しっかりしろ!私!!
大丈夫!なんとか立てるし動くね!
「ヴェントどうしたんだ?」
“嫌な予感がするんだ
彼を止めてくるよ”
「バカ! テメーは動くな!
体調悪いんだろ!?」
「そうだぞ!!」
みんなが止めるとは思わなかったな……
獄寺君なんて私の腕を掴んでるし……
“僕がいけば止めれる可能性が高いだろ?”
「そうだが……やめとけってな?」
“心配するな
僕はあのフィールドと相性がいいんだ”
もしもの時は空に逃げれるしね
出来るだけ休みたいから最初は走っていくけどね
みんなは空に逃げることは出来ないから
危なすぎるから頼めない!
悪いけど腕を振って離すよ!
掴んでるのが獄寺君で助かった……
いろいろ言うけど女の子には手は出さないタイプだから
掴んでる力が弱いんだよね
「おい! 待ちやがれ!」
間に合ってほしい……!
よかった……
少しロスしたけど間に合う!
「この一部始終を忘れんな
オレは攻撃してねぇとな」
ごめんなさい!雲雀先輩!
死角からいきなり勝手に掴んで倒れるよ!
ガシッ!!
あっぶな!
後一瞬遅れたら完全にアウトだ!
私の後ろを圧縮粒子砲が通ったよ
背中だから直接は見てないのに光ってるのがわかるし!
ドサッ
……今思うとこの避け方は危なかったね
雲雀先輩と一緒に倒れたけど
重量感知式のトラップがなくてよかったよ……
まぁ警報音が鳴ってからでも
避けれる可能性は高かったから問題ないか
自動砲台は風で軌道をずらしてるしね
「ヴェント……?」
雲雀先輩がビックリしてるけど無視するよ
圧縮粒子砲は想像以上にやばい
私の感覚だと風のバリアーでは防げない
制御とかずにもって1秒あるかな
私1人ならこの1秒は大きいけど……
……本当に無差別だ
躊躇してる時間がもったいないね
コオオオ
みんなの安全を優先だ
砲弾、圧縮粒子砲の軌道をそらして
みんなを浮かべて避難だ!
くそ!手を振りほどきやがって!!
てめぇに何かあると10代目にあわせる顔がねぇんだよ!
初めて会った時から何考えてるかわかんねー女と思った
いつも10代目があいつを気にかけてるのにも気付かねぇし
オレが何度あいつを睨んでもヘラヘラ笑ってる癖に
他の奴をオレが睨めばうるせーし
10代目が止めなかったら何度しめよーと思ったか……
ここまで腹が立つのはあいつはオレと同じだったんだ
あいつは自分のことをどうでもいいと心の中で思ってる
10代目はそれに気付いていたんだ……
……くっそ!またゲーセン行くんだろうが!!
「あのバカを止めるぞ!」
「ああ!」
ドカン!!
「「なっ!?」」
今のは何の光だ!?
風早とヒバリは無事か……
!! 空から砲弾!?
チッ!こっちに来るかと思って焦ったじゃねぇか……
「何が起きてるのだ?」
わかるかよ
煙が多すぎてよく見えねぇんだ!
「……(あの女)……
モスカの制御が出来なくなっちまった」
「なに!? 暴走だと!?」
さっきの砲弾もそれのせいか!?
……暴走っていう割にはこっちに弾がこねぇ……
ふわっ
「なっ!?」
いきなり浮きやがった!?
「極限どうなってる!?
また幻覚なのか!?」
……おい……まさか……
「違う! ヴェントだ!
オレ達を浮かせてるも軌道をそらしてるのも!!」
「あのバカ!!」
普段のあいつにはオレ達全員を浮かすことは出来ねぇ
いつだ……いつから力を使ってたんだ
煙で見えなくなった時には使ってたんじゃねぇのか……?
犬のヤロー達も浮いてやがる……
1人で何とかする気かよ!
……ヒバリはいねぇ……あいつに頼るしかねぇーのかよ!
