「スペルカード!痛符【モアペインスパーク】!!」
「そうはさせん!難題【炎上する火鼠!】」
珀牙が発動したスペルカードから炎の鼠が地面を這い、珀雲と晴に向かって襲ってくる。しかも、それだけでなく、鼠が一定時間動くと、その鼠は爆発し、周囲に小さな弾幕をまき散らす。それも一斉に放たれているので、一斉に爆発する。
珀雲のモアペインスパークも鼠を何匹か倒すことはできたが、
「次はコイツだ!難題【巨竜の咢】!」
「なめんな!止符【ストップフロー】!」
巨大な龍が珀雲と晴を喰らおうと、2方向に連なった弾幕は襲い掛かる。
だが、そのうちの半分はいきなり停止し、
「「ちっ」」
お互いに舌打ちしながら回避する。
「まだまだ……!難題【仏の四から一への鉢】!」
「こっちもだ!魔符【三角魔法――ディアーブル――】!」
珀牙の周りから数本のレーザーが発射され、鏡に反射するようにレーザーが何回か跳ね返る。だが、途中を抉るように珀雲のスペルカードが入り、レーザーのあたり判定を消し去る。
「小癪な……!難題【燕の子安貝――生命線――】!」
「お前こそ!停止【時トマル俺ノ世界】!」
2本のレーザーが何度も交差しあい、珀雲と晴を追い詰めていくが、晴のスペルカードでそれを停止させる。珀牙もこの状況下でも動けるため、このスペルカードを回避にしか使用できないことが残念だが……
「これが、最後の難題だ!解けるものなら解いてみろ!難題【三千年に一度咲く花】!」
「「人口々にこう語る。死ねば楽園、また死ねば絶望と。しかし我ら思う。そこに我らなし。我ら語りしは、在りし場所は今であらず。人の歴史から外れるべからず、また望むべからず。」」
「「苦治悪悲羅花【桜見ルコトモ叶ワナイ皆ノ世界】。」」
ぱぁあっと綺麗に虹色の実を咲かせる『優曇華』は、権力者の印。
フランの羽にも似た形の弾幕が次々と降り注ぎ、周囲はレーザーで囲われ、
やがて、逃げ場を無くす。だが、
止まる……全てが……そして……消える。
「これで終わりだ!痛符【モストペインスパーク】!」
「ッ!!」
モアペインスパークの上位互換であるレーザーの光に珀牙は包まれた。
「負け……た?俺が……」
「…………【逆狩 珀牙】。その昔、かぐや姫のうわさを聞いて、京へと出て以来、消息不明の人物……まさか、あんただったとはな……」
「……そうだ。俺の子孫よ……一族を裏切ったが、悔いはない」
「…………あんたとこのボスって一体何なんだ!?何を企んでいやがる!」
「知らない……俺は姫様に会えればそれでいいのだからな……」
彼は……既に狂っていた。
次は……2、2か月で!ごめんね!