さあ皆様、ようやく日本に修造が帰ってきたそうですよ!暖かくなってきたー!
「よぉ…会いたかったぜ「立花輝」?」
「…私はお前らと面識はないんだが?」
周りに瘴気が漂い、そのせいか目の前の少年達が霞んで見える。
少年が構えたショットガンのターゲットは確実に私を捉えている。
―――いやお前ら誰だよ。
うんまぁ確かに気になるけどそこまでじゃあ…いやそうじゃねぇ。
「お前に面識なくても俺らは知ってんだよ」
カチリ、とトリガーに力を掛ける。
よく見たら少女の方もまるでスケート選手のように前傾姿勢になってナイフを構えている。
「…霊夢、ここは大丈夫だから魔理沙のところに行っててくれないか?」
「え、ええ…」
そう言うと同時に一気に飛び出していった。
うーん…なぜ追わないんだ?いやまぁ私がガッツリ狙われてるからだよね。ちくしょう。
「よーし!いっくよー「立花輝」ちゃん!」
「っ……!!」
少女の方が言ったと思ってたら一瞬で距離を詰められる。それをギリギリで除け…たっ!!
あっぶねー!ほんとギリギリだよ!?なんなの究極生命体なの!?
「ほらほら除けろよ、当たっちまうぞ?」
[ガウンっガウンっ!!]と銃声が聞こえたと思うと後ろの気に何かがめり込んでいる。
―――って!?
ちょタンマタンマ!!流石に銃は無理!
慌てる私など気にしないように余裕綽々で弾を詰める少年。
「こっちからも行くよー?」
「んなっ!!?」
嘘っ!無理だって!そう思いながらもしゃがんでナイフを避ける。
今なんか髪切れたよね!?切れたって!
とにかく距離をとる為バックステップを踏み、その隙にアレを取り出す。
「んー?待ってよ「立花輝」ちゃーん?」
「っ…!ちゃん付けするなっ!」
「現調「道理そこのけ無理が通る」」
スペカを宣言して全力で心臓辺りを殴る。おお吹っ飛んだ。
「へぇ?それスペカだよな?」
「っ…」
ああそうだった銃男も残ってた!
「じゃあ俺も見せてくれよ?」
「…明らか様な挑発は乗らない様にしてるんだ」
「逆符「真の偽り」」
「って言いながらも乗ってくれるんだな!」
魔理沙の時から改良したスペカを放つ、ぶれてるのは変わらないが…密度は比じゃねぇ。
流石にこれは除けれ…
「んーじゃあ俺も観せてやろう」
「兵器「大日本帝国海軍~回天~」」
スペル宣言と同時にまるで魚雷の様な大きな弾幕が私の弾幕をかき消してしまう、しかもそのまま勢いは消えることなく突っ込んでくる。
慌てて回避しようと横にズレ…うわぁ!?
なっ…まさかこれ…追尾…!?よけてもよけてもついてくるし!?
「さぁさぁどうやってよける?」
余裕綽々の笑みを浮かべる少年、うー…!仕方ねぇ!
「真偽「嘘付き四月」」
そう宣言し追ってくる魚雷に向き合う。あと一寸程度に近づいてきた時―――私に弾幕が降り注いだ。
厳密に言うと私の周りギリギリに高速弾幕が降り注いでいるだけなんだけどね!てへぺろ☆
しかしあの魚雷は消せたらしくウザイ影はもうない。
よっし、このまま押すぜっ!
ダメ押しにもう一枚スペカを取り出す。
「不可能「現実の青いバラ」」
大量の弾幕が弧を描いて少年に向かい放たれ、一瞬後轟音が鳴り響く。
や、殺ったか…!?
その時砂煙が舞う中に一つの影が揺らめいた。
「…んー…っと!いやーすまんな
そう呟いて、悠々とこちらに歩みだしてきた少年。
その顔は笑みを称えていた。
―――マジかよ…
ほんとマジかよ。
ひかりんスペカ大放出の巻