この話は短いです。
(どこで区切るか迷った…。)
東雲「はじまるよ~。」
私たち、零奈とシノちゃんがこの町、「茜町」にきて1週間がたとうとしている。
警察の女性…セレネッタさん(25歳)の保護のもと生活している。
「零奈~お皿とって~。」
「はい。…どうぞセレンさん。」
いちいち「セレネッタさん」と呼ぶのも面倒なので、「セレンさん」と呼んでいる。
「ありがと~。」
頭をなでられる。気持ちいい。ちょっとまだなれないけど。
「セレンさーん。洗濯物たたみおわったよー。」
シノちゃんがやりきった顔でやってきた。
「東雲おつかれさま~。」
セレンさんはシノちゃんの頭をなでる。
「えへへ~。」
シノちゃんはうれしそうだ。まぁ、私と違って素直だからね。
「さ、ごはんにしようか。」
「「はーい。」」
今日の昼食はカルボナーラだ。セレンさんは料理がすごく上手い。
私はこのカルボナーラがいちばんすきだ。
「「「いただきます。」」」
…うん。最高においしい。
その日の夜。私たち二人はセレンさんによばれた。話があるらしい。
「セレンさん。話ってなんですか?」
「そうだね。気になります。」
「…あのね。かなり言いづらいんだけど。………聞いてくれる?」
セレンさんの目は本気だ。
「……なんでしょうか?」
「…私の上司がね、あなたたちを『特殊部隊』に入れたいって言ってきたの。」
特殊部隊。セレンさんが所属する凶悪犯(それもとびっきりの)を捕まえたり、
……殺したりする部隊だ。
「…」
「あなたたちが凶悪犯をたおして脱走したっていうのから、かなりの戦力になるって
思ってるみたい。…私も思わなかったわけじゃない。でも、あなたたちのように未来の
ある子供にこれ以上手を汚してほしくないとおもっているわ。
…おしつけるわけじゃないけど、…二人はどうしたい?」
私の答えはきまっている。
隣を見ると、シノちゃんも同じ答えのようだ。
「「やります。」」
「…………え?
やるの?」
セレンさん、驚きすぎですよ。
「そもそも、普通の生活とか、私たちには無理ですよ。
力をもてあましちゃってるんで。」
「そうだね。もう汚れちゃってるし。どうせなら自分の力はいいことにつかわなきゃ。」
これは、セレンさんの仕事を聞いた時から考えていたことだ。
案の定、セレンさんはショックをうけている。
申し訳ないとは思うが、
「ゆずれませんよ?」
これが私の、私たちの意思だ。
「……わかったよ。上司には言ってくる。……覚悟は、しておいてね。」
3日後、私たちは訓練施設に連れてこられた。
「二人とも、次会うときは、同僚だからね。」
セレンさんとは一度お別れだ。
これから、私たちの、本当の人生が始まる。
次回から本格的に物語が動きます。
(だがしかし原作は始まらへんのや…)