『ヴーヴーヴー……』
うるさい……これはケイタイのマナー音だな!
まだ目覚ましがなってないし無視しよ
『ヴーヴーヴー……』
うるさいってば
『ヴーヴーヴー………』
なんだよ!もう!うるさすぎる!
人の眠りを邪魔するなんていい度胸だな!
ってか知らない番号だし……!!
「もしもし……(怒)」
『やぁ起きたね』
………?
この声って………
『僕を無視するなんていい度胸だね』
この口調……
なにーーーーー!?
「うわ! ごめんなさい!
雲雀先輩ですよね……?」
『そうだよ』
なんで番号知ってるのーーー!?
入学してからケイタイ買ったのに!?
風紀委員怖っ!!まじで怖っ!!
「あのー……なんでケイタイ番号知ってるんですか?」
なんか無駄な質問な気がするけど
知ってて当然っていうのもおかしいし聞いてみた
『僕だからね』
答えになってない!!
「はぁ……?」
『おにぎりは鮭でお願いね』
はい?
「えっと……」
『頼んだよ』
ブチッ
切られたー!!
意味分かんないよーーー
なんで今日の実習知ってるのー
聞いても「僕だからね」とか言われそう……
ってか……
おにぎり実習の日ってビアンキが来るから
全部終わってから
こっそりツナ君に渡そうと思ってたのにーー
確か自分以外で3個あるんだけど…
1個だけしか雲雀先輩に渡さない…
・・・・
はい…咬み殺されますね……
うぅ…なんでこんなことに………
こんなことだったら…
自分の弁当用意していたらよかった……
「優! おはよ」
「………おはよう…ツナ君……」
「どうしたの?なんかあった?」
うー聞いてほしい!
でもまだ雲雀先輩の名前出すのまずかったかな…
あー原作の順番覚えてないーー
ってか獄寺君睨んでるし!!
「ツナ君……ごめん!!」
「え!? どうしたの?」
「あの…今日のおにぎり実習……
ツナ君にあげるつもりだったのに
無理になっちゃった……」
「え!? 気にしなくて大丈夫だよ!!」
うぅ…優しい…
あーでもこの教室で私の友達ってツナ君だけなんだよねー
いや、女の子とは最低限は話すけど……
ごめんよーーーー
「うぅ……ごめん……
ありがと………」
あー…まじで落ち込んできた……
なんでこんなことに……
はぁ……
溜息しながらおにぎり作っちゃおにぎりに悪いか…
こうなったら美味しいの作ってやる!
料理は自信あるんだぞ!
ってか私が鮭用意してなかったら
どうするつもりだったんだろう……
……みんなに頭を下げないといけなかったと思う…
鮭あってよかったーーー(泣)
「風早さんは誰にあげるの?」
お!京子ちゃんだ!
「ダメツナじゃないのー? 仲良いし」
おぉ!黒川花だ!
「あ…笹川さんと黒川さん
ツナ君にあげたかったけど
強制的に違う人に渡すことになったんだ」
うん、間違ってない!
「え!? 彼氏~?」
ぬお!なんていうことを聞くんだ!
「黒川さん、違いますよー」
「あやしいわねー」
「あやしくないですよー」
名前言ったら強制的の意味がわかってもらえるけど
言ったら騒ぎになる…話題かえよ……
「えっと……風早じゃなくて下の名前でいいですよ」
うん。特に京子ちゃんは原作に関わってくるしね
「ほんと? 優ちゃんって呼んでいい?」
「私は優でいいかな?」
「どうぞどうぞー」
「私も下の名前でいいよ!」
「私は花って呼んで」
「んじゃぁ…花と……
京子ちゃんでいいです?」
「「いいよ」」
おお!まさかのおにぎり実習で仲良くなった!
「優、教室行くよ」
「えっと…ごめん……
持っていかないといけないから……」
「あやしいなー…」
「………あやしくない!!」
黒川花ってこういうタイプだったのー
大人の女性のイメージだったけど
ただの恋愛好き?かも………
というか教室いったらツナ君に食べられて
渡すことできなくなって
雲雀先輩に咬み殺される……
それは勘弁……
あれ?どこに持っていけばいいのかな?
応接室?
でも私は応接室が風紀委員の部屋って
知らないことになってるよね???
『ヴーヴーヴー……』
……エスパー?
「もしもし」
『応接室持ってきて』
ブチッ
………行きますよ
行けばいいんでしょ……
一応私の方が強いんだよね……?
なんで逆らえないのかな……
……応接室をノックするのが
果たし状をたたきつける道場破りの気分だ……
すぅーーーはぁーーーー
深呼吸……深呼吸……
コンコン
「どうぞ」
この声は草壁さんかな?
「失礼します……」
草壁さん私をみて固まらないでーー!
そしてなんでこんなに離れてるの!?
いや…離れないと咬み殺されるもんね……
「やあ 来たね」
「はい…これどうぞ
では私はこれで……」
早く逃げないと!!
「待ちなよ」
出た!強制!!
「はい? なんですか?」
「ここで食べなよ」
………はぁーーー!?
私はそんなに図太くないぞ!!!
処刑台の前で食べる気分だ……
確かに……教室いったらなくなるから
屋上で食べるつもりで全部持ってるけど……
うぅ……拒否できない……
草壁さんを見ると…ソファーでどうぞ
って目線でいってる………
なんで1人でソファーで食べないといけないのかな……
「………失礼します……」
こうなったらやけだ!
食べてやる!!
「いただきます」
もぐもぐ……
お茶飲もう…
なんか目線感じる……
・・・・・
お茶か…
「あのぉ…コップありますか?」
草壁さんの行動はやっ!?
「どうぞ」
「ありがとうございます」
コポコポコポ (お茶入れてます)
「雲雀先輩、お茶どうぞ」
さっさと食べて早く戻ろう……
……また目線が…
お茶のおかわりか……
「失礼しますね」
コポコポコポ
「どうぞ」
なんだ……この状況……!?
草壁さん助けてください!!
って無理だよね…はぁ……
自分で言うのもなんだけど……
おにぎりは美味しい…
……感想は求めません……
食べてる時点で問題ないってことだろう
「ごちそうさまでした」
食べたし早く帰ろう……
「では、失礼しますね?」
「待ちなよ」
まだあるの!?
「はい?」
「草壁、僕は屋上にいるからね」
「わかりました」
……もしや………
「行くよ」
ですよねー…
………まずくて咬み殺される?
いや…美味しかったはず…
だよね……?
ガチャ
…なるほど
そういうことか……
目で合図送るの止めてください……
枕になりますよ!枕に!
寝たし……
神様が相性がいいかもとか言ってたけど
そんな度合い超えてるような……
あー授業はじまったよ…
「あ! 私産まれてはじめて授業さぼった」
独り言いってしまった!
……起きてないからいいか……
どうせ原作進んでいくととサボることになるしね
結局1時間以上このままだった…
教室戻っても怒られなかったのは
草壁さんが言ってくれたんだろうな……