さっきから無言なんだけど……
本当になんで一緒に来たんだろ?
話しかけてみるか……
“リングはもう大丈夫か?”
「ああ」
返事が短いな……
まぁいいや
“じゃ、黒川花のところに向かうぞ”
「待て! 堂々と道を通るな!
こんなにも敵がいるんだぞ
遠回りするしかないだろ!!」
“問題ないよ
ついてきなよ”
何も言い返さないなー
まぁいいか
広範囲にすれば集中力いるしー
流石、私だね 無事着いたよ♪
「どうやったんだ……」
なんか脱力してるよ
あーツナ君と一緒に行った時は
かなり苦労したのか……
“僕は風を操れるんだ
風で人に当たるか当たらないかわかるんだ
誰にも会わずにルートを探るなんて簡単なことだ”
こんなにも広範囲にしようとしたら
微妙な風の量を操るから
すっごい集中力がいるんだけどねー
制御解いたら楽なんだけどねー
まぁそれはしょうがないよね
「…………お前が捕まらないわけだ」
あ、もしかして心配で着いてきたのかな?
他のマフィアから狙われてるって
ラルは知ってると思うしね
“僕は逃げるのが得意なんだ”
「……そうか」
ピンポーン
“ヴェントだ
むかえに来た”
そういえばツナ君のアジトの入り口知らない……
雲雀先輩のところから帰ろうと思ったけど
ツナ君のアジトの方が近いよね?
玄関にいれてもらったし
集中力いらない間に聞いておこう
“ラル・ミルチ”
「なんだ」
“沢田綱吉のアジトの入り口で
ここから近いところはどこか知ってるか?”
「ああ」
“悪いがだいたいの場所を教えてくれ”
「……知らないのか?」
なんで怪しい目で見るんだ……?
“聞いてなかったのか?
沢田綱吉にも言ったが……
僕は過去から来てまだアジトに入ったことがない”
「お前も過去から来たのか!?」
本当に聞いてなかったのね……
そういえば雲雀先輩の方をずっと見てた気が……
そして、こんな美人な人にジッと見られたのに
雲雀先輩は全く興味なかったのが不思議だよ
“そうだよ”
へーそんなところに入口があるんだー
あ、京子ちゃんがおりてきた
“ついでだ
何かいるものないか?”
「な!? はやく帰るべきだろ!!」
“……君も女性だろ……
女性にはいろいろ必要だろ?
沢田綱吉達が気付くとは思わない……”
絶対気付かないよねー
雲雀先輩は気付いてるけど言うわけないしね
「あの……その……///」
ここは原作通りなんだねー
私がいるとずれてる可能性があるから
聞いたけど意味なかったね
うーん……京子ちゃんゴメンね
男のフリをしてる私から聞けば恥ずかしいよねー
でも恥ずかしがってる京子ちゃんは凄く可愛い……
あ、また変態に近づいた気がする
“……大丈夫そうだな
いい友達をもったな”
この状況で京子ちゃんが買えるわけないしね
誰が買ったのかは原作を知らなくてもわかるよ
「うん!!」
うわー京子ちゃん可愛いーー
“今から帰るけど
出来れば僕にあまり話しかけないでくれ
結構集中力がいるんだ”
京子ちゃんは意味分かってなさそうだなー
ラルはうなずいたしさっさと帰ろう……
長居すれば花にも危険があるしね
指紋認証システムに少しドキドキしたよ
まぁ雲雀先輩のアジトでも使ってたけどね
ここはどうなってるかは知らないけどー
でも雲雀先輩がいれば全部してくれたから
実は初めてだったんだよねー
本当は少しやってみたかったけど……
言えば笑われるのはわかってたから言えなかった……
あ、考えながらラルに着いて行ってたら
このまま進めば誰かいる気配がする
「ちゃおッス」
“リボーン……その格好はなんだ……”
知ってるけど……怪しすぎる……
「これを着ねーと体調最悪なんだ
ヴェントは問題ないのか?
お前もアルコバレーノだろ」
「な!?」
あれ?ラルは知らなかったの?
知ってると思ってたんだけどなー
“僕は制御をかけられてるから問題ないよ”
「…………なるほどな」
“僕もまさかこんなところで
役にたつとは思わなかったよ”
「どういうことだ!! 説明しろ!!」
京子ちゃんの前で叫ばないでよねー
少しビックリしてるじゃん
“説明は後だ
先に彼女を部屋まで送る”
「……わかった」
「京子ちゃーん!!!」
あーハルちゃんが泣いちゃった……
「ごめんね……ハルちゃん……」
もう京子ちゃんは無茶なことはしないだろうなー
これでやっと安心が出来たよ
“無事送り届けたし
僕は沢田綱吉に会ってくるよ”
「はひ! この人誰ですかーー」
怪しい人でゴメンねー
「ハルちゃん、あのね ツナ君の知り合いでね
外で危なかったところを助けてもらったの」
「はひ! そうだったんですかーー」
「ヴェント君ありがとう」
“ああ
君が無事でよかったよ
じゃぁな”
いやー本当に良かった……
原作通りと思って行動してなかったら危なかった……
ラルは噂で主人公がアルコバレーノと聞いたレベルです
この未来ではラルはコロネロに会っていないと思うんですよねー
そして原作でリボーンはラルには
呪いに関する情報の手紙を渡していませんでした
ラルは何も教えてもらっていません
だからただの噂と思っていました