あ、骸君の気配がする
あらーわざわざ実現化までしてくれたよ
クロームちゃん通じて話してくれるだけでよかったのにー
「なんですか?」
「ごめんねー
急によんだりして」
「いいですよ 用件は?」
「いやぁ……1度だけ会ったんだけど
それから精神世界で会わないしー
でも私の頭に語りかけることはできたよね?」
「そうですね」
「お前! 骸様と話せるのか!?」
「話せてはないかな?
骸君の一方的って感じだよー」
「あなたと契約すれば憑依はできます
ですが、力は使える可能性は低いでしょう」
「へぇー そうなんだー」
「波長が近いのでしょう」
波長っていう表現なんだー
「お前 骸様と契約しろ!」
「んーそれはやめとくかな?」
雲雀先輩が怖いからね(笑)
「お前!!」
「犬 落ち着きなさい
僕は彼女と契約するつもりはありません」
すごいなー
本当に犬君が黙ったよ
「そうなの?
骸君は使える駒は多い方がいいと思うタイプと
勝手に思ってたんだけどねー」
「クフフフ
契約してもあなたが元々契約している人に
邪魔されそうですからね」
そりゃそうだ
肝心な時に邪魔されれば計画が全て狂うもんね
そんな駒はいらないよねー
でも……そんなこと出来るの?
『無理だな
あの時は俺がはやく来いって呼んでただろ?
それを骸が邪魔されてるって思っただけだろ』
あ、なるほどね
「そうなんだね」
出来ることにしとこう(笑)
雲雀先輩のことを抜きにしても
私は骸君と契約してもいいことはなさそうだしね
勝手にのっとられてツナ君に近づきそうだもん
「なんで波長?相性が少しいいのかな?」
「犬、千種席を少し外してください」
あれ?なんでだろ……
まぁいいか……
「考えられるとすれば……
性格……「それはないね」……そうですね」
絶対違うもん(笑)
「……能力……」
「能力?
どっちかというと相性悪いよね?」
「クフフフ
悪すぎますね」
「だよねー(笑)」
「ですが……
能力の根元が同じというのも考えられますね」
「根元? まぁ術士に近いっていえば近いね」
「違いますよ」
「あ、それもそうだね
それぐらいで波長があったら骸君は憑依し放題だもんね」
うわ……それは想像しただけで怖いな……
「そうです
あなたは僕の能力を知ってますか?」
そういえばちゃんと聞いてないなー
原作で知ってるけどここは知らないフリだね
「んー……なんとなく知ってる感じ?」
「わかりました
僕の体には前世に六道すべての冥界を廻った
記憶がきざまれていましてね
6つの冥界から6つの戦闘能力を授かりました」
「へぇ……」
ん?
「心当たりありそうですね」
「……いや……少し……ね」
よく考えると私って前世の能力を使ってる……
それも前世の記憶も持ってるし……
骸君とめっちゃ近い……
「前世……わかりやすい人だ」
「う……」
はめられた……
少し肩が動いてしまったよ……
「そうです
私は前世に使えた能力を今も使ってます
前世の記憶も持ってるよ」
「クフフフ
あなたと僕は近い存在だから相性がいいみたいですね」
「そっかー
あ! それで私は骸君が出てくる時の
気配がわかるのかも……」
霧戦で骸君のことが頭に流れたのも
この理由か……
「近い存在ですからね
僕からすれば最悪です」
なんで?
あ、それもそうだねー
普段のツナ君に何かしようとして
誰かに憑依してても私に見破られるもんねー
うわー骸君が原作より不憫な気がする
私という存在のせいで骸君の計画の成功率が低すぎるよ
とりあえず応援だけはしておこう
「頑張ってねー
あ! 骸君ありがとう!!」
「なにがですか?」
「もしかしたら私が知られたくないことが
関係する可能性があるから
犬君と千種君に席をはずしてもらったんでしょ?」
だって性格は違うのはわかってるし
能力の相性が悪いのもわかってたもん
つまり……前世……冥界……とかの
キーワードの可能性高いって考えるよね
骸君も絶対頭がいいはずだもん
「それはどうですかね」
「もぉー
そこは『そうですね』でいいでしょー」
「クフフフ」
「ふふ♪ ありがとうね」
「僕はそろそろ戻りますよ」
「あ、ちょっと待って」
「なんですか?」
「無理させて呼んだし私の体力を渡すね」
「あなたは本当にかわってる人ですね」
「なんで!?
当たり前のことじゃないの?」
「雲雀恭弥と付き合ってるのに
僕にそういうことするのはかわってると思いますが……」
「雲雀先輩は骸君が嫌いかもしれないけどー
私は骸君を嫌いとは思ってないよ?
でも味方とは思ってない」
「そうですか」
「じゃ、勝手に触るよー」
「どうぞ」
これぐらいかな?
「これでちょっと楽になったかな?
また何かあったら語りかけてー
内容にもよるけど助けてあげるよ
骸君に貸しを作ればいいことがありそうだしね」
あらーなんか笑ってるよ
「わかりました
ではまた会いましょう」
「はいぁーい またね」
おお!クロームちゃんに戻った!
「クロームちゃんありがとー」
「……ううん」
「犬君と千種君呼んでくるよ
さっきちょっと席を外してもらったんだー」
「……うん」
「犬君、千種君お待たせー
もういいよー」
「遅いだびょん」
「……骸様は……?」
「もう戻ったよー
それにしても骸君って優しいんだねー」
「当たり前だびょん」
「…………」
「そうだよね
そうじゃなかったら
犬君と千種君はついていかないよねー」
あれ?2人とも黙っちゃった?
変なこと言ったかな……
「とりあえず話は終わったからー
クロームちゃん待たせてるから私は戻るよー」
骸の優しさはものすごくわかりにくいと思います
骸と主人公の関係は少しかわっています
継承式編までに何度か骸との絡みをありますが
距離感があるように気をつけて書いています