パオズ山。
孫家にエルザと悟空はいた。
寝室のベッドには、パンが横たわっている。
「エルザさんはあの人を知ってるみたいだったけど、何者なの?」
「魔神ドミグラ。昔、パンさんが生まれる前、歴史を改変して全宇宙を支配しようとしていた悪人よ」
「そうなんだ。強いの?」
「お母さんはパンさんのお祖父ちゃんと激戦を繰り広げたって言ってたわ」
「そう」
「勝てるかしら……?」
「あいつ、僕たち孫一家に復讐するって言ってたよね? エルザさんが来なかったら、僕は殺されてたんだ……」
助けてくれてありがとう──悟空は最後にそう付け加えた。
「お礼なんか言われても嬉しくないわよ。それにしても、ドミグラはどうやって復活したのかしら」
その時、エルザの脳裏に界王神の声が聞こえてきた。
「私よ、聞こえる?」
「界王神様?」
「刻蔵庫で巻物を見たんだけど、どうやらドミグラはドラゴンボールで蘇ったみたいよ」
「何ですって!?」
「エルザさん、急にどうしたの?」
「時の界王神様と喋ってるのよ」
「時の界王神様?」
「時を司る神様のこと」
「凄い! エルザさん、神様とお話し出来るんだ」
「エルザさん、一回戻ってきて」
「はい」
エルザは界王神の力でトキトキ都の時の巣へ移動した。
「界王神様、例の巻物は?」
「これよ」
エルザは界王神から受け取った巻物を開いた。
そこにはトワという女と神龍の姿があった。
「生き返らせてほしい人がいます」
「誰を生き返らせる?」
「ドミグラという者を」
「承知した。……願いは叶えた。さらばだ」
神龍は消え、ドラゴンボールはどこかへ散らばった。
タイムパトローラーと悟空がドミグラを倒した決戦の地には、ドミグラが出現した。
「私は一体……?」
ドミグラは自分の体を改める。
「肉体……? そうか、私は生き返ったのか」
エルザは巻物から界王神に目を移した。
「なんてこと!?」
「エルザさん、ドミグラを倒して。このままでは全世界が滅ぶわ」
エルザは頷いた。
「それじゃあ、もう一度地球に送るわね」
エルザは界王神の力で地球に移動した。
「うわっ!」
驚いて尻餅を着く悟空。
「どこ行ってたの?」
「トキトキ都にちょっと。界王神様のところよ」
「そうなんだ。それより、ドラゴンボール探そうよ」
「そうね」
エルザと悟空は家を出た。
「でもどうやって探すの?」
その時、エルザの脳裏に界王神の声が。
「カプセルコーポレーションに向かって。ドラゴンレーダーがあるはずよ」
「解ったわ」
エルザと悟空はカプセルコーポレーションに向かった。