「んもぉ! あんな起こし方するから
せっかく優ちゃんのために用意した
私服風隊服を着てもらえなかったじゃない!」
「しるかぁ!!
あのガキが起きねーのが悪いんだろうがぁ!!」
「元々は隊長が抱き枕を用意してねーからじゃん
姫はあれがねーと寝れねーし」
「そうよぉ!
絶対ずっと寝てなかったのよぉ!?」
「るせぇ!!」
あーいい天気だなー
やっぱり空を飛んでる時が1番気持ちいいよねー
さっきはちょっと大人気なかったねー
スクアーロさんに毛布を投げちゃったし
その後も顔を見たらまだ何か投げそうだったから
さっさと飛行機から出て空中に行っちゃったしねー
でもさ、いきなりスクアーロさんの大声で
起こされたら誰でも怒ると思う
雲雀先輩とはまた違う種類で心臓が止まるかと思ったよ
まぁ田舎だからヴェントの服装は目立ったと思うし
空からみんなについて行ってちょうど良かったかもねー
あ、どこかの家に行ったよ
あれがフラン君の家なのかな?
ん?でもすぐに移動してるね
あの方向は川だし人目が少ないから降りようかな?
「どうしたんですか?」
やっぱりここは頼りになるルッス姐さんに聞くべきだよね
「それがねぇ
フランちゃんが川の上流にいるみたいなのよぉ」
「上流だったら人が少ないかも知れないし
ちょっと調べてみましょうか?」
「んまぁ! 助かるわぁ」
……うん
ベルさんが流石オレの姫って言ってるのはもうスルーしよう
うーん…………
「確かにこのまま上流に行けば誰かいますね
結構距離があります……あ……」
「なんだ!?」
「ちょっと離れたところにも誰かいます
そっちは複数で移動しています
最初に言った人に近づいていってる気がしますね」
この中にフラン君がいればいいなー
まぁみんな近づいてるし探すのが1度でいいねー
うわーすっごいラッキー♪
「ちっ 急ぐぞぉ!」
え……いきなりどうしたの?
まぁ急いで走るけどさ……
「何かあったんですか?」
「他の組織がフランを狙ってるって言ってたじゃん
だからオレらは先にフランをさらいたいわけ
1人の方がフランで複数が組織の可能性があるじゃん」
「え!? そうなんですか!?」
「ん? そーいや姫は寝てた」
「す、すみません……」
飛行機の中で言ってたんだ……
これはぐーすか寝てた私が悪いね……
「問題ねーって うししっ」
そういってもらえると助かります
あ、この場所はこういう感じになってたんだー
崖から水が落ちてきれいな滝になってるよ
どうも地形をイメージするのは難しいんだよね
呼吸とかを探るほうがわかりやすい
まぁもう少し探る時間があればわかったと思うけどね
「この上に最初に言ったほうの人がいます
でももうすぐ複数の方も合流しますよ……あれ?」
「今度はなんだぁ!?」
「複数の方に骸君の気配がするなーっと……」
「君の話が本当だとすれば
他の勢力は六道骸の一味だったってことだね」
「やっぱり……違う可能性も……
イタリアにたつ直前に骸君に会ってますし……」
でもすごく骸君の気配に似てるんだよねー
「行こうぜ♪」
それもそうだね
このまま登れば会うタイミングだしねー
それにしてもみんなピョンピョンと崖を登って器用だなー
私も出来るけどなんか怖いから浮いて登ろう……
スタッ
“警戒しろ! 来るぞ!”
「んあ!?」
この声って……
見てみればやっぱり骸君達だー
「やっぱり六道骸だったかぁ!?」
「ヴァリアー!?
……なるほど そういうことですか
どうやらあなた達もフラン獲得に動いていたようですね
そして私の気配を彼が感じていた」
“この前、日本で会ったから自信はなかったけどな”
「クフフフ
相手にとって不足なし」
んー私はヴァリアー側でついてもいいってことかな?
本当に困っていればこの前の貸しを使うよね?
