オレが殺気を出してるのにも関わらず
顔色ひとつかえやしねぇーな
「確かこの人は……優の代理人だぞ!?」
「そんなことぐらいわかってるぞ」
「じゃぁ銃を向けんなよ!?
さっきだって助けてくれたんだぞ!」
さっきは助けてくれたかもしんねーが……
「お前は優に何をした」
「な、何をって……?」
「こいつの行動はおかしいんだ
優が話せないことがあるのは知ってるだろ?」
「う、うん……」
「こいつが本当に優のことを思っているなら
すり替えをするはずだぞ」
「あ……」
自分には使うことが出来ないと思っていたが
本当はこいつが使っていたんだ
未来の記憶を全て入れ替えるほどの力の持ち主だ
優の記憶をすり替えることぐらい簡単なはずだぞ
「優は頭もいいから警戒心が強い
自分が呪われてすぐ1番初めに会った
お前を信用して能力をすぐもらうと思うか?」
「そ、そうかもしれないけど……
でも優だし……」
今までツナが言ったとおり
優だからと言って納得できることもある
だが呪われた時に1番初めに会ったこいつは別だぞ
こいつが呪った奴じゃねーのかまず疑うはずだ
優は慎重な性格だ
自分を呪ったかもしれねー奴から能力を貰うわけがない
「最後に1番おかしいのが
優はこいつから特集能力を貰う時に対価を払っている
……優が身体能力をあげた時には何を払ったんだ?」
「そ、そういえば……」
初めは優がオレ達に黙ってるのかと思ったが
さっき言ったことを考えると
優は払ったことをすり替えられている可能性が高い
それにここまで怪しい奴を雲雀より信頼しているんだ
こいつは優に何かした可能性が高い
「お前は優に何をした」
「……お前は頭が良すぎる
だから会いたくなかったんだ……」
オレが気付くと思ってオレと会うのを避けていたのか?
確かにユニ達と一緒に戦った時もこいつは離れていた
……だが、オレが気付くと思っていたなら
どうしてオレの記憶をすり替えねーんだ?
「……話す気はない
優を休ませたいから帰るぞ」
「話は終わってねーぞ
お前が代理戦争に参加したのも理由があるんだろ」
今まで1度も表舞台に出てこなかったんだ
それなのに優の代理人になった
「……優はもう死なせない
約束したんだ」
……これは優と約束したのか……?
それより「もう」とはどういう意味だ?
「じゃぁな」
優を連れていかれちまった……
だが……さっきの言葉を言った時の顔……
あいつは覚悟した顔だ
「リ、リボーン……」
「……行くぞ
優は大丈夫だろう」
「う、うん……」
あいつはオレ達を助ける気はねーが
優だけは死なせる気はないんだろう
代理戦争に参加したのはこのためかもしれねーな……
ったく……困った奴だぜ……
復讐者が乱入したことを説明したにも関わらず
オレを咬み殺そうとするのをやめねーとは……
そこまで優の代理人を信用したのか?
「もうやめようぜ 恭弥」
「……へぇ
話す余裕があるんだ」
あっぶねぇ……!
また強くなりやがった……
「優のことが心配じゃないのか?」
「…………」
少し動きが鈍くなったな
やっぱり心配だったのか……
リボーンに頼めばバトラーウォッチをもらえる可能性が高いのに
ほんと……素直じゃない奴……
「「!?」」
この炎は……復讐者の……!
「なっ!? 優!?」
なんでこいつがこの炎を使えるんだ!?
それに優は抱えられたまま動かねぇ……
一体何があったんだ!?
「心配するな
眠ってるだけだ」
ふぅ……焦って損したぜ……
「ただ無理矢理眠らせたからしばらく起きないぞ」
「……どういうことだ?」
「特殊能力を使った後に無茶した罰だ」
……また無茶したのかよ……
だが、優が無茶するほど
さっきの戦闘時間はやばかったのか……
「雲雀」
「……なに」
……信用しているわけじゃねーな
こいつが優と一緒にいるのを見たくなかったのか……
優がいなかったらぜってぇ咬み殺そうとしてるぜ……
「優をここで休ませるぞ」
優を木の下におろして寝かせようとしてるが……
「ちょっと待て!!
流石にそれはまずいだろ!?」
前は優が泊まると知っていたから用意していたが……
今はテントとか何も用意していないんだぜ!?
「……わかった」
「恭弥!?」
「……今度は失敗するなよ
じゃぁな」
……消えやがった……あいつはいったい……
それに今のは恭弥に言った言葉だ……
確かこいつのおかげで恭弥と優は仲直りした
また何かあるのか……?
いや、それより先に優をなんとかしねーとな
このままだと風邪をひくぜ……
「手配したぜ! ボス!」
ロマーリオもオレと同じ事を思ってたみたいだな
これで外で寝ても少しはましになるぜ
……ちょっと待て
「……もうやめればいいじゃねーか?」
「いやだ」
やっぱそうくるのかよ!?
オレはいつまで恭弥の相手をするんだ?
優が起きたら説得するように頼んでみるか……
「……逃げないでよ」
「は?」
恭弥から中断しようとするのは珍しいな……
テントで寝ている優が気になったのか?
「……ぅ……」
今のは優の声だな
しばらく起きねぇって言っていたが……
「もう起きたのか?」
「……起きてはいない……けど……」
恭弥がはっきり言わないのは珍しい
優に何かあったのか?
寝顔を見るのは悪いと思うがさっきまで外で寝ていたんだ
体調を崩しているのかもしれない
オレも恭弥の横から覗いて様子を見るか……
「……優!」
オレが叫んでも起きる気配がない……
あいつが言ったとおり何をしてもしばらく起きないのか……
「……ロール そばについててあげて」
クピッ
「……それでいいのか?」
優が泣きながら寝ているんだ
恭弥がそばにいるべきじゃないのか?
「……はじめるよ」
恭弥の楽しみを奪ったことを
後で優が知れば必ず気にするからって
戦うことをやめないのかよ……
「ったく……わーったよ」
これはもう優が起きるまで付きあうしかねーな……
前半は神様でシリアス?
後半はディーノさんにほっこりww
実は身体能力をあげた分の対価を払ってない矛盾を
いつ突っ込まれるかビクビクしていましたww