……あれ?寝てた?
んーものすごく変な夢を見た気がする
でも凄くすっきりしたよ
あ、寝たからか……
「優!!」
「へ?」
「良かったー……」
よくわからないけどツナ君に心配かけたみたい
ものすごく安心してるもん
「えっと……ごめんね?」
「気にしなくていいよ
オレは優が大丈夫ならいいんだ」
ツナ君ってかなり優しいね
ってか、私は何かしたの?
えーっと……ツナ君の話を聞いてたはずだよね?
その途中で寝ちゃった!?
うわー……それは最悪だ
「その……ヒバリさんのこと覚えてる?」
……思い出した
私……雲雀先輩にひどいことしたんだった……
「……うん
雲雀先輩をいっぱい傷つけた……謝らないと……」
「大丈夫だよ
ヒバリさんは優の気持ちをわかってるよ」
「……ありがとう
頑張ってみるね」
会うのが怖いけど……会いたい
「そもそもヒバリは弱くねーんだ
優が気にしてることはあいつにはたいしたことがねーぞ」
リボーン君、それはないでしょ……
かなりひどいこと言ったのに……
「……そうかも
気にすればその場で言うと思うし……」
……ツナ君まで言っちゃったよ!?
「ヒバリは優が気にして会わないと決めた方が怒るぞ
まぁヒバリが優を逃がすとは思えねーが……」
「……優、頑張って」
え……なんかおかしくない?
ツナ君にちょっと同情された目で見られた気がする……
ブルッ
……鳥肌がたったんだけど……
「だ、大丈夫!?
窓が割れて寒いよね!?」
本当だ……窓が割れてるよ
いったいいつの間に……
あ、鳥肌は寒くてたったのか……安心したよ
「ずっと眠ってた優の身体にはこのままはきついな
部屋をかえるべきだぞ」
「本当だ!!
オレ話してくるよ!!」
ツナ君はやい……
お礼を言う間もなく行っちゃったよ
あ、リボーン君が上着を取ってくれた
寒いから着ろってことだよねー
「リボーン君ありがとう」
「優」
「どうしたの?」
あ、リボーン君って殺し屋じゃなかった?
子どもに向けて話すような口調を使っちゃったよ
「……すみません」
「オレはそのままの方がいいぞ
それより、優はヒバリが笑ったところを見たか?」
「へ? あ、うん」
ものすごくドキドキしたよねー
記憶があるときもドキドキしたのかなー?
「じゃ、ぜってぇ気にする必要がねーぞ
ヒバリは優の前でしか笑わねーからな
優と話せて楽しかったってことだぞ」
「……本当なの?」
「ああ」
そうだったんだ……
雲雀先輩……少しは楽しんでくれてたんだ……
「あ! 桜に何か心当たりない?
雲雀先輩が考えてた気がするし……
私もよくわかんないけど謝っちゃったんだ」
「ヒバリは何か言ったのか?」
「謝ったら私のせいじゃないって……」
今思うと気をつかってるとかは違う気がするんだよね
抜けた記憶の中で何かあったんだと思う
「桜でヒバリは悔しい思いをしたことがあるんだ
守ったつもりが守られちまったからな
だからヒバリはあまり桜が好きじゃねーんだ
だが、優が桜を見たいって言えば行くかもしれねぇぞ
あの時よりヒバリは強くなったからな」
うーん……どういうことだろう
具体的に話してくれなかったのは私のためなのかな?
「わかった
あんまり気にしないようにするよ」
「ああ」
……今何時だろう?
外が暗いし夜なのはわかった
ツナ君が頼みに行ってくれてから
部屋を用意してて移動したらまた寝ちゃったんだよね
ツナ君とリボーン君には悪いことしちゃったよねー
ってか、最近寝すぎな気がする
何でここまで眠いんだろう?
んーツナ君の話によると特殊能力だったっけ?
それの影響で眠ることはよくあったらしいけど……
今は使っていないのにと思うし……
まぁいいか
病院だしゆっくり休める場所だしね
「おはよう」
「へ? 雲雀先輩!?」
いつから居たの……?
どうしよう……心の準備が出来てない……
ツナ君に付き合ってもらって一緒に会おうと思ってたのに……
とにかく謝らないと!!
「あ……あの……」
グギュルルルー
……泣いてもいい?
どうしてこのタイミングでお腹が鳴るんだよ
点滴していれば栄養があるし空腹にはならないはずなのに……
どれだけ私は食い意地をはってるんだ(泣)
「何か食べようか
優がよく眠くなる影響かもしれない」
……助かった
私の食い意地がひどいとは思ってなさそう
「少し待ってて」
「あ、はい」
……しまったーー!!
