東方幻想少女録   作:水崎 鳴呼

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クッキーをクリックするだけの簡単な作業です。
そう言われて始めたのが最初だった…などと意味不明な供述をしており。





前兆、前衛、前触れなく。

 

 

 

霊夢は焦っていた。

先ほどの地震。時たまこのような地震はあるのだがこの地震は何か違うと察していた。

(揺れた瞬間神気を感じた…偶然って事も無さそうだし…)

震源地と思われる人里に向かいながらひび割れた地面を上空から見る。

浅い地割れが広い範囲で見られる、その地割れに近づくとそれからも微かに神気を帯びている。

何かある。とは分かっていた、しかしその時霊夢の脳裏をよぎったのは――

「……輝?」

唐変木の友人が何かしたのか。と云う予感がしていた。

―――カンだけどね。

出来れば当たるな、と淡い願いを掛けて人里へと向かって行った。

 

 

 

 

「……!霊夢か!」

「慧音!輝は……?」

そう聞こうとして言葉を失った。

慧音が立っていた場所は輝が住んでいた家があった場所…の筈だがその場所には家らしきものは無かったし家の住人である筈の輝の姿も見えない。

ただそこにあるのは壊れた木材が重なっているだけ、何も知らない人から見たらただの廃材置き場だと思うだろう。しかし彼女達には違うものに見えた。

木材の下敷きになり端々しか見えないが毛布や割れた食器は確かに見たことのある物ばかりだった。

「――輝は?」

「いや…それが行方不明なんだ」

「…どうゆうこと?」

「家を探したが見つからないしどうやら人里には居ないみたいなんだ」

「……全く…」

とりあえず下敷きになってないことに安心してその場にしゃがみこむ。

しかしもう一つ心配事が増えた。行方不明の友人、謎の地震、神気を帯びた地割れ。

「…ちょっと天界行ってくるわ」

「え?あっああ」

兎に角心当たりを当たってみようと立ち上がった時――

「っ、うわっ!」

「余震か!?」

グラグラと地面が揺れ出す、先ほどの地震より

少し強い揺れだ。

(…!やっぱり神気を感じる…!)

疑問が確信に変わった時、

「―――!」

「…!輝!?」

「なっ、どうした霊夢!」

突然走り出した霊夢に驚き、声を上げるが霊夢には聞こえずまだ微かに揺れる地面を蹴る。

「っ…ひか――」

「あ?」

物陰に隠れていた人物に話しかけるとその人物は輝ではなかった。

がその場にいた少女は座り込み具合が悪そうな顔をしていた、流れる様な銀髪に緑のワンピース、伏せられた金目は話し掛けてきた霊夢を眺めていた。

「…えっと…大丈夫?」

「はい、ちょっと息切れしただけですから」

絶対嘘だ。と思ったが口は挟まないでおく。

「……?人探ししてたんじゃ…?」

「え?ああ、私の友人なんだけど立花輝…って知らない?」

「タチバナヒカリ…ああ知ってますよ」

「ほんと!?」

思わず手を掴みそうなほど喜んだのも束の間、目の前の少女がこう呟いた。

「ええ、これから起こる異変の張本人ですからね。」

 

 

 





初めて輝が一言も喋らなかった。なんか凄いけどどこ行った。


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