目覚めた瞬間とは曖昧なモノです。
―――か―――ひか―――かり―――
誰か呼んでる?でも真っ暗で何も見えないよ?
ひ―――ひか―――り―――
どこなの?待ってよ、私はまだ…
「輝!」
「―――っ!?」
霊夢に呼びかけられて目を醒ます…と光が目に入りもう一度瞑ってしまう。
…てかここ…博麗神社?…なんで私……
未だ覚醒しない頭で思い出そうとすると―――
『お前の夢は大層弱かったんだな、今のお前に負けるなんて。』
かぁと頭が沸騰しそうなほど怒りが湧いてくる。
私の体が熱いのか外気が冷たいのか、その境界すら曖昧になってきた。
勢い良く飛び起き外に飛び出そうとすると霊夢に腕を掴まれる。
「輝、待っ…」
「離してくれ」
しかし腕を掴む手はさらに強く握られる。私も霊夢の方を向かないようにする。
多分いま私えげつない顔してる。
「お願いだから待って」
「…お願いだから離してくれ。」
「輝!」
無理やり手を解いて外に飛び―――
「待てってんでしょうが」
いきなり目の前に少女が現れたと思うのも束の間、次の瞬間には視界が一回転していた。そして背中に衝撃。
〜〜〜〜〜〜っ!イッタァ!?大丈夫これ?背骨折れてない?ほんと?
起き上がり目の前の少女を見直すと、月をバックに立っていて神々しい雰囲気を醸し出している、が…
「どうも」
「…あの時の?」
え?なんか私の記憶正しかったらあの時の予知少女!じゃないですか?何で居るんです?ん?
「輝、事情を説明するから戻って来て」
「…ああ、すまない取り乱してしまって」
のそのそと家の中に戻って布団の上に座る。
そして私から向かって右側に霊夢が、私と向き合うのは件の少女。
「…さて、何処から話しましょうか?」
少しめんどくさそうに少女が口を開いた。
――――――――――
時刻的には輝の意識が墜ちる一瞬手前、その時少女が現れた。
「はい、ストーップ。」
「!」
「あ、奈々ちゃん」
少女は振り下ろされかけのナイフを手で掴み物理的にナイフの動きを止めていた。
「あんたら何やってるんですか?」
「んー?チョットちょっかいかけに」
「馬鹿か」
そう言ってナイフの少女の頭を軽く叩く、そして掴んでいたナイフを奪い取り、少年の方に投げる。
少年は何も言わず投げられたナイフを取りナイフの少女に向かって
「さぁって、帰っぞー」
「えー」
まるで父の様な台詞をはきながら後ろを振り返り歩いていく。
しばらくムーっとむくれていたが諦めたのかナイフの少女も立ち上がり少年について行った。
「さて…と」
二人が立ち去ったのを見届けたのち輝に近づき肩を揺する。
反応が無いのを確認した後肩に担いで木の後ろに隠れていた霊夢たちに呼び掛けた。
「そこの二人も出てきてくださいよ」
「…バレてたか」
「それでバレてないと思ってたんですか…?」
少し照れくさそうに笑う魔理沙に深く溜息を吐き木の陰から出てきた二人に
「取り敢えずこれ、重いんで持ってくれます?」
そう言って少女は何気なく輝を預けた。
しばらくコラボの方を書きたいと思いますので更新止まります。
御迷惑かけます。