リボーンの世界に呼ばれてしまいました   作:ちびっこ

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それから……

うーん……忘れ物はないかな?

やっぱりもう一度確認しよう

 

「もう行くよ」

 

「え!? ちょっと待ってください!!」

 

「また取りに来てもいいし買える物なら買えばいい」

 

……それもそうだね

ちょっと浮かれすぎたかもしれない

そんな簡単な答えが出てこなかったからねー

あ、雲雀先輩がもう外に出ちゃった

急いで行かないと……

 

「お待たせしましたー♪」

 

「おいで」

 

あ、ヘルメットね

ってか、どうして自分でつけちゃダメなんだろう?

 

「浮かれすぎて落ちないでよ」

 

……そこまで浮かれないよ

ちゃんと雲雀先輩の服に捕まります

それに落ちたとしても風が守ってくれるから

そこまで心配する必要はないと思う

 

「わかった?」

 

「わかってますー」

 

本当に雲雀先輩は心配性だよねー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きゃー!

やっぱり浮かれすぎかもしれない!!

普段なら絶対しないのに走り回ってしまったよ!

 

「きれい!! 本当に凄くきれいです!!

 それもこんな特等席で見れるなんて最高です!!

 雲雀先輩ありがとうございます!!」

 

わざわざ貸切にするために手を回してくれたんだもん

 

「優のためじゃない

 僕がいやだったからだよ」

 

あ、群れる人を見るのが嫌だってことか……

 

「それでもありがとうございます!」

 

うわー笑った……///

あ!写真を撮らないと!!

 

チラッ

 

「撮ってあげるよ」

 

「ありがとうございます」

 

……本当は違うんだけどね

まぁ自分の写真も撮りたかったからいいけど……

……落ち込むのは後にしよう!

雲雀先輩と出かけてるんだし!!

 

カシャ

 

「はい」

 

「……もう撮ったんですか?」

 

「うん」

 

……撮る時は言ってほしい

まぁ雲雀先輩が写真を撮ってくれただけいいか……

んービニールシートを敷いて座ろうかな?

静かに座って見たい

歩き回るのは食後にしよう

 

「座ろうか」

 

あ、雲雀先輩も同じ事を思ったみたい

 

「そうですね すぐ用意しますね」

 

パパッとビニールシートをひいた

ご飯は食べたくなったら言うと思うから出さなかったけど

あったかいお茶入れてを雲雀先輩に渡してみた

受け取ってくれたから飲むみたい

 

ズズ……

 

あーあったかくて美味しい

……なんでほっこりしてるだよ

いや、ほっこりするのはいいことだよ

でも良くないと言えば良くない

 

チラッ

 

また横目で見たけど今回は気付かれなかった

……雲雀先輩は私のことどう思ってるんだろう

嫌われていないのはわかるけど……

やっぱりlikeなのかな……

 

記憶がない分を頑張ろうと最初のころは必死にだった

雲雀先輩によくフォローしてもらったしね

……最近は? かなり落ち着いたと思う

1番の進歩はみんなに遊びに行こうと誘えるようになった

雲雀先輩にはいえないけど……

まぁ私が誘わなくても雲雀先輩が連れてってくれるから

問題ないといえば問題ない

 

問題は……かわってないんだよね

記憶がなくなった時から何もかわってない

雲雀先輩が連れてってくれるのは最初のころと一緒。

一緒にご飯を食べるのも一緒。

たまに家に泊まるのも一緒。

……一緒のベッドで寝るのはビックリしたけど……

それでも雲雀先輩は私に触れることはない

 

……やっぱり付き合ってないよね

指輪はつけてるけど……何もないんだもん

私は雲雀先輩のことが好きだと思う

だって手を繋いだり写真を2人で撮りたいもん……

私に触れようとしない時点で

雲雀先輩はそういう感情がもうないのかも……

 

だから私が言えばこの関係が壊れるかもしれない

凄く怖くて言えないんだよね……

雲雀先輩と一緒にいるのは凄く嬉しくて

壊したくない気持ちが大きすぎる……

 

って、せっかく一緒にいるのに暗い顔をしちゃダメだ

雲雀先輩と一緒に景色を楽しもう

そういえば……花言葉に『優美な女性』があった気がする

後は『純潔』『精神美』とかだったかな?

