう思っていると後ろから声をかけられる。

 

 

「あら?ラブラブね~。」

 

 

いきなりからかってくるような人物といえば大体思いつくのは紫やもう一人いるのだが、今回は柔らかい口調だったため、振り返るまでもなく分かった。

 

 

幽々子だった。あの事件のあと、自分の最期を知ってしまったらしい。生気を失ったような幽々子が現れたが、あの時にショックを受けて記憶を取り戻したらしい。

 

 

【西行 幽々子】………元々の名前はこれで死んでから【西行寺】になったらしい。そして【西行妖】とは元の名前は【西行桜】………幽々子が生きていた時は素晴らしい桜だったそうだ。だが、幽々子の能力によって父親やその付き人たちが死んでしまい、それ以来、西行桜が死を招くようになったそうだ。そして幽々子も死んでしまう………というのが真相であった。

 

 

少し暗そうではあるが、されども明るいぱあっとした笑顔でそれを語る。かなりそういうのには落ち込みやすい性格だと思っていたが、異変のときの説得というか説教を受けて変われたとお礼を言われた。

 

 

「それにしても………お二人は付き合っているのかしら~?」

 

「ば、馬鹿なこというんじゃななないぜ!」

 

「………魔理沙、動揺しすぎ………一旦深呼吸して落ち着け。」

 

「お、おう…………スーハースーハーよし大丈夫だぜ!」

 

「あらあら~仲良しなのね~。」

 

「まぁな。」

 

 

珀雲はそう言う。魔理沙はそれにおう!と相づちをうつ。どことなく微笑ましい関係であると言えるだろう………

 

 

その時だった。珀雲は何かを感じ取ったように遠くを見つめる。だが、魔理沙は何がなんだか分かっておらず、ぽかんとしている。幽々子は上辺だけはふふふと笑っている。

 

 

「魔理沙。」

 

「ど、どうしたんだぜ?」

 

「………何かただならぬ妖力を感じる。宴会の中に紛れ込んでいるみたいだ。」

 

「ほ、本当か!?………本当だ!今すぐ霊夢に知らせ「駄目だ」な、なんでだぜ!?」

 

「犯人がわからないからだ。もし、変装でもされていたら裏を取られる。しかもこれだけやって気づかないということは皆【サクラ】なのかなんなのか………それとも分かっていて俺たちのように様子を伺っているのか………しかし、これだけ威圧しておいて何もしてこないなんてまるで霧みたいな犯人だ。」

 

「そうねぇ~本当にふわふわ飛んでいるみたいだわ~。」

 

「何?」

 

「あら、私は別に今回の異変の犯人がこっちを見てるなんて言ってないわ~。」

 

「どこにいるんだぜ!?」

 

「言ってないわ~。」

 

「嘘つくの下手すぎだ。さっさと教えろよ。」

 

「お前ら静かにしてろ!」

 

 

幽々子が魔理沙をからかい、魔理沙はそれに対して怒っていると珀雲が突如としてキレる。流石に二人ともびっくりして静かになる。珀雲は静かに言う。

 

 

「今、炙り出す。集中するから静かにしてろ………」

 

 

珀雲は目を閉じ、念じるように唸る。その姿を見たことがある魔理沙は別に何も動じないが、幽々子は珀雲の能力を知らないため何をするのか興味があるらしく、まじまじと珀雲を見ている。

 

 

(見つけた!あいつか………)

 

 

 

 

その人物は薄い茶色のロングヘアーを先っぽのほうで一つにまとめている。真紅の瞳を持ち、その頭の左右から身長と不釣り合いに長くねじれた角が二本生えている。服装は白のノースリーブに紫のロングスカートで、頭に赤の大きなリボンをつけ、左の角にも青のリボンを巻いている。紫の瓢箪を持ち、三角錐、球、立方体の分銅を腰などから鎖で吊るしている。

 

 

主に角が体の大きさに合わないデカさなのでトレードマークのように見て取れる。その姿は小さいながらも【鬼】のように思わせた。

 

 

だが、こちらの気配に気がついたのか、文字通り霧に紛れて消えてしまった。

 

 

「ちっ。」

 

「………見失っちゃったのぜ?」

 

「ああ………変なマセガキだった。」

 

「そ、そうか………(マセガキって………相変わらず初対面の奴にはかける言葉が厳しいなぁ)」

 

「(マセガキって………まぁ合ってるかもだけど………う~ん)」

 

 

珀雲のどストレートな見下しするような言い方にお前の方がマセガキだろうと反論したくなったであろう。魔理沙も幽々子も呆れている。だが、思い出したように幽々子がトントンと珀雲の肩を叩く。珀雲は二人よりも前に出ていたため、魔理沙と幽々子に背中を見せている状態なのだが、突如として呼ばれたため、振り向こうとする。

 

 

むに………幽々子の人さし指が珀雲の頬に当たり、柔らかい音が聞こえる。よくある悪戯だ。

 

 

「うふふ、ぷにぷにね~。」

 

「………何のようだ?(怒)」

 

「ねぇ………どうやってマセガキ………だったらかしら?それを見つけたの~?」

 

「はぁ………俺の能力【痛みを理解する程度の能力】で周囲に痛みを与える。それをレーザーのように探知させて皆から角度的に見えないであろう人物を探したってわけだ。あと俺が見覚えがないやつっていう条件でな。」

 

「………とにかくすごいのね~」

 

「………わかんなかったんだな。」




前回のとはあんまし続いておらず、珀雲の秘密はまだ語らない。


あとそろそろちゃんと異変やるよ。あ、そうそうなんか萃夢想がおかしいのであんまりやってない。あとCPUの魔理沙強くてびっくり。心綺楼の魔理沙は………使っても使われても強いね。だが、聖!てめーは駄目だ!理由:遠距離が弱い。遠距離に弱い。神秘録は持ってないけど、そっちも紺珠伝でもあんまり期待できなさそうだよね。だって『ターボババア』だもん。ネタ的には使っても良さそうだけど………期待しているのはやはり魔理沙。まりえも~ん!そのお得意の超火力でどうにかしてよ~………って感じ(笑)


次回「宴会=異変 ③」
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