とある英雄達と幻想郷   作:accelerate

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どうも、うp主です!
今回は日常編(青奈視点)が多いです
それではどうぞー!


白き英雄と風祝の少女

私、東風谷青奈は諏訪子様に仕える風祝の仕事をしている。そんな私の朝は早い

 

まず朝起きるのは5時、そこから身支度を整え、境内の掃除を済ませ、朝御飯を作り、諏訪子様を起こしに行く事が普段の日課である。

しかし、つい2日前に一方通行さんとユキちゃんとクロちゃんが神社に泊まることになったので一方通行さんも起こしに行かなければならない。

 

「すぅ…はぁ…よし!」

 

大きな深呼吸を済ませ、私は一方通行の部屋の障子を叩いた

 

「一方通行さん、朝ですよ?」

 

だがいつまでたっても返事が帰ってこない

 

「ど、どうしよう…朝御飯も作っちゃったし…」

 

意を決して一方通行さんの部屋へ入る

 

「一方通行さん~…」

 

(綺麗な顔ですね…女性と言われてもわからないかもしれませんね)

 

「起きてください~…」

 

「スゥ…スゥ…」

 

「ムムム…一方通行さん!」

 

「…」

 

「起きてください!朝御飯が冷めてしまいますよ!」ユサユサ

 

「……」プルプル

 

「もしも~し!」

 

「あァァァ!うっせェンだよ!ぶち殺されてェのかァ!?」

 

「ひゃぁぁぁ!ごめんなさいぃぃぃ!」

 

諏訪子様…この仕事辞めちゃ駄目ですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝食後…

 

「一方通行はすぐ怒るのを何とかした方がいいと思うな~」ニヤニヤ

 

「あァ?その言葉そっくりそのままオマエに返してやるよ、クソガキ」ピキピキ

 

「上等じゃないか…表に出な、モヤシ」ピキピキ

 

「壁のシミにしてやンよォ!!」ブチィ!

 

「あわわ、やめてください~!」

 

諏訪子様と一方通行さんの仲裁に入るのは当然の如く、私←それでも止めきれない

 

「あーうー…」

 

「なんだァ?もう終わりかァ?」

 

「す、諏訪子様!しっかりしてください!」

 

「向こうに彼岸花が見えるよ~…」

 

「そっちに行っちゃ駄目ですよー!」

 

いつも負ける諏訪子様の介抱するのは私の役目

 

「あれ?いつも諏訪子様がお昼寝してる所に一方通行さんが寝てる…諏訪子様はどこにいるんでしょうか?」

 

ガツッ!

 

「きゃあ!…危ないですね、誰ですかこんなところに物を置いたのは…諏訪子様!?なんで頭から地面に埋まってるんですか!?」

 

「きゅう~…」

 

些細なことで半殺しにされる諏訪子様を助けるのも私の役目

 

「はぁ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日、里にお使いに行く事になった。食材が底を尽き始めていたのだ。ついでに日用品も買い揃えておくとしよう

 

「では諏訪子様、行ってきますね」

 

「うん、いってらっしゃい!気を付けてね?」

 

「はい、諏訪子様も一方通行さんと喧嘩しちゃ駄目ですよ?」

 

「うっ…そ、それは一方通行が…」

 

「諏訪子様がからかうからですよ、一方通行さんは元々温厚な方だと聞いています」

 

「あーうー…」

 

「それでは行ってきます」

 

神社を出て買い物メモを見てみるとやはり相当な量の食材と日用品が必要になることが見てとれる

 

「うーん、これは一度食材を買ってから戻らないと持ちきれませんね…」

 

「おい」

 

「?」

 

後ろを振り返ってみると一方通行さんが立っていた

 

「どうしたんですか?」

 

「俺を里まで連れてけ」

 

「えぇ!?」

 

どういった風の吹きまわしでしょう、普段は一日中寝ている一方通行さんが自ら出掛けると言い出してきました。これが奇跡の力!?

