僕を憶えていますか?   作:夢持ち少年

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もう一つの月。

土曜日。今日と明日の外出許可を申請し終え、束さんに言われた通り指定の場所に着くと空からニンジンが降ってきた。そう、ロケットの様な()()()()が。

ニンジンは目の前に着り...突き刺さった。ウィンとニンジンの外側が開いて、ひとつの影が僕に向け飛んできた。

 

 

「むっっっっくぅぅぅぅぅんーーーーーっ!!!」

 

 

束さんでした。束さんのタックルに耐えきれず倒れ、そのまま唇を塞がれた。

 

 

「んっ...ぷはぁ。えへへへむっくん会いたかったよぉ〜〜♡」

 

「...束さん一週間ぶりです」

 

「うんうん♪束さん待ち遠しくてまだ寝てないよぉ〜」

 

「...まずは行きませんか...?」

 

「ういうい♪いっきましょー♪」

 

 

ニンジンに乗り込み、ドアが閉まった。

 

「...寝てないなら...一緒に寝ましょうか...?」

 

「マジで!?」

 

「...えっと、もちろん...着いたらですよ...」

 

「...わ、分かってるもんっ!ふんだっ!」

 

 

頬を赤く染め、そして膨らませてそっぽを向いた。

 

 

「......」

 

「......」

 

「......チラッ」

 

「......」

 

「...うぅ〜...む、無視しないでよ〜寂しかったんだよ〜いっぱい抱きしめていっぱい撫でてよぉ ...」

 

 

流れる外の景色を見てたら、束さんが目に大きな粒を溜めて服を握り締めていた。なんか悪いことしちゃったな...。

僕は束さんを足の上に乗せ、正面から向き合うように座らせ、腰に片腕を回して抱きついた。もう片腕は頭を優しく撫でた。

 

 

「...なでなで...ぎゅー」

 

「きゃっ...気持ちいいなぁ...束さんもギュ〜」

 

 

目的地に着くまで、僕たちは甘いひと時をすごした。

 

 

「...かわいい」

 

「ふにゃぁ...」

 

「...束さん」

 

「〜〜♪♪」

 

 

 

△▽△▽△▽△▽△▽△▽

 

 

 

「無月...さまぁ〜!!!」

 

 

束さんのラボに到着した。中へ入るとまた抱きつかれ、尻もちをついた。とても綺麗な銀髪の少女――クロエが腕を腰にまわして抱きついてきた。

 

 

「無月様。私ですっ!クロエですっ!」

 

「...うん...久しぶり...クロエ」

 

「はいっ!」

 

 

顔をこっちに向けて万弁の笑顔で元気な声で返事をする。そして、頬を膨らまして僕を見てくる束さん。リスみたい。

 

 

「...入りませんか?」

 

「...そうだね。うん!じゃあ入ろー!そして、一緒にねよ〜♪」

 

 

......歩きにくい。束さんが後ろから乗るように抱きついて、クロエが前から抱きついてぶら下がってる。この後三人で一緒に寝たけどなんか、落ち着かなかった。

 

 

△▽△▽△▽△▽△

 

 

 

次の日。

起きてまだ寝ている二人を置いて朝食を"二人分"作る。僕は要らないからね。

 

 

「...おふぁようございましゅ...むちゅきしゃま...」

 

「...寝ぼけてるねクロエ...顔洗ってきなよ」

 

「ふぁぁい...」

 

 

寝起きなのか...寝起きだね。そのせいで呂律が回っていないクロエは洗面台へ向かった。

 

 

「...よし...できた」

 

 

さんまっていう魚の塩焼きとお味噌汁、ご飯にたくあんをテーブルに運ぶと、いつ起きたのか束さんが目を輝かせて座っていた。

 

 

「むっくん、ハロハロ〜♪」

 

「...おはよ...どうぞ」

 

「うっはー♪今日も美味しそうだねぇ〜!お、これはクーちゃんのたくあんだ!」

 

 

このたくあんは、クロエが作ってる。...ただ半分くらいは黒いゲル状になる。前に縦横無尽に動き回ってた。なんでだろう...

 

 

「...無月様。おはようございます...」

 

 

顔を洗ってきたクロエが顔を赤くして立っていた。

 

 

「ん...こっち座って」

 

「はい!」

 

「「いただきます!」」

 

 

二人が食べてる間に洗い物、洗濯をする。

 

 

「むっくん」

 

「...?」

 

「はい、あ〜ん」

 

「...はむ...」

 

「ムフフ...ちゃんと食べなきゃだめだぞぉ〜♪」

 

「......」

 

 

食べ終わり、食器をクロエと洗ってると束さんに呼ばれたのでクロエに任せてついて行く。

いろんな機械や部品がある整備室みたいなところに着くと、束さんは白い布を被せてあるモノの前に立ちバサっ、と一気に布を取った。

そこにはは灰色のISが異様な存在感を放ち、そこに鎮座していた。

 

 

「むっくん!これがむっくんの専用機【孤月(こげつ)】だよ!」

 

「...これが...僕の...」

 

「早速乗って乗って♪フィッティングとパーソナライズをするから♪そそっ背中を預ける感じで♪」

 

 

束さんに促されるまま孤月に乗り込む。束さんは空中投影のディスプレイを複数呼び出し、すごい勢いで操作していた。

孤月は乗り込むと、鼻から上が黄色い2本の線で横に装飾されたバイザーで覆われた。流れるように目に映るのは膨大な情報。

 

『展開中装備・・・自立型遠隔誘導攻撃端末【天月(あまつき)

量子変換中装備・・・接近ブレード【影月(えいげつ)】8砲身ガトリング式回転式キャノン砲【崩月(ほうげつ)】規格外六連長振動ブレード【(あかつき)】対IS用散弾銃【華月(かげつ)】』

 

【孤月】の拡張領域ある武器の一覧に目が止まり、一つ一つ武器の映像と使用法を確認していく。

確認し終えると束さんも終わった様だ。

 

 

「むっくん!終わったよ〜!」

 

「...はい」

 

 

孤月を待機状態にすると一瞬光り、孤月は鎖付きの黒い首輪になった。

 

 

「......」

 

「......」

 

「...束さん...コレなに?」

 

 

パチクリと目を点にしている束さんに、意外と長い鎖を手に持って尋ねる。ジャラジャラと音がする。

 

 

「...あ、え、えっと...む、むっくんの専用機の待機状態じゃないかなぁ...」

 

「......」

 

「......」

 

 

それを最後に静寂に包まれた。それは黒い塊をお皿に乗せ、笑みを浮かべたクロエが来るまで続いた。

 

 




ふぅ。
や、やっと無月君の専用機を出せたよ...。

えっと、募集して採用したのはショットガン、ファンネル、グラインドブレードです。
ありがとうございます!!
それと、まだ武器は増やそうと思うので募集は継続します!

...こ、これでよかったのかな...?

それと、クロちゃんとの会話が思いつかない...
難しいです...

それでは、またお会いましょう。
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