_____身体が重い、何処にいるのか分からない
....あぁ、何時もの夢だ。僕は見なければいけないという不思議な感覚に囚われるように周りを見回す。
そこは廃墟同然の街だった。水に埋もれているとしか形容しがたい街。壁にはひびが入り、信号機もひん曲がっている。
夢に匂いがあるはずはない。そう...普通なら匂いなんて分かるはずはないのに...この夢を見るたびに僕は何時も嗅ぎ慣れているような不愉快な匂いがする。
泥と油が混ざった様な濁った匂い。そして、血の独特な××な匂い。
_____今
________僕は
___________何を
______________考えた?
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鶏の鳴き声が聞こえるというベタな寝起きにはならず、汗がこびり付いているように濡れたパジャマに身を包まれながら僕は目を覚ました。
時刻はam.4:00.と律儀にデジタル時計が時間を示している。僕の朝の相棒であるこの子よりも早く起きてしまうという事にはもう慣れている。
起きてしまったのはしょうがないと眠気まなこのまま、未だに日が昇る事がない街を眺め今日も1日が始まるのか、という喪失感に襲われていた。
朝早く起きたけれど何をしようか、などと不毛な事を考えているとむわっとする様な匂いに気付くとシャワーを浴びた方がいいなと自問自答をしつつシャワーを浴びる
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am.5:20.何時の間に進んだのかシャワーから上がった後の記憶が全くといっていいほど無い。恐らく暖かくなった身体が有給休暇でも求めたのだろう。いや、そこまで酷使した覚えはないけどさ。
「…………よ」
一階から辛うじて聞こえる少し無愛想な、それでいて安心感を与える声。カレンダーを見てみると今日の日付に丸がついていた。そうそう、このマークが付いているときは母が
「ご飯、早く降りて来なさい。」
_____いきなり人の部屋に入ってくるなんてなんて母親だ、と口答えをすることなく胸の内に秘めて素直に首肯をすると母も直ぐに部屋を出て行ってくれた、無音で。いつも思うけど僕の母親は忍者か何かの出身などではないのかと疑ってしまう。
着替えを済ませリビングに向かうと、そこには僕の愛おしい(仮)の妹が無言で鎮座していた。妹の名前は小雪。その名前こそベスト!と考えられる背丈は小さく色白な少女である。
「…………………」
とても怖い目で見られた。恐らく何を考えていたのかがバレてしまったのだろう。小雪は考えを詠むのが得意なのだ。いや、妹も忍者なのかなと思ってしまうよね。
「早く食べなさい、遅刻する」
下らない考えに時間を取られてしまったみたいだ。父親は単身赴任で北海道だか沖縄に行っているはずだ。いや、オトウサマの事を嫌いなわけじゃないんだよ?いやいや、本当。
そんな、三人で囲む食卓で朝ごはんを食して、僕は学校に向かったのである。
一人称にすれば書きやすいかな、という安易な考えは安いなりに当たったみたいです!万歳!