零奈「端折りましたよね?」
或「試合シーン端折ってたねー。」
…試合シーン飛ばしてたことをついさっき思い出しました。\(^o^)/<オワタ
今回は魔法要素強めです。
フットボールフロンティア地区予選。
生徒会長である夏未がサッカー部を認め、出場させた大会。
(夏未は監視という名目でマネージャーになった。)
試合の度に強くなり続け、ついに地区予選決勝。
「帝国学園との再戦か!ワクワクしてきた~っ!」
守はテンションが高くなる。
「楽しみだなみんな!」
周りも肯定する。
その中で、
「・・・。」
零奈はうかない表情をしていた。
「どうしたの零奈ちゃん?」
或が気づいて問いかける。
『少し気になることがいくつかありまして・・・。』
零奈は念話で話す。
『こっちで話すってことは相当やばいのかな?』
『少なくとも、兄さんやイチのような一般の人には言えませんね・・・。』
『この世界のルールでどうにかならないこともあるかんじ?』
『はい・・・。
或は“上”の許可をもらって魔法使ってるんですよね?』
『“上”?・・・ああ、管理局?うん。AAAランクの嘱託魔導士だよ。』
『私も嘱託魔導士です。・・・で、ロストロギアがこの世界に
流出しているって話聞いてます?』
『うん。なんかいくつもある感じなんだよね?』
『そのうち1つは帝国学園総帥、影山 零二が所持しているみたいなんです。』
『・・・うわぁ、やばいね。今回のは全部厄介だもんね・・・。』
『あまりいい噂は聞かないので。兄さんやイチに危害が加わらないといいのですが・・・。』
『それはそれとして、他には?』
『もう一つはまぁ、人間関係なんですけど・・・。』
『うんうん。』
『さっきのこと関連で帝国学園について調べてたら、わかっちゃったんですよ。』
零奈は少し間を開けた。
『うちの春奈さんと帝国学園の鬼道くんが実の兄妹だって。』
『へー。そうだったんだぁ。』
或はものすごく普通の反応を返した。
『リアクション薄いですね・・・。』
『そんなに驚くことじゃないし。前からなんかにてるなって思ってたもん。』
『・・・。でも他の人に言うとパニクりそうですね。』
『だねぇ・・・。』
転生者二人は苦笑いをした。
試合当日、帝国学園。
スタジアムに集まっていた。
「鉄骨ですか・・・。」
零奈は天井を見てつぶやいた。
「嫌な予感しかしないよ・・・。」
或もつぶやいた。
「監督も何してくるかわからないって言ってたもんね・・・。」
「はい・・・。場合によっては魔法も使わないと・・・。」
「・・・零奈ちゃん、ブレイカー撃つと毎回大変なことになってなかった?」
「・・・最悪の場合しか使いませんって・・・。」
選手たちがピッチに入る。
ポジションが整って、ホイッスルが鳴った瞬間。
「「!!」」
天井から大量の鉄骨が落ちてきた。
そこからの零奈の行動は迅速だった。
「チンクエディアっ!」
『Device form,quick set up.』
零奈の手には水色の刃がついた機械的な杖。
いつもオレンジのリボンは青くなる。
ピッチに駆け出す。
走りながら唱える。
「疾風迅雷っ!」
『Zero breaker.』
どごぉぉぉおっ、という音を立てながら水色の光が鉄骨を砕く。
「砕けろおおおおおっ!」
零奈の顔はまさに修羅。
その叫びに応えるかのように光も太くなる。
周りは唖然とするしかない。
それでも鉄骨の砕けたかけらは大きすぎる。
「ガラドヴォルグ!」
『Globe form.』
「鋼鉄を塵にせよ!」
『Magenta shooter.』
或の上に100,200どころじゃない、
無数の赤紫の弾丸が飛び交う。
「シュートっ!」
或の声に応え、弾丸は鉄の塊に向かっていく。
弾丸は鉄の塊を切り刻み、塵に返す。
「くぅ・・・っ!」
さすがに多くのシューターを操るのは、負担が大きすぎる。
そして、零奈もブレイカーの負担が大きすぎて動けない。
だから、それは起こった。
「零奈!」
気づいたのは一郎太だった。
でも、その叫びは届かなかった。
「え?」
零奈に中くらいの鉄の塊が突き刺さった。
「っ・・・!」
零奈は膝をつく。
「しくじった・・・!」
そう言って零奈は倒れた。
「・・・!零奈ぁぁあああああっ!」
守の叫びが響き渡る。
「・・・ぁ、うあぁ・・・。」
一郎太は言葉にならないうめき声を上げる。
その目からは涙が流れる。
零奈の周りには赤い血の海が広がっていった。
すぐに救急車が呼ばれて、零奈は病院に搬送された。
そして、帝国学園総帥、影山 零二は逮捕された。
「なんと謝っていいのか・・・。本当にすまない!」
鬼道は頭を下げる。
「俺たちにはおまえたちと試合する資格なんてない。今回もそちらの勝ちで・・・。」
「何言ってるんだ?」
「「・・・は?」」
守の言葉にきょとんとする帝国イレブン。
「悪いのは影山であって、お前らじゃないだろ?
あと、零奈はあれぐらいじゃ死なないし。
零奈は正義感強いからだから、不戦勝とか絶対許さないと思うし。」
「・・・。えっと、さすがにあの出血じゃ危ないと思うけど・・・。」
一郎太が言う。
「あー、・・・うん。たぶん大丈夫だよ。うん・・・。人に心配されるの嫌いだしなあいつ。」
(魔法があるからなんて絶対言えない・・・。)
ちょっと遠い目をする守。
「でも・・・。」
「と、とにかく、サッカーやろうぜっ!」
「・・・。ああ。正々堂々とな。」
その後、試合は行われ、
死闘の末に雷門が勝利した。
※零奈と或が魔法を使ったところはフィールド内では誰も見ていません。見ていたのは影山さんだけ。
零奈(24)「前世の死因と被っている件。」
或(24)「あれはびびったね。ていうか、零奈ちゃんってなかなかえぐい死に方してたよね。主人公なのに。」
零奈(24)「言葉も出ずにバラバラ死体になった人がなにを言ってるんですか?」
※零奈さんはわりとすぐに目を覚まします。