リボーンの世界に呼ばれてしまいました   作:ちびっこ

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雲の守護者対決 その後

あのバカ……無茶しやがって……!

 

「おめーも知ってるだろ?

 わりぃーけどオレは男は診ねーんだ」

 

くっそ!!ここで話せねぇ!!

こんな場所で酒なんか飲みやがって!!

 

「黙って着いてきやがれ!!

 てめぇだったら治せるかも知れねーんだ!!」

 

「なんだ?フード被ってたヤローは

 ぶっ飛ばすんじゃなかったのか?」

 

ぶっ飛ばせるわけねー……

 

「それはもういいんだ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

優の辛そうな声がカーテン越しにも聞こえるのに

オレ達はなんにも出来ねーのかよ……

この熱の高さは限界まで使ったからなのか?

いや、恭弥の話だと

昨日の熱はまだ下がっていなかったと言っていた

これは2日連続で使ったからだな

何度も言ったのに無茶するなよ……

 

ガラッ

 

こんな時間にトビラが開く音!?

この場所は関係者以外には教えてないんだ

 

「誰だ!?」

 

「オレだ」

 

獄寺か……

 

「まだ起きてたのか……」

 

「医者を連れてきたんだ」

 

グイッ

 

無理矢理ひっぱてきたのか……

だが、医者と言っても……

 

「Dr.シャマル!!」

 

この人なら治せる可能性はあるが……

 

「おいおい……オレは男は診ねーって言ってるだろ

 せっかくうまい酒を飲んでたんだぞ」

 

「いいから黙って診やがれ!!

 フードかぶってた奴が

 女だったら問題ねぇんだろ!!」

 

シャッ

 

「うるさい

 咬み殺すよ」

 

やっとカーテンを開けたぜ……

 

「ヒバリ! てめーもいたのか!」

 

「少しは声を小さくしろよ

 優の身体に響く……なっ?」

 

「ぅ……」

 

やっぱりまだ辛そうだな……

 

「おい……この嬢ちゃんはどうしたんだ……」

 

「さっきから言ってるじゃねぇか!!

 てめーだったら治せるかもしれねぇって!!」

 

「どういう状態だ」

 

詳しく書いてる資料は……

ロマーリオが渡してくれたな

 

「42度近く熱が出てるんだ……

 もうこの状態が3時間以上続いていて

 解熱剤も全く効かねぇ状態だ……」

 

オレが用意した医者の話では

これ以上解熱剤を投与出来ないと言った

それを聞いた恭弥がカーテンを閉めちまった

もう医者の力では治せないと判断したんだろう……

 

「ただの病気じゃねぇのか?」

 

「……ああ

 力を制御されたらしく

 使えば副作用で倒れるとしかわかってないぜ……」

 

「それでこの熱なのか?」

 

恭弥は答える気はないみたいだな……

 

「2日連続で使ったんだ……

 昨日はここまで熱は高くなかったみたいだぜ……」

 

「………オレには無理だな」

 

やはり……

 

「な!? てめぇ医者だろ!!」

 

「こういうのは治せねぇんだ

 その制御をかけた奴に

 制御を解いてもらうしかねぇぞ」

 

「跳ね馬! 誰か聞いてねぇのか!?」

 

「………すまん」

 

「ッチ! ヒバリてめーも知らねぇのか!?」

 

「……制御をかけられた時

 見てたけど……わからない……」

 

「見てたのにわかんねぇとはどういうことだよ!!」

 

「……鍵は復讐者が持ってきたけど

 復讐者はわからないみたいだよ

 声を聞いて鍵を預かったと言っていた

 優は…心当たりありそうだったけど

 誰かはわかってなさそうだった……」

 

はっきりと恭弥が答えたな……

もっと詳しく聞かなかったことを後悔してるんだ

聞かなかった理由はオレと同じなんだろう……

鍵を持ってきた時に優は話せなくなった

無理に聞けば優が辛くなると思ったからな……

 

「……今まではどうしてたんだ?」

 

「昨日初めて制御を解いたんだ

 倒れるしかわかってなかったから

 優も昨日、熱が出るのを知ったんだ」

 

「お嬢ちゃんもどうなるかわからねぇのに

 今日も制御を解いたのか……

 そこまで無茶した理由はなんなんだ?」

 

「「…………」」

 

こいつらに答えさせるのは酷だな……

 

「みんなを守るためだ

 優が制御を解いたから9代目以外は怪我人はゼロだ

 ヴァリアーも怪我しなかった……」

 

「ヴァリアーも守ったのか!?」

 

「……ああ」

 

後から聞いた話だけどな……

優は獄寺達だけじゃなく

あの場にいた恭弥以外全員を避難させた

 

「なんでこいつは敵まで守るんだ!!」

 

「優しすぎるんだ……」

 

それが優のいいところでもあるが欠点でもある

 

「最初にヴァリアーとは敵として

 会わなかったっていうのもあると思うけどな……」

 

イタリア旅行の時に会わなければまた違ったはずだ

 

「クソッ!」

 

「……お嬢ちゃんの生命力にかけるしかねぇな……」

 

「……お前らもう寝ろ

 オレが優を診る」

 

「僕が診る」

 

ずっと起きてるつもりかよ……

 

「恭弥、お前はもう寝ろ」

 

「嫌だ」

 

「昨日も優の看病したんだろ?」

 

「関係ないよ」

 

優が無茶したのは恭弥のせいと思ってるのか……

恭弥が挑発しなくてもXANXUSは必ず時間稼ぎをした

……恭弥がこのことに気付かないはずがない

離れたくないだけだな……気持ちは分かるが……

 

「優は喜ばないぜ?」

 

恭弥が無理をすれば優は悲しむことを

忘れてるわけじゃないだろ?

 

「……それでも側にいる

 邪魔するなら咬み殺す」

 

チャキ

 

「「「…………」」」

 

咬み殺す気がないのにトンファーを出すなよ……

 

シャッ

 

だからカーテンを閉めるなよ……

優の容態がわから……違う……

恭弥が不安な姿を見られたくないから閉めるんだ……




これも書く必要ないかと思ったんですけど書きました
獄寺君はディーノさんに任せとけって言われても
納得しないタイプかな?と思います
なので・・こんな感じにしました
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