東方幻想少女録   作:水崎 鳴呼

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娘々の口調を調べようと色々見に行く。
→エンダァァァァァァァァァァァァァイヤァァァァァァァァ!!!
(意訳)にゃんにゃんは清楚可憐。

なかなか進展しない事で定評のある幻神異変編。




邪仙と幻真の夢の欠片

 

 

 

「…すまない、怪我の手当てまで」

「いえ、困ってる時はお互い様というでしょう?」

そう言いながらどこから出したのかご丁寧に包帯で噛まれたところを手当てされる。

ううむ、動きづらいが仕方ないな。

ぐるぐると肩を回してみると一箇所ズキリと小さく疼くだけで酷くはない。手をにぎにぎしても普通に動く。

んー…まぁ大丈夫か、さって…

「えっと…名乗るのが遅れたが私が立花輝だ、よろしく」

「立花…輝…ですか」

ふむ、と考え込む様にする女性、あれ?私会ったことあったっけ?なかったと思ったんだが…

「…ああごめんなさい、聞いたことがある名前でしたので」

「?誰から聞いたんだ?」

「豊聡耳様からですよ」

さらりと答える。豊聡耳…ああ。

「神子からか」

「ええ、昔からの縁ですので」

ばちーん☆とウインクをする女性、…けっこう明るい性格なのか?

「名乗り遅れましたが青娥娘々と申します、よろしくおねがいしますね」

「…娘々でいいのか?」

「―――」

えっと…間違えたのかなぁ…でも読み方娘々(にゃんにゃん)で合ってるよな?

「えっと…」

「…すみませんがもう一度呼んでもらえませんか?」

「え?あ、に…娘々?」

なんかプルプルしてるんだが…大丈夫か?

「――青娥と呼んでください」

「へ?あ、ああ…」

 

「こほんっ…さて、こんな所で何をしていたのですか?」

「何って…ただ歩いていただけだが…」

突然話題を変えられ困惑したが、まぁ無難に答える。

いやだって、知らない子から家追い出されてただただ気の赴くままに歩いていたってそれ只のボケ老人やん?

「ただ歩いていた…ねぇ…」

じぃぃと見つめられる。

んー…こんな事を思うことはあんまりしたく無いのだが何か邪悪?な気配がするんだよな…なんだろ?

その時またぐらりと地面が動く、今度の揺れは短い…と言うかほぼ一瞬だったがまるで上から突き上げられる様な揺れ。

その時微かにしかし確かに感じた事のある、似たような感覚がする。

 

『殺―――大――だ―――』

 

「アイツっ…!」

やっぱりまだあいつがっっっ!!?

とにかく慌てて里の方へ走…

「いっ…!?」

「待ってください」

まっ、待ちますからお願い肩っ離し…痛い痛い痛いから!!!ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!

落ち着いて青娥の方を向くと、少しムッとした顔をしていた。

「怪我がひどいんですから、いきなり走り出したら傷が開きます。」

「しかし…」

「…里へは私が連れていきましょう」

静かに青娥が告げる。その瞳には怪しい光が漏れていた。

「その代わり、『アイツ』について教えてくれません?」

触られてないのに傷が痛んだ気がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「張本人…?」

所変わり、人里の片隅。

「ええ、」

一人は壁に寄りかかって顔色を悪くしていて流れる様な銀髪と相誤って儚げな印象を感じる。

もう一人は片方と向かい合うようにたっているが、その顔は呆然と、理解できない事を言われたような顔をしている。

「…つまり輝がこの異変を起こしたっていうの?」

「いえ、そうじゃないです」

肩を揺らしながらやれやれと言わんばかりに溜息を吐く。

「単にこの異変を起こした黒幕の理由が彼女というわけですよ」

「まって、意味が―――」

その時、また微かに地面が揺れる。

それだけじゃない。

「…ちょっ、何あれ…?」

異変に気が付き空を見ると。

ガラガラと、まるでガラスを割ったように空の一部が割れている。

「ほーら、動き出しましたね」

慌てて霊夢が少女の方を振り向くと、そこにはもう影すらも残っていなかった。

 

 

 

 






娘々の黒さが表現できなくて死にそう。
あと霊夢が変に不遇。


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