とある転生者の奮闘   作:白花 頼羅

12 / 35
風丸(24)「あれが佐久間からもらったものだっていうことを知ったのFFIの時だったな…。」
佐久間(24)「なんていう顔しているんだ?!ちょっとDE化してるぞ?!いいじゃないか、まだお前ら付き合ってなかったんだし!」

今回はどっちかというと番外編です。でも、主人公いるから一応本編扱い。
“あれ”とはなんだったのか?続きは本編で↓


第6話 シンデレラの目印

零奈は部活の備品を買いに、街に出てきた。

もちろん私服で、いつものツインテールだ。

そこで、意外な人物と出会う。

前から薄い水色の髪で、眼帯をした少年が歩いてきた。

(うわ、あの人たしか帝国学園の・・・。)

そんな人物はそうそういない。

「佐久間 次郎・・・。」

零奈はつぶやいた。

 

零奈のつぶやきはバッチリ佐久間に聞こえていた。

「・・・?きみ、オレのこと知ってるのか・・・?」

不思議そうに零奈を見る佐久間。

「(ミスった!)ま、まあ、帝国学園のサッカー部は有名ですし・・・ 。」

冷や汗をダラダラ流しながら答える零奈。

(この子、どこかで見たような・・・?)

零奈を見つめる佐久間。

大きな紫の瞳。

(雷門のMFの奴に似てる・・・?いや、まさかな・・・?)

佐久間の予想は的中しているのだが、彼はそれをスルーした。

「ど、どうしたんですか?(うわぁ・・・。バレたかな?)」

「・・・あ、ああ。聞きたいことがあるんだけど、」

「私にできることなら。」

「・・・その、

 ・・・・・・このあたりに新しくできた動物グッズの専門店って

 どこかな・・・?」

赤くなりながら聞く佐久間。

実は、彼は無類のペンギン好きである。

「・・・ぷっ・・・。」

零奈は吹き出した。

「ぷくく・・・。どんな乙女ですかwww見た目もあいまって・・・

 ぷはっww」

ツボにハマったようだ。

「な、笑うなよ・・・。別にいいだろ、人の好みは自由だろ?!」

「(備品も買い終わったし、寄り道もいいですよね。)

 いいですよ。ついてきてください。」

零奈は佐久間と行動することにした。

 

目的地についた。

店の中には所狭しと動物グッズが並んでいる。

今は、「北極フェア」をしているそうで、シロクマやペンギン、アザラシのグッズが多くある。

「うお!このペンギンマジかわいい!」

「アザラシのぬいぐるみもなかなか・・・。」

なんやかんやで零奈も動物好きである。

「あ、ライオン・・・。」

フェアをやっているといっても、もちろんほかのグッズも陳列されている。

「このストラップすごく良いですね・・・。」

手にとったのは、凛々しい雄のライオンがかたどられたピンクゴールド

(色が)のストラップ。

「・・・値段がアレですが。」

値札をみて沈黙する零奈。

「あるにはあるけどいまだすと・・・。うーん・・・?」

悩む零奈。

「それがほしいのか?」

「ええ、まぁ。」

「買ってあげてもいいよ。」

「・・・え?」

「道案内のお礼だよ。」

「でも・・・。」

「いいから。」

零奈の手からストラップをとり、会計しにいく佐久間。

しばらくして、

「ほら。」

「ありがとうございます。」

「いいよ。これでおあいこだし。」

「でもいいんですか?自分の買わなくて?」

「いいんだよ。今日は下見だけだし。」

「早速使わせてもらいますね。」

零奈は丁寧に包装を解き、ストラップをとりだす。

そして、自分の携帯電話(色は白)に取り付ける。

「わぁ・・・。」

嬉しそうな笑みを浮かべる零奈。

その笑みにドキッとする佐久間。

(すごく、かわいい・・・。)

その時、零奈の携帯電話が鳴る。

「はいもしもし。・・・え、特訓?

 ・・・はい。」

(誰との電話だろう・・・。もしかして、彼氏とか?)

少し胸がチクリとする佐久間。

(なんだ、いまの・・・。まさか、オレ、ヤキモキやいてる?

 ってことは・・・。)

「すみません。ちょっと急用ができたのでもう帰りますね。」

「そうなんだ。」

「ではまた!」

零奈は去って行った。

(あ、名前聞き忘れた・・・。ま、いいか。)

 

シンデレラの目印は

紫のキレイな瞳と

ピンクゴールドのライオンのストラップ。

(また会える気がするし。)

佐久間は自分の気持ちを自覚した。

 

その後、零奈は守と共に、染岡の特訓に付き合い、

“ドラゴンクラッシュ”を編み出した。




零奈(24)「ああ、このストラップ、まだ現役ですよ。ほら」
(零奈の手にはライオンのストラップがついたスマホがある。)

次回は飛ばしまくってFF関東地区予選決勝、雷門中VS帝国学園です。

…この時点でGOまでやるつもりやったんやもん…。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。