テストなんて無かったんだ(白目)
月は少しずつ沈んでゆく。
名残惜しむように、最高の最後を迎えさせんと。
月は舞台を整えてゆく。
階段ダッシュの成果がここに…!!
息は上がっているがこれからもう一回山をダッシュで降りろと言われてもギリギリ持つくらいはある。
階段を上がった先を見ると神社があった、博麗神社と同じ…位の大きさかな。
―――あいつ何処にいるの?
奥の方だろ、てか普通に会話すんなよ。誰なんだよ。
心の中の第二の私に驚いていると向こうから人が来た。
一人は紫がかった蒼髪でサイドが膨らんだボリュームのあるセミロング、赤を多く使った配色の服、そして背中の……ポン●リング?
―――注連縄な。
ああ、それだ。大きな注連縄を付けたシルエットが特徴的だった。
後むっちゃ美人なのにむっちゃ機嫌悪そうな顔してる。なんかごめん……
もう一人は金髪のショートボブで青と白のワンピースみたいな服を着ている、そして頭の……帽子。なんか目玉ついてるし動いてるけど帽子ったら帽子。
こちらは私の方を見るとなんかお気の毒…みたいな顔された。なんでさ。
「んー…来ちゃったよ、どうする?」
「どうもこうも無い、来たら叩き返すだけだ」
「そっか、ゴメンねー」
謝る気のない返答。しかしその程度でキレる私じゃない。
「…その先に用事があるのだが、」
「通さないよ」
二人は同時に答え、片方はなんか丸太みたいなのを構え、もう片方は鉄の輪を構えて私を見る。
妖怪の山の住人は化物だらけじゃねーか!無理無理!勝てっこないよ!あんな
何か不吉なルビが振られた予感。
いやまずここをどうする、誰か私の代わりに戦ってくれる奴が来ない限り…!
「輝ーーー!!」
そんな声と一緒に星が落ちてきた。いや星じゃないしこの声は…!
「魔理沙!」
「待たせたな!」
うわぁぁぁぁぁん!魔理沙ぁーー!!ありがとう!持つべきものはやっぱり友だな!!
「ここは任せてお前はアイツの所に!」
「ああ、」
そう言い残して私は二人の間をくぐり抜けて先に走って行った。
「追わなくて良いのか?」
「んー…別に追ってまで足止めしろって言われてないし」
「言われ…命令されたのか?」
「命令より強制かな?凡人凡妖怪には洗脳でまかり通ったんだろうけどね。」
「全く舐められたものだな」
「まぁ仕方ないよ、さぁて。」
「あの子を追いはしないけど、アンタを足止め位はしないとね。」
「ああ、戦うのは久しぶりだな、魔理沙。」
「んん?もしかしなくてもそうなるかやっぱり」
「そうなるよ」
やれやれと言わんばかりに肩を竦める魔理沙、しかしその目には決意が走っていた。
「さぁ!行くぜ!」
「こい!魔理沙!」
「うー…こういう熱血にはついていけないんだけどなぁ…」
諏訪子の小さな嘆きは月夜に消えていった。
キリのいい話数で終わらせたいっ…!