 

「なンか失礼な事考えてねェか?」

 

「い、いえいえ!そんなことないですよ!?」

 

「荷物持ちなら手伝ってやる、だから案内しろォ」

 

「はい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

里についたのでまずは日用品から買うことにした

 

「ありがとうございます、荷物持ちを任せてしまって…」

 

「構わねェ」

 

「一方通行さんは里に用事でもあるんですか?」

 

「オマエには関係ねェ…と言いたい所だが案内してもらってるからなァ、アイツらにプレゼントでも買ってやろうと思ってなァ」

 

「あいつらってユキちゃんとクロちゃんですか?」

 

「あァ、結構世話になってるしたまには甘やかしてもいいかと思ってなァ」

 

「それならそうですね…ここなんかどうですか?」

 

青奈が薦めたのは簪や髪止めなどが売っている店、今で言うところのアクセサリー店だ

 

「すみませーん」

 

「はいよー…あら、青奈ちゃんじゃないか、しばらく見ない間に随分大きくなったわねぇ」

 

「ご無沙汰してますおばさん、可愛い髪飾りってありますか?」

 

「あぁそれなら…あら?」

 

「あァ?」

 

店のおばさんは一方通行を見て

 

「あらあら、青奈ちゃんったら彼氏さんにプレゼントを買って貰うのかい?」

 

「か、かかかか彼氏!?ちちち違います!違いますよ!一方通行さんはその、えっと…」

 

「おい、俺が買うのはこのぐらいの身長のガキに対してだ。コイツじゃねェ」

 

「あら、つまらないわねぇ」

 

「叩き潰すぞ」

 

「いやだ冗談だよ、今持ってくるからちょっと待ってておくれ」

 

そう言って店のおばさんは奥に消えていった

 

「…」

 

(一方通行さんが彼氏?いやいやいや、一旦落ち着きましょう。からかわれただけですよ、からかわれただけなんです!)

 

「…なにやってンだ?」

 

「わっひゃぁぁぁぁ!?」

 

その時私はバランスを崩して後ろに倒れそうになった

 

(た、倒れる!?)

 

だがいつまでたっても私は倒れなかった、目を開けて見ると

 

「はァ…世話焼かせンなよ」

 

目の前に一方通行さんの顔が広がっていた、つまり抱き止められている

 

「あ、えと、その、あの…」

 

「あァ?」

 

「は、早く離して下さい!」ジタバタ

 

「離すから暴れンなァ!」

 

「はーいよ、お待ちどうさま。仲が良くてうらやましいねぇ」

 

「そんなんじゃありません!」

 

「一々からかってくンじゃねェよ、ババア」

 

「失礼ね、これでもまだ40代なんだよ?」

 

「はァ…とっとと選ぶぞ、ここにいると面倒な事になる」

 

「はい…」

 

「黒に赤い花柄の簪か、クロに合いそうだなァ。アイツにはそれでいいとして、ユキには…これはどうだ?」

 

「白に青い花柄の簪ですか、いいですね」

 

「ン、じゃあこれにする。袋もつけてくれ」

 

「はいよ、ちょっと待ってておくれ」

 

「じゃあ私は外で待っていますね」

 

「あァ」

 

その時一方通行は一つの髪飾りに目が止まった

 

「おい、この髪飾りもくれ」

 

「おや、あの子への贈り物かい?」ニヤニヤ

 

「そンなンじゃねェよ、ただの気まぐれだ」

 

「ふふっ、そうかい。ありがとうね、またきておくれ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、一方通行さん、遅かったですね」

 

「あのババアに引き止められてなァ」

 

「あはは…さて、食材を買って帰りますか」

 

「ほらよ」

 

「へ?うわわ!」

 

いきなり袋を放り投げてきたから焦って落とすところでしたよ…

 

「これは?」

 

「今日の礼だ、受け取っとけ。気に入らなかったら捨てろ」

 

そう言って一方通行さんは先に行ってしまった。開けてみると

 

「これは…カエルの髪飾り?」

 

袋に入っていたのは緑色のカエルの髪飾りだった。思いの他可愛い物だったので思わず笑ってしまった

 

「置いていくぞォ」

 

「ま、待ってくださいよー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕方、色々あったせいで遅くなってしまったが晩御飯には間に合った

 

「ただいま戻りました」

 

「お帰りー、あれ?その髪飾りどうしたの?」

 

「あ、これは今日買い物に付き合ってくれたお礼として一方通行さんにいただいたものです」

 

「なに!?一方通行め、青奈をたぶらかすとは許さーん!」ドタドタ

 

「そ、そんなんじゃありませんよー!」

 

諏訪子様はどこかに走っていってしまった

 

「行っちゃった…誤解ですよ~…」

 

「青奈さん、お帰りなさい」

 

「お帰りー!見て見て、私達兄ちゃんに可愛い簪貰ったんだー!」

 

「本当だ、良かったですね」ナデナデ

 

「えへへ~」

 

「青奈の髪飾りも可愛いですよ」

 

「そう?ありがとう」

 

オノレアクセラレータメウチノセイナヲタブラカシオッテー!

