楽しいこと書いたもん勝ちってけーねが言ってた。
「慧音」
散歩に寺子屋まで来てみると予想通り慧音が子供達と話してた。
「あっ輝か、待ってくれ」
「センセーさようならー」
「ああ、また明日」
笑顔で手を振る慧音、理想の先生像だな…美人だし。
「どうした?」
「いや特別な用はなかったんだが…」
んーーどうしよ、なんか慧音見れたらいいなーの気分で来ちゃったんだよな。
取り敢えず苦し紛れに
「お茶でも飲みに行かないか?」
と聞いてみると
「っ…!あっああ!」
とても嬉しそうな顔になる。最近慧音と話すようになって分かったんだがどうやら甘い物が好きらしい、時々こうやってお茶に誘うと嬉しそうにする。隣を歩く時に待ち遠しいのか頬まで染めてルンルンと歩く様はいくらでも奢ってやりたくなる。
「すまない、いつも奢ってもらって…」
「いや、慧音が嬉しいのなら私も嬉しい」
そんなことを言いながら団子を食べる。
うむ美味しい。
「っ!…そっそうだ、今度夕飯をご馳走しよう」
何故か顔を真っ赤にさせながら慌てて慧音が夕飯の約束をしてくれた。
すごく嬉しい。正直言って一人で食べるのは寂しかったんだ。いやなんか独り身三十路前OLの気分なんだよ。
「…それじゃあ今夜お邪魔してもいいか?」
「えっ?いや…ああっと、こっ今夜か!?」
内心期待しながら聞いてみると、普段では見られないほど慌て始めた。……流石にいきなり過ぎたか、
「うぅ…どっどうしても今夜来るのか…?」
「ああ、いや迷惑なら――」
「いっいや、迷惑ではないんだが…」
その時頭に声が響いた。
―――いいですか、慧音ともっと仲良くなりたくば少し無理に約束をするのです。
!…そうかありがとう!通りすがりの神様!
「それじゃあ今夜家に行くよ」
「えっちょ」
「じゃあ」
先に代金は払ってるからそのまま店を出る、後ろから声がかけられるがこの際気にしないことにした。
さて、満月が光り輝く夜にやって来ました、一応光はついてるから居るんだよね?
「慧音居るか?」
「ひかっ待って…!」
「入るぞ」
扉を開け靴を脱いで廊下を進みここだっ!と思う部屋の前に立ち止まる。
「慧音」
「………」
―――よし、開けるか。
いきよいよく扉を開けたら。
なんか全体的に緑っぽくなって角としっぽが生えた慧音がいた
「…慧音?」
「うぅ…」
顔を真っ赤にして涙目になっている、どうしよう悪いことしちゃった気分…
「…気持ち悪いだろう?」
「えっ?そんなことはないぞ」
すごく恐る恐る聞いてきて悪いが別にキモくない。
てかむしろ可愛い。尻尾モフモフしたい。
「どんな姿でも貴女は私の友人の慧音だ」
目を見て言う、こうゆうのはちゃんと伝えないとダメってセンセー言ってた。
「っ!…すま…ないっ…」
突然泣き始めた。えっ?ちょっと待ってごめんごめんなさい泣かないで下さいお願いいたします。
私が混乱していると慧音は私の胸に飛び込んできた。
……まあいっか。今日くらいは甘えればいいさ。
その夜丸々泣かれた。…別にいいけど。
しっぽモフモフ。(心の声)