神霊廟の描写は48%妄想で書きました。
宴会から三日たち、人里のあちらこちらに咲き始めた桜を傍目に見ながら歩く。
はーるがきーたーどーこーにーきたー♪
私の視界の中に入る範囲に来たー♪
私の脳内はいつでも春ですよー!ただの危ない人ですねはい!
さて今私が向かっているところは命蓮寺だ!(ババーン!!)
いやなんか噂とかで妖怪ばっかの寺って聞いて、
『オラわくわくすっぞ!』
とか思っていつか行こういつか行こうとしてたらなんか読経ライブ?みたいなのをすると人が言ってたので善は急げと命蓮寺に進んでいた。
――――――と思っていた時期が私にもありました。
なんか転んだと思ったら気づいたら知らんとこにいたとか何てファンタジー。
何が轟々しい(語感的に合ってる気がする)中華風の屋敷がでんっ!と言う感じで立っててその周りには自然が広がっている。
「―――」
いや何より怖いのって目を開けたら道着っぽい服を着た男等が私の周りにいることだよな?
「お…おい、目覚ましちゃったぞ」
「えーと…弟子希望者ですか?」
「…は?」
「いや、だから…」
「何をしているのだ?お前等」
何故かおどおどしながら聞かれていると向こうから声がかけられた。
「も…物部様…」
うわなんかすごい冷や汗出てる。凄い人なのか?
「ん?お主見ない顔だな」
…よしこの子は大丈夫!なんかちっちゃいし!
とりあえず現れた灰色の髪の少女に事情説明する事にした。
「……実は」
「さては弟子入りを希望する者か!」
「……はぁ?」
ばばーん!と背景に書かれそうなくらい自信満々に言われてしまった。一体全体どうゆうことだってばよ!?
「それなら早く太子様のところへ挨拶をしにいくぞ!」
「え、ちょ、」
「まぁまぁ遠慮するでない、さぁ行くぞ!」
いや待ってここどこって聞いてんだけどぉぉぉぉぉ!!!!!
あと弟子入りって何がぁぁぁ!!!??
「太子様ー!新しい奴が来ましたー!」
ヒィィィィ!!おうち帰してぇえ!早くおうち帰ってにっころがし炊きながらサンテレビで韓国ドラマみるぅぅぅ!!!ここテレビないけど!
そんな良く分からない混乱した思考をもはや当たり前にいる片隅がどうどうとなだめるというカオスな脳内の私をひとり置いてどんどん話は進んでいく。
「…通してください」
その一言言われると灰髪の少女は躊躇いなく部屋の中へ私を放り込む。
「…っ」
慌てて姿勢を正すと流石にまだ寒いんじゃないかと思うノースリーブの服にまるで動物のような耳の髪、あと溢れ出るカリスマが印象的な少女か座っていた。
―――セーラームーン?
ちょwwwなぜにwwwセーラームーンwww
ああ、でもなんかセーラーぽい服だなぁ…
「さてと、大丈夫ですか」
「…えっと…」
「弟子になりに来たのではないのでしょう?」
……んまぁ、はい。
頷きで返すと、クスリと笑われる。
んー…適わんな。多分今から戦っても勝てないや。その直感だけはあるんだよなぁ…
「…ああ、私の名前は豊聡耳神子と申します」
「…私は立花輝という者だ」
兎に角向こうに習ってイイトコの子みたいに言ってみせるが様になってねぇぇ…
すると向こうが握手を求めて来たので手を握る。
うわぁ手柔らかい。
「…………」
…ん?なんかめっちゃ見られてる。めっちゃ見られてる。なんで?なんか怖いよ?なんかしたかな?
「…ところで」
「?」
「貴女は欲が無いと言われませんか?」
…エーット、小さい頃に少し、中学の時に何回も、高校になってからは数回、こっち来てから…は言われたことがないな。
「…少し言われてたな」
「ああやっぱり」
やっぱり?
「貴方から欲の声が聴こえませんでしたから」
「……良く分からないが、欲はあまり無いが、欲張りではあるぞ」
「へぇ?」
欲の声って聴こえるのかな?と思いながらも少しギザに行って見せる
「貴方に逢えただけで充分なのに私は貴方とあわよくば友人になりたいと思っているんだ。」
―――お前こうゆうセリフのセンスねぇな。
うるせェ黙れ。言ってるこっちは恥ずいんだよ。
「―――っあはは!」
暫く黙ってたけどいきなり笑い出した。そんなに変な言葉だったかなぁ?いや私は言われた瞬間に笑うけど。
「そうですね、じゃあ私と友人になって下さいますか?」
「…願ったり叶ったりですよ神子。」
そう笑って見せた。
その後迷い込んできた
ひとり部屋で膝を抱える少女。
「…輝…ですか」
そう呟いたあとにえへへへへ…と気の抜けた笑い声を漏らす少女の顔はまるで恋する乙女のようだった。
神子の服見てセーラームーンと思った人は私以外にも居るはず。