リボーンの世界に呼ばれてしまいました   作:ちびっこ

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未来の私 10

先に獄寺君からお見舞いしようかな?

やっぱりここはノックするべきか

 

コンコン

 

「誰だ」

 

これは入っていいってことなのか?

それとも名前を言わないとダメなの?

名前を言ってダメだとか言われたらショックだ

もういいや……めんどくさい

ダメだったら獄寺君は誰なのかを聞かないと思うしね

 

ガラッ

 

1人みたいだし普通に話そう

フードもとっちゃえ!

 

「私だよー♪」

 

「風早か……」

 

一瞬だけど勝手に入ったから睨まれた(笑)

 

「そだよー

 怪我はどう?」

 

「……まだ本調子じゃねぇ」

 

良くないんだけど良かった(笑)

あの怪我で完治したとか言われたらビックリする

 

「それもそうだねー

 あの傷だもんねー」

 

でも動けそうなぐらい回復してるよ

やっぱり根本的におかしい

普通は絶対動けないもん

 

「風早が応急処置してくれたんだってな」

 

誰かから聞いたのかな?

 

「そうだよー

 もう少し早く着けば良かったけど……」

 

京子ちゃんともう少し早く会っていれば

獄寺君達の怪我はましだったのに……

 

「お前は悪くねーよ」

 

「……そっか」

 

「ああ

 ……お前のほうこそ大丈夫なのか?」

 

「へ?」

 

「リボーンさんから聞いた

 この時代でヴェントは

 いろんなマフィアに狙われてるって……」

 

「そうみたいだねー

 未来がこんなことになってるとは思わなかったよー」

 

本当に思わなかった……

白蘭さんのことは知ってたから

あんまり驚かなかったけど……

まさか私がこんなことになってるとは……

 

「……そうか」

 

「でも、この時代の私は風早優として

 雲雀先輩と一緒に行動して過ごせてたってことは

 獄寺君達が正体を黙っててくれてるってことだよ?

 だからありがとうね」

 

「……オレに言っても意味ねーだろ」

 

「あるよ?

 未来の獄寺君が黙っててくれてたってことは

 今からずっと獄寺君は黙っててくれるってことでしょ?」

 

それに他のパラレルワールドでも

黙っててくれてるんだよね

自分の命の危険があるのに……

 

「…………そうだな」

 

「そうだよー

 だからありがとうなの」

 

「そうか」

 

「思ってたより獄寺君が元気で良かったよー

 次は山本君のところ行ってくるねー」

 

「……風早」

 

「ん? どうしたの?」

 

「……オレでよかったらいつでも話を聞くからな」

 

うわー……珍しい

獄寺君が私に気を使ってくれるなんて……

まぁ凄い小声で言ったけど(笑)

 

「ふふ♪ ありがとー

 みんながいてくれて良かったよ♪」

 

「……やっぱりお前はバカだ」

 

ええええ!?

どこで思ったのー!?

 

「事情を知ってるオレらの前でも

 無理して元気出しても疲れるだけだろーが」

 

「……今はみんな自分のことで精一杯だからね

 もちろん私も含めてね」

 

「10代目が後で知った時に嫌がるってオレに言っただろ

 自分で言った癖にするからバカなんだ」

 

「……そうだね」

 

「それでもオレらを気にするならヒバリのところへ戻れ

 あいつはこの時代に慣れてるんだ

 無理に元気出す必要ねーだろ」

 

「……もうこの前……迷惑かけたよ」

 

「お前の迷惑はあいつにとってはたいしたことねーよ」

 

「……そうかな」

 

「ああ

 野球バカはほっといてさっさと戻れ」

 

いや、戻るけど見舞いはするよ……

 

「……ありがとう

 次に会うときはちゃんと笑うよ またね」

 

「ああ」

 

あー獄寺君の見舞いに来たのに

私が元気をもらっちゃったよ

 

「……獄寺君」

 

部屋を出る前に聞こう……

 

「なんだよ」

 

「また迷惑かけるかもしれないけどいい?」

 

「オレらからしても

 おめーの迷惑はたいしたことねーよ」

 

「……ありがとう」

 

……あれ?今、普通に笑ったかも……

な、なんか恥ずかしい!!

さっさと部屋を出よう!!

あ、いい逃げだ……まぁいいか

 

 

 

 

 

えっと……山本君はここだよね?

 

コンコン

 

「入っていいぜ」

 

こっちも1人みたいだし

フードはとっていいか……

 

「久しぶりー」

 

「風早じゃねぇか 久しぶりだな!!」

 

こっちも元気そうだねー

やっぱり根本的におかしいよね

 

「そうだねー」

 

「小僧から聞いたけどヴェントで過ごすんだってな」

 

「そうだよー

 なんかいろんなマフィアに

 狙われてるみたいだからねー」

 

「マフィアごっこも本格的だよな!!」

 

……まだマフィアごっごと思ってるのね

 

「そうだねー

 フードかぶってるときはヴェントって呼んでね?」

 

「ああ 任せろ!!」

 

これはこれで脱力できて安心する

ある意味すごい……(笑)

山本君にしか出来ないよねー

……私の迷惑はたいしたことないんだよね?

獄寺君、信じるよ!!

 

「ねぇ、山本君」

 

「なんだ?」

 

「マフィアごっこ好き?」

 

「ああ 楽しーぜ!」

 

「私はそのメンバーに入っていいのかな?」

 

「なに当たり前のこと言ってんだ?」

 

「そっかー

 当たり前かー」

 

「風早、熱でもあるのか?」

 

「ないよー

 でも1人2役とかするから面倒かな?って思ったの」

 

「そんなことかよ

 風早もいるから楽しーんだぜ!」

 

「……そっか」

 

「すっげー笑ってるけど何かいいことあったのか?」

 

「まぁねー

 でもそれは秘密だよー」

 

「そっかそっか」

 

「じゃ、私は向こうのアジトに戻ろうかなー」

 

「ああ」

 

「またねー」

 

「またなー」

 

……当たり前か……

変なことを聞いても疑問に思わず

答えてくれそうなのは山本君だけだったんだよねー

聞けたのは獄寺君のおかげだね……

……たいしたことないって思ってもらえるかな

 




全く違うタイプの2人だから
話せる内容が違うので元気がもらえます
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