短いです。
大丈夫な筈です。
うん。
では、どうぞ!
6時。目が覚めた。起き上がろうとすると少し違和感がして、被っていた布団を取るとそこには小柄な少女。名前は
そして思い出す昨日の事。溢れ出す負の感情。
怖い怖い怖い怖い怖い怖い......
顔の半分を手で覆い必死に耐える。恐怖から。絶望から。孤独感から。
「......ん...ん〜......ほへ? つっきぃ? 」
ガタガタと震える体を必死に耐える。フラッシュバックするあの光景は目の奥に焼き付いて消えてくれない。
「だいじょうぶぅ。だいじょうぶだよぉ。つっきぃは一人じゃないよ私も〜? 私もいるからね〜」
途端にふわっと抱きしめられ、頭をなでられる。
ゆっくりと優しく動くその手はとても気持ちが良く少しずつ震えが収まっていく。
大丈夫。そうだ、僕は一人じゃない。束さんにクロエ、それに本音さんもいる。
「それに〜おりむ〜たちとはやり直せるしぃ〜時間はたっぷりあるよぉ? 焦らないでゆっくりでいいから頑張ろうね〜私も協力するよ〜」
そうだ。まだ時間はいっぱいある。大丈夫。大丈夫。大丈夫。
僕はやっと落ち着きを取り戻した。本音さんは......
「えへへぇ...つっきぃ〜だいすきぃ〜」
なんか寝ぼけているみたい。嬉しそうに僕のお腹あたりに抱きついていた。
数分後、本音さんは意識が覚醒した。そしてさっきまでの自分の行動を思い出したらしく、真っ赤に顔を染め上げて布団を被ってしまった。ただなぜか真っ赤な顔だけ出していて、うるうるとした目で僕を見てる。
「......う、うぅ......」
『本音さん?』
「つ、ツッキー......あわわわ......あうあうあう......うぅ...」
声をかけると本音さんはそんな声を出して目を逸らす。どうしたのかな?
『えっと、本音さん......ありがとう。』
「う、うん......や、やっぱり恥ずかしいよぉぉぉ!! 」
今度は顔まで隠れちゃった。そういえば束さんもこんな時あったな。あの時は確か......そうそう。束さんが抱きしめてきたからお礼として抱きしめ返して「大好きですよ」って耳元で言ったらこうなったなぁ。懐かしいなぁ。あの後クロエに呼んできてもらったらクロエまで顔赤かったし、どうしたのかな?本当に。
『あ、本音さん。本音さんみたいに優しくしてくれた人のことなんて呼ぶものなの?』
「え、え〜と......あ、愛人?」
△▽△▽△▽
朝のSHR。前の壇上では山田先生が嬉しそうに立っていた。
「では、一年一組代表は織斑一夏くんに決定です。あ、一繋がりでいい感じですね! 」
本音さんがいつもの調子に戻った後、まだ顔をほんのり赤くした本音さんと食堂に行った。今日はキツネうどんにした。
あ、そう言えば一緒の席で食べていたお友達の相川さんと鷹月さんと鏡さんの三人(本音さんに紹介され、仲良くなった)が本音さんを見た途端ニヤニヤと笑顔で僕たちを見ていた。なんでニヤニヤしてるか聞いてもはぐらかされて、本音さんは一段と顔を赤くして俯いていた。なんで?
何も教えてくれないまま食べ終わり、教室に行った。で今に至るんだ。
「先生、質問です」
一夏おにぃが、手を挙げてた。
「はい、織斑一夏くん」
「俺は昨日の試合に全部負けたんですが、なんでクラス代表になってるんでしょうか?」
「それは――」
「それはわたくしが辞退したからですわ!」
椅子から勢い良く立ち上がって一夏おにぃに言うオルコットさん。なんでも一夏おにぃは弱いから実践が一番力をつけ――あ、鳥だ。
ふと目線を窓から外へ向けると雀のような形をした鳥が群れで飛んでいた。スゥ、と手を伸ばしてみる。あんな翼で自由に、そして綺麗に飛ぶあの鳥たちを僕は見ていた。いつか僕も......
「――何をやっている織斑弟」
ベシッ、と言う音と少しの衝撃で我に返る。叩いたのはお姉ちゃん。
『あ、すみませんでした。』
「......まあ、いい。さて、クラス代表は織斑一夏。異論はないな」
「「「はーい」」」
クラス代表は一夏おにぃで決まりみたい。
......あれ?メール......
【むっくん愛しの束さんより!(∩∀`*)キャッ
むっくん!束さん寂しいよ!声が聞きたい!好きって言ってもらいたい!一緒にお風呂入りたい!一緒にお布団で寝したい!むっくんとアンなことやこんなコトしたい!(*´﹃`*)
今週の休みには会いに来てくれるよね!待ってるよ〜♪クーちゃんも会いたがってたし〜♪
Ps.むっくんをクラス代表になんかさせないよ!だってあまり愛しのむっくんと会えなくなるじゃん!ヾ(≧∇≦) 】
......とりあえず電話しようかな?
「束さん......僕、愛人できた.....」
『ブフォッッ!?な、な、なんですとぉぉぉ!?』