…零奈さんは大変なことをやらかしてくれました。
「さてと・・・。」
鬼道は腕を組んで、眉間にシワを作りながら言った。
愛媛のとある港には、gkbrしている帝国学園生徒一同と、
イナズマキャラバンのメンバー(ほとんどが呆然としている)
がいた。
「どうしてこうなった。」
鬼道のつぶやきがむなしく響く。
さかのぼること20分前。
それは、正に地獄絵図だった。
「ここか!」
イナズマキャラバンのメンバーが真帝国学園に到着した。
すると、
「うわあああっ!」
「こええええっ!」
「魔王がいるううううっ!」
そんな声と、爆発音が聞こえた。
「あぁ、何が起こってるか想像ついた。」
「うん・・・。」
守と一郎太は冷静だ。
「な、なんだ?!」
「行ってみようよ!」
なにも知らない士郎と塔子は慌てている。
「そうだなー。」
「そろそろ止めないと死人がでそうだもんなー。」
ものすごく棒読みな幼なじみ二人組。
取りあえず一同はスタジアムに入って行った。
しかし、幼なじみ二人組の予想の斜め上の展開だった。
「このっ!」
「ハッ、その程度かよ!ちょろいな!」
零奈はチンクエディア(デバイスフォーム)
を振り回す。
その動きに一切無駄はない。
「シューターセット!」
『Thunder shooter.』
「ショット!」
「だからさぁ、いい加減あきらめろって。」
モヒカンヘアのいかにも悪そうな少年が言う。
少年の手には紫の石。
エイリア石だ。
エイリア石はキラッと光る。
その瞬間、シューターは消え、チンクエディアの魔力刀も揺らぐ。
「オレに魔法はきかねぇって。」
(AMF?!なんで素人があんな高等技術・・・。これもエイリア石の
力?)
或は驚愕しつつも、分析をおこたらなかった。
「あきらめてオレの女にでもなっとけよ。」
「なる訳ないでしょう?私にはイチがいますし。」
そして、零奈はニヤリとする。
「それに、AMFごときで私がくじけるとでも?
ぶち抜く手段はいくらでもあるんですよ★」
「なに言って・・・。」
「貫け迅雷★」
『Plasma breaker.』
かなりえげつない出力のブレイカーがモヒカンヘアの少年、不動を襲う。
後に残るのは、黒こげになって倒れている不動と、
ボロボロになっている(違う理由で)佐久間と源田と、
フィールドの外でgkbrしている帝国学園サッカー部と、
ぽかんとするイナズマキャラバン一同と、
ああ、またか。という顔をした兄と恋人、
地獄絵図を作り出した本人だった。
「・・・で、佐久間と源田も魔法でノックダウンか?」
「・・・不可抗力ですよ。
最初はフツーにサッカーしてたんですよ。
でも、あのふたりが皇帝ペンギン1号?とビーストファング?ってい う技使ったら苦しみ出したので。」
「“皇帝ペンギン1号”に“ビーストファング”だって?!」
青ざめる鬼道。
「その技は使用者への負担が大きすぎるから使用禁止なんだ!
なんでそんな技・・・!」
佐久間と源田を問い詰める鬼道。
「強く、なりたかったんだ。」
佐久間が答える。
「鬼道、お前のレベルに近づきたくて・・・!」
無理に起き上がろうとして、激痛に顔をしかめる佐久間。
「もう動かないでください!」
零奈がたしなめる。
「はぁ・・・。私、この二人をみてから合流しますね。」
「・・・いいでしょう。」
「私もその方がいいと思うー。」
瞳子監督と或が肯定する。
「零奈・・・。」
不安そうに零奈を見つめる一郎太。
「イチ、心配しなくとも、私はちゃんと合流しますよ?」
「でも・・・。」
「心配性ですね、イチは。
そんなイチが大好きです。」
「ずるいな零奈。オレだっておまえのこと愛してるから心配なんだ・・ ・。」
いちゃつくバカップル。
((リア充爆発すればいいのに。))
この場にいるほとんどの者がそう思った。
えー、零奈さんは復帰早々、無双をやらかしました。
零奈さんが暴れたおかげで(?)源田さんと佐久間さんの怪我は軽めです。
不動さんは犠牲になったのだ…。
エイリア石のオリ設定:道端の石ころサイズ(だいたい8~9立方センチメートルぐらい)で、AMFを展開できる程度の魔力(魔力量AAAランク相当)を“誰でも”扱える。
実は隕石じゃなくてロストロギアっていう設定です。(次元空間から富士山上空に放り出された。そのまま落下したため、隕石に見えたという設定。)
今日はここまでです!あすの投稿をお楽しみに!