 

アァ!?イイガカリモホドホドニシロヨ!?ソロソロホンキデブチコロシテホシイミテェダナァ!!

 

ドゴォォォォォォン

 

ギャァァァァァァァ!!

 

ギィヤハハハ!!ナンダナンダヨナンデスカァ!?ソノザマァ!?

 

「…」

 

「あの、私達は晩御飯を作りますので…」

 

「兄ちゃんのことお願いね…?」

 

「はい…何とかします…」

 

「すみません、お兄様が迷惑を掛けて…」

 

「いえ、大丈夫ですよ」

 

私、東風谷青奈は今日も頑張っています

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

深夜、一方通行の部屋

 

「Zzz…」

 

ガサガサ

 

「…」

 

(外に何かいるなァ…動物じゃねェ、妖怪か?いや、土着神である諏訪子の神社に忍び込む程妖怪もバカじゃねェ)

 

一方通行は障子を開けて先程音のした神社の入り口へ向かう

 

(わずかにだが痕跡が残ってるな、これはあの時上条とスサノオが戦った時に感じた力だ。ってことはここにどっかの神が来ていたって事だ)

 

入り口に着き、何かが落ちていることに気付く

 

(これは…手紙か?諏訪子宛だな)

 

「一方通行…」

 

「諏訪子か」

 

「私のじゃない他の神力を感じたから来てみたんだけど、それはなに?」

 

「手紙だと思うぞ、俺がここに来たときにはもうあった」

 

「見せて」

 

「ン」

 

「やっぱり…」

 

「何が書いてあったンだァ?」

 

「…一方通行達には話してなかったよね、この国が大和の国に狙われてるってこと」

 

「あァ、初耳だなァ」

 

「前からこの国は大和から警告を受けていたんだ、『国を空け渡せば国民には危害を加えない、抵抗すれば容赦はしない』ってね」

 

「…」

 

「これには最後通告が書かれていたよ、明日中に降伏しないと3日後にこの国を滅ぼすって…」

 

「で?どうするンだよ」

 

「私は、降伏するよ。民を危険にさらせないからね」

 

「オマエはどうなるンだ?」

 

「多分、殺されると思う。土着神は見方を変えればミシャクジ様を統括する祟り神だからね」

 

「それでいいのか?」

 

「え?」

 

「戦おうとは思わねェのか?」

 

「無理だよ…大和は大国、戦力もうちみたいな小国とは大違いだよ」

 

「おいおい、誰に向かって言ってンだァ?」

 

諏訪子が顔をあげてみると獲物を狩る目となった一方通行がいた

 

「…まさか、大和と戦う気なの?バカじゃないの!?」

 

「あァ?」

 

「向こうの軍勢の殆どは神なんだよ!?妖怪や人ならまだしもただの妖怪混じりの一方通行じゃ勝てないよ!」

 

「ただの妖怪じゃなければ大丈夫じゃねェか?」

 

「…え?」

 

「なァ、人妖大戦って知ってっかァ?」

 

「え、それって大昔に人が地球を離れて月に移り住む時に妖怪の大群が襲って来て、それを防いだ黒き英雄と白き英雄のお話でしょ?それと一方通行がどう関係…」

 

【白】

 

「…ま、まさか」

 

「その英雄の一人が俺、それに加えて俺は魔狼だ。そんじょそこらの妖怪と一緒にするな」

 

「で、でも」

 

「忘れたのかァ?俺には能力もあるってなァ」

 

「【ありとあらゆる向きを操る能力】でしょ?確かに強いけどそれだけじゃ…」

 

「あァ、オマエにはいってなかったかァ?俺にはあと【影を司る程度の能力】と【増幅する程度の能力】があるンだって事をなァ」

 

「能力が3つも!?どれだけ反則なのさ!今までの私の戦いは全て妖怪としての力だけで戦ってきたってわけ!?」

 

「まァそうだな」

 

「…急に神としての自信が無くなってきたよ」

 

「で、どうするンだ?」

 

「…大和の国を止めたい、力を貸してくれる?」

 

「構わねェ、オマエにはここに泊めて貰ってる事もあるしなァ。だが足を引っ張るようなら容赦なく切り捨てるから覚悟しとけ」

 

「冗談、足引っ張るなんてことしないよ」




いかがでしたか?
次回は大和の国との戦いです
それではまた次回!
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