早く貸し借りをなくしたいなー
あ、あの人は未来で少し話した女の子だね
名前を教えてくれないかなー
ってか、それより1人でいた方だよね
“あそこにいるぞ”
指をさしたけどちょうど木が邪魔で見えなかった
あ、しゃがんだ
へぇー小さいのにすごいなー
……あれ?みんな気付いていないの?
バカにしてるし……これは教えてあげるべきだよね?
「ん 人の気配がする
んーーーーー?」
あ、その前にフラン君が私達に気付いたね
「やべ 妖精見える」
……妖精は誰のことだ?
いや、私達のことだと思うけどさ……
私のことはわからなくても
みんながわからないのは変だよね?
「フラン 僕です!!
わかりますね お前の師匠です!!」
あ、先手必勝と思ったんだろうねー
骸君が珍しく叫んだよ
そしてフラン君の動きが止まったね
「たまげました ビックリですー
こんな山の中にパイナップルの精霊が」
「……ぶっ!!」
……我慢できなかった!!
「よく見えるとロンゲのあなたには見覚えありますー
というより こちら側のみなさんは知ってますー
1つの集団ですよね」
ん?やっぱり知ってたんだねー
「虫歯菌だ」
「ぶっ!! あははは!!!
虫歯菌だって!!!」
あ、つぼに入っちゃって地声出しちゃった!!
まぁ知らないのはあの女の子だけだし別にいいか……
「虫歯菌は妖精でもねぇだろうが!!
それにヴェント!!
笑ってるてめぇが1番虫歯菌に近いだろうがぁ!!」
まぁそうだろうねー
怪しいフードかぶってるからねー
だから虫歯菌って言われてもしょうがないよ
ってか、子どもが言ってることだし
骸君達がなんでそこまで怒ってるかがわからないよ
「あ! 骸君の武器を持てばさらに似るかも!!」
「この子も少しずれてるわぁ……」
え?なんで?
ここはのってあげるところでしょ?
子どもはこういう遊び好きだと思うしー
「オレは殺すぜ!!」
あ、ベルさんがナイフ投げちゃったよ
危ないから途中で止めよう
「わっ」
ピタッ
さて、フラン君の近くに行くべきだよね
「大丈夫?
怖い思いさせてゴメンね?」
「オリジナルのって感じのダサダサナイフを
妖精さんが止めて助けてくれたので大丈夫でしたー」
私が止めたけど妖精さんってことにしてあげよう
子どもの夢は壊しちゃいけないしねー
「そうだね♪」
よしよしー
スカって感じで幻覚が消えて
頭に触れるのが不思議な感じがするよねー
「あの被り物は幻覚!!」
「すでにそれ程の……」
あ、そういえばまだ言ってなかったね
ガシッ
へ?抱きつかれた?
「妖精さん ヘルプミー
前髪を切り忘れた頭悪そうな虫歯菌から
ミーを守ってくださーい」
なんとなく私が止めたってわかったのかな?
「そいつはダメびょん!
オレらが味方だびょん」
「びょんとかいい顔で言えるのはバカだからだ!
きっとバカの精だ! 触るとバカがうつる
たすけてくださーい!」
あ、犬君がショック受けてる……
「ヴェントよくやった」
おーレヴィさんにほめられたよ
「なんだろ この虫歯菌全然恐くないや
スルーしても大丈夫でーす」
うわ……完全無視だ……
「う゛お゛ぉい!!!
さっさと連れて来い!!」
「クフフフ
私に借りがあるでしょう
今すぐ彼をこちらに渡しなさい」
「……………」
えー……なんだ……この状況……
スクアーロさんと骸君と千種君に囲まれるなんて……
とりあえずみんなが何かするかわらないし……
優先順位はフラン君を守ることにしよう
相変わらず主人公は巻き込まれ人生ww
主人公はランボとよく遊ぶので
子どもが言った事に普通にのったりする経験が多いです
でもツナ君ぐらいの年齢の人に言われると絶対のりません
理由は恥ずかしい気持ちが勝つのでw