みんなの避難は出来たけど……
普通に話していいか
周りに誰もいないしね
「雲雀先輩、離して下さい」
ちょっと痛いぐらいの力で腕を掴まれてるんだよね……
「嫌だ」
無理に振りほどくようなマネを少しでもすれば
私を気絶させようとするかも……
まぁ風が私を守ってるから気絶することはないけど
時間がもったいないね
雲雀先輩は原作と違って怪我をしてないし
普通に避けれると思うしいいか
「力任せでこっちに誘導しますよ」
やっぱり大きい竜巻は怖すぎる
いつまで私が持つか分からないからね
手の平サイズの小さい竜巻で
もしもの時は校舎でぶつかって止まるように突き出そう
「わかった
後は僕がする」
気をつけてくださいっていう意味だったんだけど……
ってか、なんで誘導を選んだかわかってるんだね
うーん、あそこには9代目がいるんだよね
下手に攻撃しちゃいけない……でも言えないし……
「どうするつもりですか?」
「時間が少ない
先に機動力をなくす」
時間は……私を気にしてか……
でも私がいなくても雲雀先輩はそこを狙うか……
あのスピードに何度も追いつくのは難しいと思うしね
多分狙いは足だし、ちょうどいいね
「片足は私が壊します
もしかすると少し校舎が壊れるかも知れませんが
これ以上かかるともっと被害は大きくなります
私だってこれ以上校舎が壊れるのは嫌です」
これで許可をもらえるかな?
「……僕はあれの左足をする」
私が右なのはもうモスカの右腕が壊れてるからかな?
「わかりました」
モスカを風で無理矢理こっちに誘導
スピードが速いから集中力もいっぱいいるかと思ったけど
流れに身を任せて無差別に破壊って感じなのかな?
思ったより抵抗が少ない
その分、竜巻を作るのに集中力が使えるからラッキーだね
フラッ
「へ……?」
「!?」
うそ……このタイミングで……
モスカがほとんど目の前なのに……
あ……モスカが自由になる……!
それに私の竜巻も……
ブロロロ
良かった……
竜巻はモスカの左腕に当たって……
手をモスカの方に向けてて助かった……
ドサッ
もう立てないか……
まぁ座るように倒れたからまだマシだね
ピッピッピッ……ピーッ
なんの音だろ……?
地面からじゃないよね?
ガシッ!
あれ……?雲雀先輩だ……
それにまたお姫様抱っこだ……
でもちょっと痛いぐらいの勢いだったなー……
ドドドドドン!!
……この砲撃
もしかしてさっきの攻撃で私が標的になった……?
絶対そうだ!!弱ってる場合じゃない!
私を抱っこしてまま雲雀先輩がずっと避けれるわけない!
それに私がいれば倒すことも出来ない……
私のせいで雲雀先輩が怪我するの……?
それもこのままだと原作よりひどい怪我になる
ああ……そっか……簡単だね
こうすればいいんだ
ドンッ!
突き飛ばしてごめんなさい
でもこれで雲雀先輩は自由に動けます
それに動けない私でも囮ぐらい出来ますよ?
後は風が守ってくれるように祈れば何とかなります
ほら?私を守るために勝手に浮かんでるんですよ?
少しは大丈夫ですよ
だからそんな目で見ないで……
ドウッ
……何の音だろ……?
あ……炎で守ってくれたんだ……
空を飛べるもんね……
ガシッ
温かいなー……
また助けられちゃったよ
「……遅くなった」
眉間に皺だ……
スタッ
「……優を頼む」
ん……?
あ、雲雀先輩に言ってるのか……
ダメだ……ツナ君を今行かせるのは……
袖を掴まないと……!
「大丈夫
みんなはオレが守る」
違う……そうじゃないの……!
手を離しちゃダメなのに!
力が入らない……
ドンッ
……行っちゃった
標的をかえるためにモスカに向かっちゃったよ……
「…………優」
そんな悲しそうな顔しないで……
……させたのは私か……
「もうしないで……」
それは約束できない……
「優」
「……私がいなければ……
雲雀先輩は……大丈夫でした……」
「……それはわからないよ
優がいなければ僕は怪我をしていた」
怪我はしたけど死ぬことはなかった……
「……すごく……思った……
あの時……私がいなければ……助かるって……
思った時には……体が勝手に動きました……
だから……約束はできません……」
「……もう思わないで」
返事は出来ない……
ああ……だからそんな顔をさせたくないのにな……
そっか……私がいるからそういう顔するんだろうな……
原作の雲雀先輩はしないからね……
「……これから僕が思わせないようにする」
もう十分思ってますよ……?
だって……そんな顔させたくないのに……
雲雀先輩の側にいたいんです……
「何いってるんですか……戻ってきますよ……?
先輩の前に戻ってくる……約束しましたから……」
「……そうだね」
雲雀先輩が私を必要とするまでは絶対戻ります……
本当にごめんなさい……
わかってるのに……私から離れないのは最低だね……
あ……9代目が出てきちゃったよ……
本当に私って……最低……
ツナ君……ごめんね……
XANXUSは主人公が女って知ってますからね
心の声はあの女にしました
で、原作通りになりました
違うのは雲雀さんが怪我をしてないのと
ツナ君が壊すところだった手の部分を主人公が壊しただけです