ここまでノンストップで作成しているのですがそろそろの疲れてきた。
前回のあらすじ
珀雲は寝ていた。
「………言うな」
紅魔館に入るとすぐに思ったのは目に悪いなということだった。
この屋敷は見渡す限り、紅一色だ。この屋敷の主はどれだけ赤色が好きなのだろうか………
霧だって赤いし、まるで自分がやったって言っているようなものじゃないか………
どこまで自己主張が激しいやつなんだ………しかし、かなりの実力者と、幻想郷は本当に退屈しねえな………俺がそう思いながら飛んでいると、目の前にドデカイ扉が現れる。
どうやら霊夢と魔理沙とはぐれてしまったようだ。しまった。考え事のしすぎだ………
自分の頭をポカッと殴る。しかし、こうなった以上引き返すのは馬鹿だろう………
進もう………俺は恐る恐る扉を開けた。
そこには至るところに本ばかりがある。ここはどうやら図書館のようだ。
とてもじゃないが普通の図書館よりも本があって見てそうそう言ったことは「凄え………」だった。凄く読みたい本が沢山ある。本の背表紙だけでも夢が膨れ上がりそうだ。
これは「ネクロノミコン」でこっちは「魔術に関して」とか色々あるなぁ………流石は図書館ってところだな。
ここに限っては規模が違うけど………!?今、やばいのが見えてしまった。あれ?図書館って「18禁コーナー」なんてあったっけ!?
よくわかんないけどあっち側には行かないでおこう………
しっかし、これもここの屋敷の主が集めたのかな?それにしちゃ結構あるな。絶対読まねえようなモンもあったけど………
だけど魔術に流通しているとなると会ってみる価値ありだ!貴重な話が出来るかもしれない。あとはあっちの気分の問題だけどな。
それにさっきまで妖精がメイド服着てたんだけど雇っているのか?
人手が足りないのは見れば分かるんだけど、妖精なんかでいいのか?
大妖精みたいな賢そうな子はどこにもいなかったぞ?
まぁ………俺を発見した瞬間に攻撃してきたのは侵入者撃退用には使えるかもしんないけどさ………
もしかして妖精を従えている奴がいたりするのかもな。美鈴だって妖精と協力して攻撃していたらしいし。そんな奴がいてもなんら不思議じゃないな………
暫くすると本を持った誰かが忙しなく動き本を本棚にしまっている。
謂わば図書館の司書さんのようだと思ったが、どうやら彼女をこき使っている存在が奥にいるらしい。そして俺の存在に気づいたようだ。
そこにいたのは長い紫髪の先をリボンでまとめ、紫と薄紫の縦じまが入った、
ゆったりとした服を着用している。さらにその上から薄紫の服を着、ドアキャップのついた変な帽子を被っている。
また服の各所に青と赤のリボンがあり、帽子には三日月の飾りが付いている。
「私の図書館に何の用かしら?侵入者さん?」
「え!?侵入者!?どこどこ!どこですか!?」
「落ち着きなさい【こぁ】。そこの本棚に隠れているのは分かっているのよ。」
よくわかったな。と言いたかったがその前にさっきの本をしまっていた子は
多くは赤い長髪で頭と背中に悪魔然とした羽、白いシャツに黒~黒褐色のベスト、
ベストと同色のロングスカートで、ネクタイかリボンらしきものを着用している。
どうやらこの子はしきりに奥の女のことを【パチュリー様】と言っていることから部下のような存在なのだろう………
しかし【こぁ】とは中々独特なネーミングセンスだなと少し微笑みが溢れる。
懐かしいな………出てこいと言われたのは魔理沙に言われたのが初めだったのに………
しかし、前も言ったとおり、出てこいと言われたからには出てやろうじゃないか。
相手をしっかりと見極めたら俺はゆっくりと本棚から姿を現した。
パチュリーside
私とこぁは驚いた。何故なら【彼】に聞かされていた存在が目の前にいたからだ。
写真で見たものよりもとてもかっこよ………って違う違う!
