新シリーズ堂々連載開始です!
このシリーズはオリキャラが多数出ます!
崩壊の足音は静かに。
―――そう言えば小さい頃からとある神社を遊び場にしてたな。
その神社結構広いんだけど人が居なくて寂れたから遊んでると言うかお参りする人も見なかったなぁ。
御神木の周りをひたすら走り回ったり、境内の中を走り回って怪我したり…あれ走り回ってるだけだ?
まぁそんなことしながら遊んでたなぁ…懐かしい。
…しかし何でそんな事を思い出してんだ?走馬灯か?巫山戯んなまだ死なねぇよ。
ああもうなんか思考がこんがらがってきた。
―――もうヤダ起きよう。
「…うへぇ…」
うっわ…まだ夜中だし、なんか最近夢見悪いな…アイツの呪いか?
もう完全に目覚めちゃったし…朝まで本でも――
[こんこんっ]――…誰だよこんな夜中に…
「…はい」
「どうも、タチバナヒカリさん夜分遅くに失礼します。」
扉を開けた先には少女が立っていた。
腰まで届く銀髪に全体的に緑のワンピース、小さな背丈に合わない凛とした顔つき。
金のツリ目の瞳は私を見上げていた。
「突然ですが今から…そうですね、昼前まで家から離れていてください。」
「は?」
「その時大事な物は持って出ておいてください、もしかしたら壊れるかも知れませんので。」
「いやまっ、」
「それから出来るなら人が少ない場所にいてください、周りが危ないですからね。」
「…まて」
「待ちません。これは私の友人から伝えておけと言われたんですよ、こんな所でGAMEOVERなんてつまらない…って言ってましてね。」
「……君は誰なんだ」
「そうですね…通りすがりのお人好しです」
そう言い切って肩を揺らす、
…えーっと…つまりここから昼まで出ていけと?
なんで?と聞こうと思ってたがほんの少しまぁいっか、なんかあってからじゃ嫌だし、と承諾する自分が見える。
「まぁ分かったが…せめて理由を聞かせてくれないか?」「…めんどくさ…」
「おい今なんか言ったか」
「…ごほんっ。気のせいですよ。理由ですか…さっき言った通りGAMEOVERはつまらないんですよ、あいつは。」
「…いや、理由になってな―」
「はいそれじゃあさようならタチバナヒカリさん」
そういうと同時に強い風が吹いて思わず目を閉じ、そしてもう一度開ける頃には少女の姿は無かった。
…何だったんだ一体…!ゲームオーバーとか…縁起じゃ…もしかして本当にさっきの夢走馬灯だったんじゃぁ…!
うわぁ!怖っ!あーもー!
そう脳内で呟きながら家へと戻った。
翌日の昼前、人々がワイワイと活気づいてきた時。
地割れを伴う大きな地震が起こった。
被害は少なかったものの、震源地の真上の家は見るも無惨に崩壊していた。
―――その家の住人の名は「立花輝」と言った。
しょっぱなからブレーキを取り払うスタンス。