その部屋には七人の人影が存在していた。
そして今、一つの命が消え去った。
「殺したい程愛してる。」
そう告げると同時に右手を彼女へ突き刺した。
鮮血が舞う、呆然とした表情の彼女は。
そのまま地面に倒れこんだ。
赤く染まった掌を眺めてふと彼女の血を舐めてみた。
―――心なしか甘いなぁ。
そんなことを考えると横から妖夢が襲いかかってきた、左手で受け止め、右足で蹴り飛ばす。
そのまま壁に衝突したが、すぐさま起き上がり、
自分の命を刈り取らん、と斬りかかってくる。
「…危ねぇな」
すると次は後ろと上から何かか飛んできた。
よけて見るとそれはナイフだった、
その後ろから咲夜が懐中時計を握り締めていた。
自分の息の根を止めん、とナイフを投げてくる。
「…なんなんだよ」
そんなことを言う暇もなくさらには横から光線が貫く。
上に飛んでよけると光線は壁を突き破った。
横を見ると八卦炉を構えた魔理沙がいた。
自分の魂を焼ききらん、ともう一度構えた。
「おいおい。」
そんな軽口を叩く暇もなく前から札が飛んでくる。
慌てて札を振り払う。
焼きこげた札が散る中霊夢が佇んでいた。
自分の存在を滅さん、という覚悟を瞳に宿していた。
「…何を怒ってるんだ?」
思わず問いかけた。
「お前らに怒られる事をした覚えはないんだが。」
「―黙れ」
魔理沙が口を開いた。その瞳には涙が浮かんでいた。
「どうして…どうして輝を殺した!!!」
「…どうして、とは?」
「輝がお前を否定したからか!!」
「ちげぇよ」
その事は否定する。別に
「俺はあいつを殺したかっただけだ。」
こんな惨めったらしい世界で生きるより、死んだ方がマシだろう、という気遣いだ。
「別に否定したことは怒ってないよ。」
そう言ってわざと輝の様に笑って見せた。
霊夢が札を投げつけ、体に当たる前に影のように消える。
「…っくそっ」
ギリっと手を血が出んいきよいで握り締める。
「輝…!」
「悔しがる暇があったら手伝ってくれないかしら。」
涙を堪えている霊夢に永琳が話しかけた。
「まだこの子死んでないわよ」
「えっ…」
「心臓のすぐ横を貫いているけどギリギリ当たらない場所よ」
「じゃあ…!」
「でも失血が多い、早くしないと手遅れになるわよ」
「なっ何をすればいいの!」
慌てて霊夢は永琳のそばへ行き輝の顔を覗き込んだ。
輝の顔は苦しそうに歪んでいた。
今私は川原にいる、少し赤い色の川が流れていて現世とは違う寒気がする、あー何か幽々子のとこに似ているなー…
よしっ。ここって三途の川だよね。
\(^o^)/オワタ
東方幻想少女録、完!!!(大嘘)