確か種類によって違った気がするけど

どれも今の私には相応しくないだろうなー

あ、でも『ごまかし』もあったような……

 

「どうしたの?」

 

考え事をしてたのがばれたみたい

あ、もう1つ思い出した

 

「花言葉を思い出してました

 雲雀先輩は知っています?」

 

「知らないよ」

 

知らないのか……

じゃぁしようと思ったけど意識すると難しい

でも雲雀先輩を見れば出来ると思う

 

……好きです

この言葉に出す勇気はないから精一杯笑おう

 

「……優」

 

……失敗したかも

いきなり笑ったからなのか、ぎこちなかったのか……

まぁ雲雀先輩が目を見開いたから失敗したのはわかった

『あなたにほほえむ』はできると思ったのに……

やっぱり私には相応しくないのかもしれない

 

「少し散歩してきますね」

 

私の失敗で気まずくなるのは勘弁してほしいからね

さっさと立ち上がって行こう

 

「うわっ!?」

 

急に引っ張られてバランスが……!

あれ?痛くなかったよ

風が私を守ってくれたのかな?

……あったかい?

 

「……もう我慢できない」

 

「ひゃ!」

 

耳元で声が聞こえたよ!?

って、私……抱きしめられてない!?

 

「ひ、雲雀先輩!?」

 

あ……離れた……///

ちょっと残念だったような……

でもこれ以上は心臓が止まった気がする

うわああああ!!///

指が……雲雀先輩の指が私の唇に……///

 

「……これ以上は無理と思えば指輪を返して」

 

え!?え!?え!?どういうことなの!?

指輪を返さないといけないの?

……それは嫌だ

雲雀先輩を見てみると凄く真剣な顔をしてる……

ダメだ……心臓がドキドキしすぎてもう見れない……

でも視線をそらせない……

あ……目をつぶるのは大丈夫かも……

 

「優……」

 

目をつぶったのは失敗だった気がしてきた

何も見えないから聴覚が鋭くなって

物凄く雲雀先輩の声が色っぽく聞こえてしまった……

でももうあける勇気がない!!

 

「ゆーうー!!」

 

「へ?」

 

あ、思わず目をあけてしまったよ

ってか、この声は……ランボ君の気がする

 

「本当にここに優がいるのか?」

 

「花見に行くって言ってたもんね

 ゆーうー! どこだー!!」

 

「えーと……」

 

もうこの声はツナ君とランボ君にしか思えない

そういえば花見に行くって言ったかも……

 

「……見てくるよ

 優はその顔を戻しおいて」

 

……顔が真っ赤なのがばれてる!!

 

「……わかりました///」

 

ふぅ……少し風で涼もう……

それにしても失敗したね

誰と行くって言っておけばよかった……

いや、雲雀先輩が貸切の通知をしてるんだ

リボーン君がツナ君を誘導したと思う……

嫌がるツナ君を雲雀先輩と戦わせたいみたいだし

教えても意味がなかったかもね

 

あ、獄寺君たちの声も聞こえた

多分みんなで花見をしようって話になりそう

雲雀先輩は……どうするんだろう

群れちゃうから先に帰っちゃうのかなぁ?

まぁ私も早く行こう

雲雀先輩がみんなを咬み殺しちゃう気がするからね(笑)

 




いろいろ悩みましたが
これをきっかけに雲雀さんは我慢をしなくなるという話にしましたw
我慢していた分、糖度が凄いことになりそう……w
ツナ君達で終わってもよかったんですけど
一応、恋愛メインで書いていたので雲雀さんと主人公の話を選びました

ちなみに雲雀さんが触れないようにしていたのは
触れれば絶対我慢できないと思ったからです
主人公のペースに合わせないと怖がらせる可能性が高いですからね
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