な、なんてことだ……!
書類がすごい山になってるのは予想できた
草壁さんが心配していたのも予想できた
雲雀先輩は私が来るまで見回りをしないというのも予想できた
た、ただ…………
「ひ、雲雀先輩……」
「なに」
「しゃ、写真をとらせてください!!」
よくわからないっていう顔をしてるけど
私にはわからないのが不思議だ……
「あああああ! ダメです!!
フォンさんも一緒にとらせてくださいーーー!!!」
「私も一緒にですか?」
「はい!!!!!」
な、なんて素晴らしいんだ……!
カシャ……カシャ……カシャシャシャシャ……
「……もういいよね?」
ええええ!まだ10枚しか撮ってない!!!
でもこれ以上撮れば機嫌が悪くなりそう……
「……はぁい」
……どうしよう
今すぐ現像したい
だって雲雀先輩の頭の上にフォンさんが乗ってるんだよ!!
なんて可愛いんだ!!!!!!
あ、そうだ!
「フォ、フォンさん……少しだけ抱きしめてもいいですか?」
「はい?」
きゃー首を傾げてるのも可愛い!!
「優」
あれ?雲雀先輩が怒ってるような……
あ、書類をしてないからか……
「……書類します……」
はぁ……雲雀先輩の小さいころみたいで
すごく可愛いのにな……
「あ! 雲雀先輩の小さいころの写真はないんですか?」
「知らない」
うーそれは残念だ
興味をもっててほしかったね……
「……優は?」
「ありませんよー
あれ? ちょっと待ってくださいね」
もしかして神様だったら用意できる?
だって私の入学書類の写真を用意したもんね
あーでもそういうのは無理なことか……
「んーやっぱりないですね」
「そう」
「あ、すみません
書類頑張りますね!」
やってもやっても減らない(泣)
まぁまだやり始めて1時間しかたってないけどね
「優」
あれ?神様だ
あ、勝手に入ってきたから雲雀先輩の機嫌が悪くなった
「少し出かけてくる
夕方には帰ってくるから心配しなくていいぞ」
「うん? わかった
行ってらっしゃい」
気をつけてねって言おうかと思ったけど
神様は問題ないよねー
それにこの世界から出かけるっていう意味かも知れないしね
「あーそうだ 雲雀」
「……なに」
……大丈夫?
頼むからケンカしないでねー
「これどう思う?」
う……凄く気になる
神様は私に教える気がないみたい
だって私に見えないように雲雀先輩に見せたもん
「……どうして持ってるの」
「さぁな」
「うーーーー!!!」
凄く気になるーー!!!
「わかったわかった
あげるから唸るな」
「え? なになに?」
ピラッ
ん?なんだろ?
写真?
「うそーーー!?」
うわー凄くほしいけど……
これってダメじゃないの!?
「一昨日、優が寝たから
ヒマでクラッキングしていたら見つけたんだ」
……神様それはダメでしょ
それは神様がしちゃいけない気がする……
ってか、どこをクラッキングすれば見つかるんだ……
近くの写真屋……?
「いらないのか?」
よし!神様がこの世界にきてからしたんだ
いいと思うことにしよう!
「ほしい!!!」
おお!!小学生の時なのかなぁ……
雲雀先輩が小さくて可愛い!!
まぁ……目つきは小学生なのに怖いけどね……(笑)
大事に内ポケットに直そう
「じゃぁな」
「うん!
いってらっしゃい!!」
やっばい!テンションが凄くあがったね!
書類頑張ろう!!
やっぱり簡単には減らないなー
「……優」
「はい」
「僕もほしい」
「へ?」
あ、もしかして写真?
「そうですよねー」
知らないって言ってたしー
「わかりました
私が頼めばまたくれると思うのでこれをどうぞ」
えーっと……あったあった
「……なにこれ」
「へ? 雲雀先輩の小さいころの写真ですよね?」
え!?もしかして別人!?
「……そうだよ
これは優が持っておきなよ」
「え? いいんですか?」
「いいよ」
ふむ?やっぱりいらなくなったのかな?
まぁいいか……
神様は雲雀さんに何を見せたでしょう?
まぁ想像つきますよねww