とある英雄達と幻想郷   作:accelerate

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どうも、うp主です!
今回からは一方通行さんメインのお話です
それではどうぞー!


第二章 白き狼と神々の戦い
白き英雄と新たな家族


「…ァ?どこだ、ここ?」

 

一方通行が目を覚ましたのは暗闇の中だった。目を開けている筈なのに周りが全く見えない程に真っ暗だった

 

(声の響き具合、周囲の温度からすると恐らくここはどっかの洞窟か空洞の中だなァ…)

 

一方通行は冷静に状況を判断していくうちにあの時の事を思い出す

 

(確か、あの二人を遠くにぶン投げた後に衝撃波に飲み込まれて意識を失ったンだな。そういや、上条はどうなったンだァ…?そう簡単に死ぬことはねェと思うが…)

 

「まァいい、とりあえず此所から出るとするかァ」

 

足元に注意しながら空洞の壁を探し、見つける

 

「さァて、久しぶりに太陽とご対面するとしますか」

 

一方通行は軽く壁を叩く

 

ゴバッ!!!

 

壁が吹き飛んで目が痛いぐらいの光が差し込んできた。一方通行が目を開けてみると

 

「オイオイ、俺は一体どれぐらい気絶してたんだァ?」

 

目の前に広がっているのは核爆弾で吹き飛んだ筈の森が元に戻るどころか更に青々と生い茂っていた

 

(当然だろォが町は跡形も無ェな…)

 

「つゥかいくら経ってもこういうバカな連中はいるンだなァ」

 

いつの間に囲まれたのか知らないが、無数の獣型妖怪が唸りをあげて一方通行を見ていた

 

「グルルル…」

 

「流石に獣だけあってまともな知能は持って無ェってかァ?俺も久々に体ァ動かしたい気分だからよォ…精々長く生き延びてみろォ!モルモット共ォ!!」

 

(たまには刀も使うか…)

 

そう思い、影から刀を出そうと思ったが一向に出てくる気配が無い

 

(あァ!?何で出て来ねェンだよ!)

 

「グルァァァ!!」

 

「チッ、予定変更だ。5秒で片付ける」

 

一方通行が地面を軽く蹴ると地割れが発生し、その間に妖怪達は落ちていった

宣言通り5秒で周りの妖怪は全滅した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何で武器が出て来なかったんだァ?」

 

一方通行は手当たり次第に影の中を漁っていく、すると何かが手に触れたような感覚があった

 

「これか、随分深いところにあったンだなァ…」

 

いざ引っ張り出してみるとありえない物が出てきた

 

「…はァ?」

 

「スピー…」

 

「ううん…ムニャムニャ…」

 

(何で俺の影からガキが二人も出てくるンだァ…?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方通行が作った刀の『雪音』を抱いて寝ているのは髪が短く、白にごく薄い青を足したような色をした色白の少女、もう片方も色白だがこちらは『黒狼』を抱いていて漆黒の艶やかな長い髪だった

 

一方通行はそのありえない光景から一度目を離して遠くにある山を眺めてからそっと視線を戻してみると、やっぱりそこには子供が二人、幸せそうな寝顔で寝ていた

 

(やっべェ、頭痛くなってきた…)

 

もう一度、この状況を確認する

 

(武器が出て来ねェから影を漁ってみたらまさかのガキが釣れたってかァ?そして何故かしらねェけど俺の刀抱いて寝てやがるし…オイオイ、何だ何だよ何ですかァ、この状況はァ!?神様って奴はふざけてやがンのかァ!?)

 

「む~、あれ?」

 

(チッ、もう目ェ覚ましやがった、面倒くせェ…)

 

「起きたか」

 

「…『お兄様』?」

 

「あァ!?」

 

「やっぱりお兄様だ!ほら起きて起きて!」

 

白っぽい髪の少女が黒髪の少女に声をかけた、すると黒髪の少女が目を覚ました

 

「ん~、なんだよ~人が気持ちよく寝てるのに…」

 

「お兄様だよ!お兄様がいるんだよ!」

 

「え!?わ、ホントだ!兄ちゃんだ!」

 

(何なンだよ、この状況…)ゲッソリ

 

「…で?オマエらはどこのどいつだ?」

 

「ひどい!あれだけ長く一緒にいたのに忘れちゃったんですか?」

 

「そうだそうだー!」

 

「身に覚えが無ェから聞いてンだろォがァ!!」

 

「私達はこの刀の付喪神です」キリッ

 

(…もうどォでもいいか)

 

「付喪神だァ?」

 

「うん、付喪神っていうのは長い年月を経て古くなった道具や長く生きた生き物とかにとり憑く神様、あるいは霊魂のことだよ兄ちゃん」

 

(なるほどなァ…)

 

「俺の刀が相当古い物だからオマエ達がとり憑いたってことかァ?」

 

「そういうことです」

 

「…なら一つ聞いていいか?」

 

「何ですか?」

 

「何で俺のこと兄貴呼ばわりするンだァ!?」

 

「えー?だって兄ちゃんが刀作ってくれなきゃ私達は産まれることも無かったんだよ?」

 

「つまり、私達は『家族』のようなものなのでお兄様と呼ぶことにさすたんです」

 

「だけどよォ、もう少し何か違う呼び方無かったのか?」

 

「じゃあ『お父さん』って呼びますか?」

「断固拒否する」

 

「じゃあやっぱりお兄様で」ニッコリ

 

「いいよね?兄ちゃん?」ニカッ

 

「…好きにしろォ」ゲンナリ

 

「「やったー!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方通行は旅をすることにした。ひょっとしたら鬼柳や天道、上条にも会えるかもしれないと思ったのだ。とりあえずは人のいるところを探す事にした

 

雪音と黒狼はとりあえず二人に預けることにした。自分は反射があれば十分なので護身用に持たせたのだ

 

「オマエらはこれからどうするンだ?」

 

「もちろん、お兄様について行きます」

 

「同じくー!」

 

「はァ…自分の身は自分で守れよ?いざというときに助けてやれねェかもしれないしなァ」

 

「心配無用だよ兄ちゃん!うちらはこれでも刀の付喪神だからね、剣術は得意だよ!」

 

「一言かけてくだされば刀に戻ってお兄様の武器として戦います」

 

(一言っつっても…)

 

「オマエら、名前はあるのか?」

 

「無いですよ?」

 

「なら尚更面倒くせェじゃねェかよ…」

 

「どゆこと?」

 

「オマエらに名前をつけてやるって言ってンだよ」

 

「ほ、本当ですか!?」

 

「嘘言ってどうすンだよ」

 

「じゃあじゃあ、可愛い名前にしてね!」

 

「あァー、わかったから静かにしろォ」

 

(さて、どうしたもンか…)

 

真面目に考えるのもダルいと思ったので一番印象に残ったところから名前をつけることにした

 

「…決まった」

 

「「…」」ドキドキ

 

「まずそっちの白っぽいのは『ユキ』」

 

「素敵な名前をありがとうございます」

 

「そっちは『クロ』だ」

 

「か…」

 

「?」

 

「かっこ可愛い!」

 

「あァ?」

 

「いい名前をくれてありがとう!」

 

(かっこ可愛いって何だ…)

 

「名前も決めた事だし、そろそろ行くとしますかァ…」

 

「「はーい!」」

 

先に歩く一方通行の後ろを小さな体で一生懸命ついていく少女達を端から見るとまるでカルガモの親子のようだ




いかがでしたか?新たな家族のユキとクロが登場しました。ちょっと短いですけどご勘弁を…
次回はケロちゃんとの邂逅です
お楽しみに!
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