雲雀先輩が行っちゃったよ
謝ろうと思っていたのに……!!
しょうがないから大人しく待とう
私はこの病院のことをよく分かってないからね
ヘタに動かないほうがいい
……雲雀先輩はいつ寝てるんだろう
この前も私が起きた時にそばに居てくれたよね
もしかしてソファーで寝てるとか……?
本当にそうかもしれない……
……どうしてそこまで優しくするんだろう
私は記憶がなくなってるんだよ
多分、私は雲雀先輩が知ってる私じゃないよ
一緒にいればいるほど違いがわかると思う
友達では許せる範囲かもしれないけど
恋人と考えれば無理な気がする
もう雲雀先輩と会わないほうがいいんじゃ……
ダメだ……
全部悪い方向に決め付けてしまう
ツナ君が少しずつ頑張ればいいって
言ってくれたばっかりなのに……
「優」
「……雲雀先輩」
思っていたより長い間考えていたみたい
雲雀先輩が何か持って帰ってきたよ
「おかゆにしたよ」
胃にやさしいものを持ってきてくれたんだ……
「……ありがとう」
「熱いから気をつけてよ」
……熱いのはわかった
でもなんで雲雀先輩が食べさせようとしてるの?
「自分で食べれる」
「へ?」
今、疑問系じゃなったよね
私に質問した感じじゃなかった気がする
「優が思ってること……だよね?」
なんでばれた!?
ばれてるのに食べさせようとするし……
「はやく食べなよ」
「……し、失礼します///」
恥ずかしすぎるけど……
「美味しい……ひっ……く……」
理由はわからないけど涙が出る
泣いてるのに雲雀先輩は食べさせようとする
時々、雲雀先輩が涙をティッシュで拭いてくれたけど
グズグズ言いながら食べるなんてすごく汚いと思う
でも雲雀先輩は何も言わなかった……
「……ありがとう
美味しかったです……」
「僕は優しくない」
いきなりどうしたんだろう……
「優は僕が優しい人と思ってるかもしれないけど
本当に優のことを思うなら僕はいないほうがいい
でもそれは僕がいやだ
だから優が僕に悪いと思わなくていいんだ」
「違います!!
私が記憶を失ったのが元々の原因なんです!」
だから……全部私が悪い……
「あれは回避できるとは思えない
だから僕が悪い
僕が近づかなければ優は傷つくことはないからね
……優が僕の顔を見たくないといえば近づかないよ」
「それは嫌です! あ……」
即答してしまった……
私のせいで雲雀先輩が傷つくとわかってるのに
会いたい気持ちの方が強いんだ……
覚えてる中ではまだ1日も会ってないのに……
「手 貸しなよ」
「あ、はい」
って、なんで当たり前のように手を出してるんだろう
ん?私の指に何かつけようとしてない?
うわーきれい……
「ええええ!?」
綺麗だなーって見とれてる場合じゃない……
これって指輪だよ!?
それはつけちゃダメだよ!!
「優から預かっていたんだ」
あ、なるほど
これは私が持っていた指輪だったのか……
右手の薬指につけようとするから焦ったよ
それならつけてもらってもいいか……
「これは優の誕生日に僕があげた指輪だよ」
ダメじゃん!!
慌てて手を引っ込めようとしたけど
雲雀先輩が私の手を掴んでる力の方が強い
「僕のことが嫌いになった時に外せばいい
ヴェントで行動する時は無効にするから安心していいよ」
いやいやいや、そういう問題じゃない
今すぐ返さないと……
「僕のことが嫌いになった?」
……外せない!!
これはずるい……
もう簡単にこれを外すことが出来ない!!
「雲雀先輩は優しくないとわかりました……」
優しくないって言ったのに雲雀先輩が笑ったよ
「僕はほしいものは必ず手に入れるんだ
必ず……ね」
雲雀先輩が私を見ながら言ったよ……///
顔が……熱い……///
雲雀先輩を直視できないよ……!
慌てて下を向いて思った
雲雀先輩がずるいことをしてくれたおかげで
私は罪悪感が凄く減った気がする……
やっぱり雲雀先輩は優しい……
これを書いて主人公はもう逃げれない気がしましたw
ラストをまた変えたので……多分、後2話で終わりです
今から書くので話数が増えた時はすみませんww
そしてラストの1話は主人公は出ないので後1話と言ってもいいかも?
更に言うと主人公が出ないので……
今から全部書ければ明日2話を連続更新します(書ければです)
つまり最速の場合は明日で終わります←いきなり発表するなよw
まぁ後日談を小話で書きますけどね