とある英雄達と幻想郷   作:accelerate

17 / 58
どうも、うp主です!
今回はケロちゃんとのお話です
あとユキの一方通行の呼び片を変えました。前回の文章も変えたのでご覧になってください
それではどうぞー!


白き英雄と土着神の頂点

「ただでは帰さないぞ!このモヤシ妖怪め!」

 

「2度とコンティニューできねェようにボコボコにしてやるよォ!!」

 

「…どうしてこうなったの?」

 

「さぁ…」

 

「ふぇぇぇぇん」ポロポロ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は遡ること一時間前…

 

一方通行達はあの後すぐに出発した。飛行を始めてみるとそう遠くない場所に人里があるのを確認し、早速入ってみようと考えたのだが問題が発生した。

 

「この服じゃ流石に怪しまれるか…?」

 

衣服の問題である。空から見た感じだと人里はかなり古い木造建築な上に、人々の着用している服は和服が中心となっているので未来都市で着ていた一方通行のTシャツとズボンはかなり浮いているのだ

 

「悪ィがユキ、クロ、俺の服を買って来てくれ」

 

「いいよー、どんな服をご所望なの?」

 

「あまりにも変じゃなけりゃなンでもいい」

 

「お兄様、代金は持っているのですか?」

 

「金はねェがこれならある」

 

そう言って一方通行がポケットから取り出したのは鉱石、それも金だった

 

「お兄様、どこでこれを?」

 

「俺が埋まってた洞窟の中は鉱脈が走ってたみたいでなァ、洞窟をぶっ壊した時に大量に見つけたから拾って影に入れてきた」

 

「てゆーか、今渡された分でもこの時代なら家の1つや2つ余裕で買えちゃうよ…」

 

「あァ?この時代ってどういうことだ?」

 

「んーと簡単に言うと、兄ちゃんが眠ってた時代から何億年とたってるけどその間に古代生物が産まれて、恐竜が産まれて、氷河期が来て、人類の祖先が産まれて今に至るんだよ」

 

「おいおい、まさかの古代生物が産まれる前に人類は既に存在していて途方もない程に発展していたっつー訳かァ…?」

 

「そうなりますね」

 

「はァ…学者が知ったら歴史がひっくり返る位の騒ぎになるかもなァ…」

 

「なんのことですか?」

 

「何でもねェ」

 

(となると大昔の時代に飛ばされたって訳か、あのクソ神は『転生』っつってたから現在、未来でもなく過去に産まれ変わらせたってことだ。チッ、過去にタイムスリップか、流石はクソ『神』ってことか。)

 

「兄ちゃん?」

 

「あァ悪ィ、じゃあ行ってくれるか?余った金は好きに使え」

 

「いいの?」

 

「構わねェ」

 

「やったー!まっかせてよ!」

 

二人は一方通行から金を受け取って人里に入って行った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

30分後…

 

「ただいま戻りました~」

 

「ただいまー」

 

「おう、早かったなァ」

 

「お兄様に似合いそうな服がすぐ見つかったものでして」

 

「これだよ!」

 

それはいま着ている一方通行の服に似たデザインで白をメインとした和服となぜかサラシがあった

 

「なンでサラシがあるンだよ」

 

「着物だけでは寒いと思ったので、よろしければ体に巻き付けて下さい」

 

「…まァいいか」

 

「あと兄ちゃん、これも」

 

クロは大量の貨幣を渡してきた

 

「これどうしたンだ?」

 

「金を売ったら凄い事になっちゃった」

 

「とても使いきれないのでお返しします」

 

「わかった」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こンな感じかァ?」

 

早速一方通行は買って来てもらった着物を着てみた

 

「とてもお似合いだと思います!」

 

「カッコいいじゃん!」

 

「あァー、うるせェ」

 

「準備も整ったし里に入るぞ」

 

「「はーい」」

 

入ってみるとやたら賑やかでどこからでも客引きの声が聞こえてくる

遠くの方の山の頂上に神社っぽいのがみえる

 

「とりあえず宿を探しましょう」

 

「こンだけ人がいるのに宿なンか空いてると思うのかァ?」

 

「確かに人が多すぎるね、どうしたんだろ?」

 

「まァいい、泊まれる所があるか聞き込みだ」

 

近くに八百屋があったのでそこに行ってみる

 

「おいオヤジ」

 