彼には雰囲気があった………あの写真で見た。寂しさが………とても可哀想な者だと思った。
出来れば彼の誤解を解いてあげたいと思った。その噂の存在が目の前にいる。
そんな………確かに行方不明だとは聞いていたけれど、まさか幻想郷に流れ着いているとは驚くのも無理もないというものだ。
それだからこそ私は後悔した。こんな形で会わなければ、もう少し感動的な出会いができたはずなのに………
私たちは彼にとっての敵………逆に私たちにとって彼は敵………こんな辛いことがあってたまるか!と思いたかったが、きっと幻想郷は彼にとっての癒しなのだろう。
だからこそ、急に赤い霧で覆われたときは生きた心地がしなかったのだろう。
分かる。私と同じことになったということだ。ずっとに自分らしく居れられる場所が無かったのだ………それなのに………私たちが霧を発生させてしまったために彼は私たちの敵となってしまった。
こういう運命だったのかもしれない………神様が創ったレールの上なのかもしれない。でも伝えたい。
【彼】がここにいることを………分かり合え、そして昔の二人に戻れるということを………
私は決意した。【彼】が来るまで時間稼ぎでもいいから彼と………逆狩 珀雲と戦うと………!
珀雲side
「なんでお前ら………俺を知っているような目でこっちを見てくるんだ?」
「あ、あわわ………!ど、どうするんですか!パチュリー様!」
「どうするもないわよ。私の場所は奪わせない。排除するだけよ………」
「で、でも………【彼】は………」
パチュリーは溜め息をついた。自分の部下のどよめきように落胆したのだろうか………
こぁという女もパチュリーに何か言われると慌ててどこかに行ってしまった。
【彼】………つまり俺のことだな。俺のことを知っていることだろうか?
いや、しかしこの世界に来たばかりの俺が幻想郷で有名になるのは早すぎるものだろう………
だが、こいつらの耳に入ったのが俺が幻想郷に流れ着いたときよりも前だったら少しは可能性はあるが、こいつらは妖力や魔力が膨大なやつばかりだ。
そんなやつが外の世界でうろちょろしているとも思えない。
ならいつだ?いつ俺の情報、又は、俺の名前や容姿をこいつらが知ったのは………
もしかして………誰かが情報を振りまいたとか?いや、それはありえない。俺を忘れたから幻想郷に流れ着いたのだから俺を知っている奴なんか【アイツ】ぐらいだろ………
まさか【アイツ】か!?ありえる。【アイツ】はなんでも出来た。
もしかしたら幻想郷に来れたとしてもなんら不思議じゃない!
そうか………こぁとやらが言っていた【彼】ってのは【アイツ】のことだったのか………
「おい。パチュリーだったな?」
「何?侵入者の分際で気軽に私に語りかけないでくれないかしら?」
「【皆原 晴】………この名を知っているな?」
「!?」
「その反応は知っているんだな?さぁ………答えろ!晴は今どこにいる!」
「教えない。私は頑固だから頑なに答えないわ。」
「なら………弾幕ごっこで無理矢理にでも負かせてやる!敗者は勝者に従え!」
「いいわよ。私は負けない。」
俺はいつも以上に熱くなっていた。
パチュリーの基本弾幕はレーザーだった。よく考えたら弾幕ごっこでレーザーは強いな。一直線に伸びるしそれが屈折したりしたらもっと厄介だな。使う方は爽快なのだろうけどな。レーザーが消える前にパチュリーの近くにある小さい魔法陣からこちらに向かって紅弾が放たれる。レーザーが消えた直後に紅弾を回避する。今の俺であればこれぐらいはわけない。すると早速スペルカードを使おうとしている。意地でも俺に晴の居場所を悟られたくないというわけか。
上等!
「水符【プリンセスウンディネ】!」
周りに水色の弾幕が放たれる。この程度なら………と思ったら急にとても細く、短いレーザーが何発も俺目掛けて飛んでくる。これはまずい!と思いグレイズを狙う。しかし、このスペルとは相性が悪いのか中々突破できない。ようやく突破できたと思ったら俺の体力はかなり消費されていた。本当にこいつは強いな………パチュリーに敬意を思う程だ………だからこそ………
「諦めない!」
「!」
「俺は晴を………殺す!」
「………」
「殺すまで俺は諦めないぞ!今度は………」
「ええ………来るがいいわ。」
「こっちの番だ!魔符【三角魔法《トライアングルマジック》――ディアーブル――】!」
ディアーブル………それはフランス語で『くたばれ』という意味だ。
ちょっと口には出さないが相手をdisる。それが俺クオリティーという程でもないけど結構嫌われた性格だ。
これは生まれつきなので戻せないってそんなことはどうでもいいな。
三角魔法はチルノにやったのと同じだ。俺がギュッと握った拳の周りに青い3つの球体が出現し、パチュリーの周りを囲み結界を張る。
カストワの上位互換として作ったこのスペつカードは苦痛だけでなく、
弾幕が放たれる。それでも弾幕自体はそこまで難しくないし、苦痛だって心を痛めつけるものだから心を空っぽに………
つまり無心になれれば痛みを全く喰らわない。まぁ、無心になって弾幕を回避するという両方を同時にするのが難しいのだけれどな。
しかし、パチュリーは魔法使い。これに対抗できる魔法を知っていたとしてもなんらおかしくはない。
そう………このスペルカードは簡単に突破されてしまう。
パチュリーの呼吸が荒くなってきている。持病でも持っているのだろうか?
