東方幻想少女録   作:水崎 鳴呼

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独自解釈あります!




裁判官と被告人

静寂が場を支配する。

 

風の音が耳まで届く。

 

そして私の心を支配していたのは……

 

 

今すぐにこの場から逃げたいっ!!

滑ったぁぁあ!!!清々しい位に滑ったぁぁ!!ほら向こうもポカンとしてるし!ああああ!!死にたいっ!!!

……あっ死んでたわ。

「……まぁ出血大サービスで連れてってあげるよ」

うわー!小町優っし!!でもなんか鼻からなんか出てるか大丈夫か!!?

 

船を漕ぎながら小町は私のことを聞いてきた。

基本的には向こうでは何が起こっているか、私が外から来たと知ると外の事などたわいのない話をしていた。

トンっと船が岸に着いたらしい、小町に連れられ入った場所は――――――

「黒です。」

即決で判定出された!!!

「ちょっ、四季様っ!?」

「って、小町、どうして此処に居るのですか?」

四季…と呼ばれた少女は少し驚いた様だったがすぐさま状況を理解した。

「―――小町、そちらの方は?」

「自分は死んだと言っているんですが…やっぱ変ですよねー」

「変だと思ったのならどうして連れてきたのですか?」

「うぐぅ!それは…」

「前々から思っていましたが、貴女は少しいい加減過ぎる、この前の件だって―――」

…なんか説教始まった。どうするよ、とめる?見とく?

「しっ四季様!今はあたいよりあっちの方が重要だと思います!!!」

「ああ忘れていました、すみません。」

ペコリと頭を下げる少女、思わずこちらも頭を下げる。

「―――で、どうしてあなたがここまで来たのですか?」

―――死んだからです。

即決。

そう言うと少女は溜息を吐いてとある手鏡を私にかざした。

「良いですか、これは浄玻璃の鏡と言い死者の過去(・・・・・)を見るものです…が。」

「ここに貴女の過去は映っていません(・・・・・・・・・・・・・)…その意味がわかりますか?」

…えーっと…つまり、私は死んでなかったってこと?

「まぁ今となっては遅いですが…、…?」

死んでないのかーそっかーじゃあ大丈夫だ(・・・・・・・)

死んでないというのが私にとっての現実(・・)なら―――

その現実に帰るだけだ。

夢から覚めるように、本を閉じるように。

暫く呆然としていたようだがほんの少し微笑むように言った。

「なるほど、それが貴女の能力ですか。」

―――いや名前はまだない。

何となくは分かるが名前がないと決まらない。

「そうですね…言うなれば―――」

『真と幻を操る程度の能力』

…かっくいー!なんそれ凄くいい!!!よし能力を聞かれたらそう答えよう!!

「……言い忘れていましたが。」

「私の名前は四季映姫・ヤマザナドゥと言います。」

―――私は立花輝だ。

体が向こうに帰る前に軽口を叩いてみせた。

―――もし私がまた来たら容赦なく地獄送りにしてくれ。

そう言えたのと同じに意識は消えた。

 

 

広い部屋に少女が二人、片方はほうっと息をつき、もう片方はしばらく考えて、

「…小町、彼女は長生きできますかね?」

「んー…もしかしたら、あの性格ですし後ろからグサリ…かも知れませんよ」

おどけて見せる小町に映姫は少し笑い

「かも知れませんね」

と返した。

 

 

 





えいきっき可愛いよえいきっき。
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