「あいよ!何をお探しなんだい?」

 

「宿を探してる。泊まれる所はねェか?」

 

「うーん、今この里の宿は埋まりきってるしな……そうだ!諏訪子様の所に泊めてもらったらどうだい?」

 

「誰だァ?その諏訪子って奴は」

 

「ほら、見えるか?あの山の頂上にある神社に住まう神様だよ」

 

「おいおい、神様の所で世話になれってことかァ?」

 

「心配はいらねぇよ!諏訪子様は優しいお方だからな。きっと泊めてくれるはずだよ!」

 

「…とりあえずは行ってみるが、もし泊まれなかったらオマエの頭叩き潰すからな」

 

「おお、怖い怖い。じゃあ頑張れよ、階段登りをな!ハハハハ!!」

 

(いつか潰す…)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここが神社みたいだなァ」

 

「はぁはぁ…大きいですね~」

 

「ぜぇぜぇ…しんどい…」

 

なんとか一方通行たちは山の頂上の神社にたどり着く事ができた

 

「何で兄ちゃんは疲れて無いんだよ~?」

 

「舐めンな、俺を誰だと思ってやがる」

 

(能力で運動性能に補正を掛けてなきゃヤバかったなァ…)

 

「流石はお兄様ですね!」

 

(今更言えねェ…)

 

「あ、あそこに人がいるよ!巫女さんかな?」

 

「あァ?」

 

確かに神社の前に箒で掃除をしている巫女らしきものがいる。なぜ『らしき』かというと

 

(なンで脇が空いてるンだァ?そしてなぜ青い?)

 

普通の巫女服は脇が空いていなかったと思うし、赤と白をメインとした色合いだった筈だが、あそこにいる巫女(?)は色々とおかしい

 

(いわゆるコスプレですかァ?)

 

「あれ?参拝客の方ですか?」

 

「ううん、宿を探してここに来たんだよ!えーと…」

 

「あ、申し訳ありませんでした。私はこの神社の風祝の東風谷青奈と申します」

 

「俺は一方通行だ、こっちはユキとクロ」

 

「一方通行さん…ですか、変わった名前ですね」

 

「ほっとけ」

 

「えっと、さっきの話は…」

 

「あぁ、それについては諏訪子様に聞いてみないとわかりませんね。少し待っていて下さい、今聞いて参りますので…」

 

「そのうち必要は無いよ青奈」

 

「諏訪子様!?」

 

声がした方を見てみると神社の屋根の上に一人の少女が仁王立ちしていた

 

「妖怪め、私の神社に忍び込むとはいい度胸じゃないか!」

 

「え?」

 

「忍び込ンでねェし妖怪でもねェ」

 

「嘘をつくなよ、『神』にはそれぐらいわかるんだよ」

 

「え、え?」

 

「はァ?ただの『ガキ』が『神』だって?ギャハハ!なンだよそれ、新しいネタか何かかァ?」

 

「…うぅ」

 

「…言ってくれるじゃん、神に向かってその口の聞き方は余程痛め付けて欲しいみたいだね」ピキピキ

 

「おいおい沸点低すぎンだろォ。最近の『神』は我慢も出来ない『お子様』だったンですかァ?」

 

「う、うぅ…」

 

「うるさい!この『変な格好』したモヤシ妖怪め!」

 

「よォし、オマエあれだな?俺にぶち殺されてェンだな?望み通り愉快なオブジェにしてやるよォ!!」

 

「ふぇぇぇぇん」ポロポロ

 

「はァ?」

 

「え、ちょ、青奈?」

 

「そうですよね、私は現人神でありながら侵入者にも気付けなくてただのお子様で変な格好したクズですよね…」

 

「せ、青奈?」

 

「いいんですよ、諏訪子様。どうせ私は現人神でありながら侵入者にも気付けなくてただのお子様で変な格好したクズですよね…」

 

「…妖怪め、青奈を泣かせた罪は万死に値するぞ!」

 

「オマエが泣かせたンだろォ?クソガキ」

 

「ただでは帰さないぞ!このモヤシ妖怪め!」

 

「2度とコンティニューできねェようにボコボコにしてやるよォ!!」

 

「…どうしてこうなったの?」

 

「さぁ…」

 

「ふぇぇぇぇん」ポロポロ

 

そして今に至る…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ!」

 

