この島に優とクロームが……
「待ってたよ ツナ君」
「エンマ!!」
「君達で来たのは正解だと思うよ
大勢で来ればボンゴレ側の夥しい数の
死体が積み上げられるとこになっただろうからね」
「くっあいつら……」
優の姿が見えない……クロームも……
「優とクロームは無事なのか!!」
「優さんはシモンファミリーの一員だよ
ボンゴレリングは僕に渡してくれたよ」
よかった……
優はまだ大丈夫だ……
「どういうことだ!?」
「ボンゴレに嫌気がさしたんだ」
優はそんなことしない……
エンマがウソをついているんだ……
「クロームちゃんはそりゃあもう天使のような
かわい~~い顔してオレのベットでオネンエ中♪」
「なっ」
お腹減るといい案が浮かばないんだよねー
炎真君まだかなー
お、誰か来た!!
「ハーイ 優ちゃん♪」
うわー黒幕だ……(笑)
「えっと……加藤さんでした?」
「ジェリーって呼んでほしいんだよねー」
まぁいいか……
「ジェリーさん
どうかしたんですか?」
「シモンに入った優ちゃんを見に来たんだよね~」
「そうですかー」
「オレちん 可愛い乙女は大歓迎♪」
私こういうタイプ苦手……
まじで頭は大丈夫か聞きたくなる
違う意味で大丈夫じゃないのはわかってるけどね
「また後でね~♪」
もう結構です……
とりあえず見に来ただけなのかな?
よくわからないね……
「優さん」
「炎真君!!」
「……どうしたの?」
いや、怪しまなくていいよ
まぁものすごい勢いで声かけちゃったしね
「……お腹すいたの」
「……ぷっ そうだね」
……すみません
食い意地はってて……
まぁ少し炎真君の眉間の皺が緩んだからいいか……
鈴木さんにご飯食べてる間も疑うような視線を
ずっと向けられるのはしょうがないって理解できる
だって私はボンゴレの人間だしね
本当にシモンについてるか怪しいと思うんだろうね
それに食べながらさっき決まった戦いを聞いても
「そうですか」としか言わなかったしねー
だからそれはいいんだ……でも言いたいことがある
「……鈴木さん」
「……何かしら?」
「……出来ないことってあるの……?」
いや、だから怪しい目で見ないでよ
というわけでちょっと力説したらひかれた……
私の中では気になるところはそこなのに……!
だって美人!スタイル抜群!料理ができる!
気遣い出来る!リーダーシップあり!強い!!
憧れたくなるじゃん……特にスタイル!!
何を普段しているんだろう……
「……あなたは何を考えてるの?」
「何って?」
「全てよ」
おお!凛々しいお姉さま!!って感じ!!
あ、違うことを考えてたのがばれたみたい(笑)
「簡単に説明すると……
今より小さい時は私の中の世界は
小さな家にとらわれていたんです」
私の中では預けられた家で
顔色を伺って生きるのが全てだったしね
と言っても高学年あがる時に
小さなアパートに放り出されたけどね
「解放されてからは好きな場所に行くようになりました
だから周りから見ればフラフラしてるんでしょうね
よく言われました 何を考えているかわからないと
あ! ちなみに私はウソつきですよ♪」
向こうの世界に未練がなかったのは
親しくしていた人がいなかったからだろうね
ツナ君と雲雀先輩に表面上の付き合いが
出来ないとは私だって思わなかったしー
ツナ君なんて初めて話した日にやられたし(笑)
「……答えになってない」
「炎真君の近くは好きな場所ってことです
でもちょっと今は居心地が悪いかな?」
「……そうは見えないわ」
「多分私と鈴木さんが思っている
居心地が悪いの意味が違いますよ?」
敵陣にいて殺されそうで居心地が悪いはずなのに
平然としているようにしか見えないっていう意味と思うしね
まぁずっとバクバクとご飯を食べていれば
そう思うのはしょうがないと思うけどねー
「はやく説明しなさい」
「私はフラフラしているって言ったでしょ?
来たときに居心地が悪くなってると困るんですよ
今の炎真君の近くは居心地が悪くて
なんとか出来ないかなーと思ってここにいます」
「それはボンゴレとの仲を持とうとしているのか?」
ビミョーに殺気もれてるねー
わざと少し出してるのかな?
こっちの反応を見たいんだろうねー
「ちゃんと話を聞いてます?
私は炎真君の話をしているんですよ?
いつボンゴレの話をしました?」
「……どういう意味かしら」
「炎真君の眉間の皺がよってるのを
何とかできないかなーと思ってます
その原因をなくせば居心地がよくなるかなって」
「ふっ 原因はボンゴレだ」
「あ、すみません
そこは自分で考えます」
だから殺気をもれないでほしいなー
「人の意見を聞くの大事ですけど
1度自分で考えて決めたいんですよ
私は客観的に見る自信があるんでね」
「……私はあなたのことを信用しない」
「それでいいと思います
何を驚いてるんですか……
鈴木さんは客観的に見て私を信用しないと思ったんでしょ?
私を生かしているのはエンマ君の意見と思いますしー」
「……そうね」
「信用出来ないと思いますしー
一緒にいましょー!!
鈴木さんのスタイルの秘訣がわるかかもしれませんし!」
あ、またちょっとひいた(笑)
「変なことはしませんって……
例えば鈴木さんがストレッチとかしていれば
覚えようっていう意味ですよ
私だって一応女の子ですから
相手の嫌がることはわかりますよ?」
「……わかったわ」
わーい♪って喜ぶけど
まぁ最初からそうなるって想像ついたけどね
炎真君が女の子のずっと見れるわけないし
クロームちゃんと違って私は人質のように扱えない
つまり男の子が私を見るっていうのはないんだよねー
でも目をはなすのは危険な存在。
しとぴっちゃんが私をしっかり見るとは思えないしね
つまり鈴木さんしかありえない
その証拠にご飯を届けて説明しに来たのが鈴木さんだった
私が提案しなくても鈴木さんが見るのは決定なんだよねー
それにしても結構危険な橋を渡った気がするけど
鈴木さんが頭がいいと思ったから話したんだよね
他のメンバーだったら言わなかっただろうなー
主人公は怪しいんでね
誰かが見張ると考えると鈴木アーデルハイトになりました
関係のない話をしたり、思っていることを言ったのは
許容範囲を確認し見極めるためです
これぐらいで殺されるなら
何をしても言いがかりをつけて殺されると思ったからです
そして怪しいと思っている人がいるのに
全く怪しくないように見せるのは更に危険なことです
殺されそうな環境で1度も怪しまれずに
ずっと過ごすのは不可能に近いと思います
だからこそ初めに怪しいことをして
ハードルをさげるために主人公は話しました
ただ頭が悪い人にこれをすると
何も考えず怪しいってことで殺される可能性の方が高いんです
つまり今回の話は進まなかったけど
主人公が生き残るためにカットできない話でした