リボーンの世界に呼ばれてしまいました   作:ちびっこ

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囮 4

こ、これは……

部屋の外まで重い空気が漂ってる……

私、この中に入るのーー!?(泣)

 

「た、ただいま……戻りました……」

 

 

 

 

……はい

そうですよねー

返事があるわけないですよねー

あはは……もう苦笑いしか出来ないね……

 

「優」

 

低い……声が低いよ!!

 

「は、はい!!!」

 

「はぁ……」

 

「……ごめんなさい……」

 

「こっちに来なよ」

 

拒否権は発動できませよねー

はい……行きます

襖に半分隠れてるのをやめます

 

 

いつもの席ではなく雲雀先輩の前に来ました

もちろん正座をしてます

少しでも反省しているという意味をこめて……

多分伝わってるとは思うけど

機嫌は良くなっていない

 

「優」

 

「はい……」

 

「優を狙ってる人が多いのわかってるよね」

 

「はい……」

 

知っています

ええ……知っています

 

「優が捕まると

 どうなるかもわかってるよね」

 

「はい……」

 

それも知っています……

 

「どうして僕に言わなかったの」

 

「……急に頼まれて……」

 

「ふぅん

 僕よりあっちのほうが大事なんだ」

 

……私に頼んだ人が誰か絶対わかってる!!!

 

「いや……その……頼んだ人というより……

 可愛い女の子のためというか……」

 

「ふぅん」

 

……骸君のバカーーーー!!!

 

「あの、その、ごめんなさい……

 風紀……さらに……乱しちゃったし……」

 

「はぁ……」

 

怒らせて……この数分の間に……

2回も溜息つかせてしまった……

 

・・・・・・

・・・・・・

・・・・・・

 

「優」

 

「……はい……」

 

「こっち見なよ」

 

今、目があうと困る……

 

「優」

 

「…………ごめんなさい……」

 

頭を下げてるしかない……

今回は全部私が悪いし……

 

「優」

 

土下座をしよう……

 

グィッ

 

「きゃ!」

 

……やばい……目があった……

 

「泣きそうなぐらい僕が怖いの?」

 

声を出せばもう我慢出来ないかも……

首を横に振ろう

 

フルフル……

 

「どうしてそんなに目が潤んでるの?」

 

「……私……最低です……」

 

「どうして?」

 

「……雲雀先輩に……

 心配ばっかりかけて……」

 

「……僕が勝手にしてるだけだよ」

 

「……それに……守りたいのに……私が……」

 

風紀を乱した……

 

「昨日も言ったけど

 それは優のせいじゃないよ」

 

「……でも……」

 

私がいるから乱れるんだ……

 

「はぁ……」

 

また……溜息……

やっぱり……ここにいない方がいい……

雲雀先輩もこれで私に愛想がついたよね……?

あ……でも未来の私には愛想がつかないでほしいな……

 

「優」

 

「……はい……」

 

「おいで」

 

……?

おいで……?

 

「こっちに来て」

 

「えっと……」

 

目の前にいるんだけど……

 

「僕を安心させるためにこっちに来て」

 

つまり……

 

ぎゅ……

 

「私は……ここにいますよ……?」

 

「……無事でよかった」

 

……珍しい

雲雀先輩がそんなことを言うなんて……

それだけ心配させたんだ……

本当にごめんなさい……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……いつまでこの状態なんだろ……?

どんどん恥ずかしくなってきた……///

 

「あの……雲雀先輩……///」

 

「まだダメだよ」

 

「もう……大丈夫ですよね……?///」

 

もう私が無事ってわかったと思うし……

 

「そうだよ」

 

「だったら……」

 

「ダメだよ」

 

……/////

うぅ……今日は文句が言えない……!

 

 

 

 

 

 

 

やっと離してくれた///

 

「顔 真っ赤だよ」

 

「……しょうがないです

 普段の雲雀先輩でも……赤くなるのに……

 10年後の雲雀先輩はもっと大変です……///」

 

なんかいろいろ違うもん……///

 

「そう」

 

うわー嬉しそうな顔をした///

10年後の雲雀先輩は優しすぎる……

聞いても大丈夫だよね……?

 

「あ、あの……」

 

「なに」

 

「変なことを聞いてもいいですか……?」

 

「いいよ」

 

「私と出会って後悔してませんか……?

 私と会わなかったら……

 雲雀先輩はもっと自由だと思うんですよ……」

 

 

 

 

 

 

……返事がない……

ずっと聞きたくてやっと聞けたのに……

でも返事がないなら聞くんじゃなかった……

 

「……前にも同じようなことを聞かれた」

 

「え……?」

 

「この時代の優が

 僕と優がもし出会わない世界があったら

 僕はもっと自由だと思う

 だから僕と優が出会って後悔してないかって言ったんだ」

 

「……そうですか」

 

未来の私も聞いたんだ……

 

「この答えは過去の僕に聞きなよ」

 

「え……」

 

答えてくれないの……?

 

「僕が答えてもいいけど

 僕は過去の僕に答えてほしいんだ」

 

「……わかりました」

 

10年後の雲雀先輩だから聞けたのに……

返事はしたけど聞けないだろうなー……

 

「聞くって約束ね」

 

「それは……」

 

「これは僕を心配させた罰だよ」

 

「……はい

 約束します……」

 




主人公は初めて本気で雲雀さんを怒らせました
まぁ主人公じゃなくて骸にむかついてるんですけどね
主人公は自分が傷つくとクロームちゃんが傷つく選択だったら
自分が傷つく方を選ぶのを雲雀さんはわかっています
骸もその主人公の性格を知ってて頼んでいます
だから骸がムカツクww
そして主人公を怒れば更に傷つくことはわかっています
更に骸がムカツクww
つまり名前を出すのもイヤなぐらい嫌いになってますww
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