「後ろに一歩、右に二歩左斜め前に一歩その場でジャンプ」

 

諏訪子が無数の弾幕を辺りに撒き散らすが一方通行はその場をほとんど動かずにかわしていく

 

「まさか、神の実力がこの程度なのかァ?笑っちまうぜェおい!」

 

「くっ!舐めるな!」

 

「あァ?」

 

諏訪子は弾幕を撃つのをやめて地面に手を添えたと思ったらいきなり地面が蛇のようにうねりながら襲いかかってきた

 

「みたか!これが土着神の頂点である私の力だ!」

 

(土着神ってなるとこの力は地殻変動みたいなものか…なら能力で操ってるのは間違いねェな)

 

一方通行はその場を動かない

 

「あ、一方通行さん!危ないですよ!」

 

「大丈夫ですよ、お兄様にはあのぐらいの攻撃では傷1つつけられませんから」

 

「確かにね~」

 

「?」

 

「どうだ!恐れで動けないか!私の勝ちだ!」

 

「確かにこの力が俺の知らない力で操られているなら負けてたかもしれねェが…」

 

地面が一方通行を飲み込んだ瞬間

 

バゴォォォォォン!!

 

諏訪子が操る土でできた蛇が砕け散る

 

「この程度じゃ負けてやることはできねェなァ」

 

「なに!?」

 

「地面を操るぐらいならこれくらいはしねェとなァ!」

 

一方通行が地面を蹴ると地面が割れ、砕けた破片は諏訪子に襲いかかる

 

「うわわ!」

 

諏訪子はとっさに空を飛んで回避したがそれが間違いだった。逃げた先には風を操り背中に竜巻を生やした一方通行が猛スピードで迫っていた。体制を立て直そうとしたが、とっさのことだったので反応が遅れてしまった

 

「悪ィが、こっから先は一方通行だ!大人しく尻尾ォ巻きつつ泣いて、無様に元の居場所へ引き返しやがれェ!!」

 

「ぶぎゃ!」

 

一方通行は諏訪子の服の襟を掴んで思い切り地面に叩きつけた。諏訪子は踏まれた蛙のような声を出して気を失った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの後、諏訪子が目を覚ましてからユキとクロと青奈が仲介に入って二人の誤解は解けた。

 

諏訪子いわく、一方通行達を諏訪の国を襲いに来た妖怪だと思って攻撃したらしい。一方通行も余計な面倒事を増やさない為に自分には妖怪の力がある人間だということ、ユキとクロが自分の武器である刀の付喪神であることも、能力のことも話した。二人は驚いていたが、今回の詫びとして神社に寝泊まりする事を許可してもらったので八百屋のオヤジを叩き潰すことは無くなった

 

これでなにもかも解決したと思ったが…

 

「ほらそこ!手を止めないで下さい!」

 

「あーうー、青奈ぁ勘弁してよー…」

 

「いくらやっても終わらねェぞこれ…」

 

「ダメです!お二人がさっきの戦闘で滅茶苦茶にしてしまったんですから責任とってもらいますからね!」

 

戦闘で破損した箇所の修復作業に追われていた

 

なにぶん、敷地が広い上に神社も半壊状態なので直すのには結構時間が掛かりそうだ

 

「おい諏訪子、オマエの力でなンとかできねェのか?」

 

「私の力は『坤を創造する程度の能力』だから地面とかはどうにかなるけど神社までは…」

 

「チッ、使えねェな」

 

「なんだよー!そんなこと言ったら一方通行の能力だって作るより壊す方が向いてる能力じゃん!」

 

「あァ?ならここでこの仕事放棄するかァ?」

 

「また手が止まってますよ!」

 

「「はぁ(ァ)い…」」

 

(いつになったらゆっくりできるンだァ…?)ハァ

 

「あの、やっぱり私達も…」

 

「いいんですよ、ユキちゃんとクロちゃんはいい子にしてましたからね。向こうにおやつを用意してありますよ?」

 

「やったー!」ドタタタ

 

「あ、クロ!待って!人の家で走ったら失礼だよ!」トタトタ

 

「さ、こっちも作業開始といきますか」ゴゴゴゴ

 

「「鬼だ…」」ボソッ

 

「なにか、言いましたか?」

 

「「イイエナニモ」」




はい、今回はここまでです
次回は神社での日常を書こうと思います
それではまた次回!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。