東方傷心記   作:咲き人

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どうも咲き人です。予告どうりに1か月と1日経過しましたー


其の伍拾弐「月は欠け、機は満ち」

「スペルカード!痛符【モアペインスパーク】!!」

 

「そうはさせん!難題【炎上する火鼠!】」

 

 

珀牙が発動したスペルカードから炎の鼠が地面を這い、珀雲と晴に向かって襲ってくる。しかも、それだけでなく、鼠が一定時間動くと、その鼠は爆発し、周囲に小さな弾幕をまき散らす。それも一斉に放たれているので、一斉に爆発する。

 

 

珀雲のモアペインスパークも鼠を何匹か倒すことはできたが、(弾幕)にも知能があるのか、上手く回避していく。珀牙もそのレーザーを回避する。

 

 

「次はコイツだ!難題【巨竜の咢】!」

 

「なめんな!止符【ストップフロー】!」

 

 

巨大な龍が珀雲と晴を喰らおうと、2方向に連なった弾幕は襲い掛かる。

だが、そのうちの半分はいきなり停止し、逆方向(珀牙)に向かって流れるように移動する。

 

 

「「ちっ」」

 

 

お互いに舌打ちしながら回避する。

 

 

「まだまだ……!難題【仏の四から一への鉢】!」

 

「こっちもだ!魔符【三角魔法――ディアーブル――】!」

 

 

珀牙の周りから数本のレーザーが発射され、鏡に反射するようにレーザーが何回か跳ね返る。だが、途中を抉るように珀雲のスペルカードが入り、レーザーのあたり判定を消し去る。

 

 

「小癪な……!難題【燕の子安貝――生命線――】!」

 

「お前こそ!停止【時トマル俺ノ世界】!」

 

 

2本のレーザーが何度も交差しあい、珀雲と晴を追い詰めていくが、晴のスペルカードでそれを停止させる。珀牙もこの状況下でも動けるため、このスペルカードを回避にしか使用できないことが残念だが……

 

 

「これが、最後の難題だ!解けるものなら解いてみろ!難題【三千年に一度咲く花】!」

 

「「人口々にこう語る。死ねば楽園、また死ねば絶望と。しかし我ら思う。そこに我らなし。我ら語りしは、在りし場所は今であらず。人の歴史から外れるべからず、また望むべからず。」」

 

「「苦治悪悲羅花【桜見ルコトモ叶ワナイ皆ノ世界】。」」

 

 

ぱぁあっと綺麗に虹色の実を咲かせる『優曇華』は、権力者の印。

フランの羽にも似た形の弾幕が次々と降り注ぎ、周囲はレーザーで囲われ、

やがて、逃げ場を無くす。だが、

 

 

止まる……全てが……そして……消える。

 

 

「これで終わりだ!痛符【モストペインスパーク】!」

 

「ッ!!」

 

 

モアペインスパークの上位互換であるレーザーの光に珀牙は包まれた。

 

 

 

 

「負け……た?俺が……」

 

「…………【逆狩 珀牙】。その昔、かぐや姫のうわさを聞いて、京へと出て以来、消息不明の人物……まさか、あんただったとはな……」

 

「……そうだ。俺の子孫よ……一族を裏切ったが、悔いはない」

 

「…………あんたとこのボスって一体何なんだ!?何を企んでいやがる!」

 

「知らない……俺は姫様に会えればそれでいいのだからな……」

 

 

彼は……既に狂っていた。




次は……2、2か月で!ごめんね!
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