それなら無理しなくてもいいのだが、そこまで晴の居場所を黙っているというのならやはり敵として天晴れだ。
そうと決めたら………殺さない程度に叩きのめそう………
「くっ!」
「一つ聞きたい………」
「はぁ、はぁ………な、何かしら?」
「どうしてそこまでする?晴とパチュリーは恋仲かなんかなのか?」
「違うわよ。」
「即答ですかそうですか。でも………やっぱり理解できない。晴は確かにイケメンだ。
皆から親しまれている。お前らが親しんでいても不思議ではない。誰かが晴に惚れていてもな………でも、お前は即答だった。それなのにここまで頑なに黙る必要があるのか?」
「言ったはずよ………私は頑固だって。」
「………そんなに傷ついているのにか?」
「!?」
「俺の能力は【肉体と精神のダメージを反転する程度の能力】。痛みについてはあんたよりも知っている。
あんたは嘘をついたときの正義感と後悔とかが自分の心を締め付けている………」
「………それが「どうかしたのかだよな………」………」
「関係大ありだ。そのせいであんた自分らしく戦えていない。自分の命を粗末に扱っている。晴の命狙っている俺が言うのはなんか抵抗があるが………時間稼ぎでもしているのか?」
「(ばれた!)………それがなんだっていうのよ?」
「そこまで俺の昔の姿が見たいか?」
「え!?」
「分かるさ。どうせあいつは俺の誤解を解きたいとか思ってんだろ。」
「じゃ、じゃあ………」
「なんでそこまで分かっているのに晴を殺そうとするのか………だろ?」
「………」
パチュリーは無言で頷いた。
「それは簡単だ。【復讐】だ。」
「復………讐………?」
「そうだ。俺は晴に復讐する。アイツは知らなくてもこれはアイツの問題だ。」
俺の言葉に殺気が含まれてくる………
その言葉に気押されてパチュリーはごくんと唾を飲む。
「………そんな時間稼ぎなんかいいから本気で戦ってくれよ。俺は楽しみたいんだ。
多分………というか絶対、アイツとの戦いは血で血を洗うみたいな惨たらしい戦いになると思う。
だからそれが起きる前に少しでも衝撃的な戦いをして楽しみたいんだ。」
パチュリーは悩んでいるようだった。
殆ど俺の生意気な願い事だったからだ………それでも俺は諦めない。
全てを奪ったアイツを復讐するまでは………
そしてパチュリーに俺の願いが届いたのかはぁ………と溜め息をついて
俺の顔をみる。そして口を開く………
「………分かったわ。それなら本気でやりましょう?私は【パチュリー・ノーレッジ】。
ここの魔法使いで彼女の親友よ。彼女の頼みのために異変を起こした犯人の一人。」
「そうこなくっちゃ!俺は今日から異変解決者の一人。【逆狩 珀雲】!
俺の二つ名は特にないけど………強いて言えば………
【ただの魔法使い】だ!」
魔法使い同士の本気の戦いが始まった。
こぁside
今、私はパチュリー様の命令で晴を呼んできているところです。
パチュリー様の持病が持てばいいのですけれど………そして廊下が長すぎです~!
もう!【咲夜さん】の能力が強すぎですぅ………あ、いた!やっとみつけた。
早く図書館に………【ヴワル魔法図書館】に来てもらわないと………
「晴さん!」
「小悪魔か!どうしたんだ?」
「あれ?美鈴さんどうしてここに?」
そこには倒されて戦線離脱した紅美鈴がいた。
どうやら目的は同じようで逆狩 珀雲が幻想郷にいるということを晴に伝えるためだった。
一方そのころ………
「弾幕はパワーだぜ!痛符【モアペインスパーク】!」
「魔法は知力よ!金符【シルバードラゴン】!」
次回「異変突破 5面」