とある英雄達と幻想郷   作:accelerate

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どうも、うp主です!
今回は前回に引き続き、上条さんと一方さんのお話です
それではどうぞー!


英雄達への依頼

「ここが噂のかぐや姫の屋敷か」

 

「でかいなァ…」

 

((デジャヴを感じる…))

 

広大な面積の私有地に佇む屋敷を含めてぐるりと囲むように大きな塀がある。さながらあの綿月家のような感じがする

 

「止まれ、何者だ」

 

門番と思わしき屈強な男が近づいてきた

 

「紹介を受けて来た上条当麻だ、そしてこっちが俺の友人の…」

 

「一方通行、陰陽師だ」

 

「一方通行?聞かない名だな…」

 

「俺は旅をしてあちこち回っているからな、長く定着しないぶん噂も広まらないだろォ?」

 

「成る程、怪しい奴では無さそうだな入れ」

 

門の両サイドにいた二人の門番が大きな木製の扉を開けてくれた

 

「あざーす」

 

「…」チラッ

 

敷地内に入るや否や一方通行が急に話しかけてきた

 

「…上条、ここの屋敷は最近できたのかァ?」

 

「うーん、俺が来たときにはもうこの屋敷は建っててかぐや姫の噂で持ちきりだったからわりと最近建てられたんじゃないかな。それがどうした?」

 

「…そォいうことか」

 

「なにがだ?」

 

「なンでもねェ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「皆様、遠いところからご足労ありがとうございます」

 

屋敷の大広間に陰陽師や妖怪退治屋がそこそこ集まってきたといったところで、人のよさそうな老人が柔らかな笑顔を浮かべながら部屋に入ってきて話を始めた

 

「今回お集まり頂いたのは他でもありません、単刀直入に言いますと屋敷に潜んでいる妖怪を退治していただきたいのです」

 

(はぁ~…)

 

(やっぱりなァ)

 

「放っておけば姫にも危害が及ぶやもしれません、その妖怪をいち早く滅した人には沢山のお礼をさせていただきます」

 

うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!

 

「面倒な事になったなァ」

 

「だな…」

 

「翁殿、ひとつ宜しいか」

 

「なんでしょうか?」

 

歳を取った陰陽師と思わしき老人が手を上げて翁に質問した

 

「その妖怪の特徴などはわかりますか?」

 

「特徴は「植物を操る、もしくは植物系の妖怪」…おや」

 

「お、おい、一方通行」

 

翁の話に一方通行が割って入った

 

「なぜそう思ったのですか?」

 

「簡単な事だ、この屋敷はここ最近建てられたらしいじゃねェか?にも関わらず、門の入り口の柱には蔦が巻き付いていて屋敷の縁の下の柱からは芽が出てやがる。必死こいて整備してるみたいだがそれも行き届いていない…これは屋敷の外れに放置されてる草木の山が物語っている。これだけの情報があればだいたいは想像がつく」

 

「素晴らしい!貴方の言う通りです、見事な観察眼ですな」

 

「…ふん」

 

「この御仁が言われた通り、この屋敷には植物を操る妖怪が潜んでいます、皆様の力をどうかお貸しください」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翁の話が終わったあと、皆はそれぞれ我先にと部屋を出ていって屋敷の調査を始めたので上条と一方通行も調査を開始した

 

「植物系とは言うものの…」

 

この屋敷の周りは色々な草木に囲まれていて、四季折々の景色が見れるのだろうが、今回に限っては非常に面倒な状況だった

 

「これじゃあ埒があかないぞ?一方通行」

 

「…」

 

「一方通行?」

 

「あァ?」

 

「どうかしたのか?」

 

「…さっきから臭いで奴の後を辿ってるンだが」

 

「え、臭い?」

 

「馬鹿かオマエ?俺の力を忘れた訳じゃねェよなァ?」

 

(あぁ、そういえば)

 

忘れがちだが、上条達は妖怪の力も混じっているのだ。そして一方通行は『魔狼』であり、狼の仲間でもあるので嗅覚に優れている

 

「どォもそいつがチョロチョロ移動している気配があってな、馬鹿正直に追っかけるのは得策じゃねェな」

 

「じゃあどうするんだ?」

 

「待つ、あのジジィは依頼はしてきたが日程までは指定しなかった、妖怪もいつでも現れるわけじゃねェだろうしな」

 

それに、と一方通行は付け足して

 

「考えても見ろ、こんだけ退治屋がうろうろしているのになにかを仕掛けてくるとは思えねェ、こういうときは周りが諦めて帰っていくのを待った方がいい」

 

「な、なるほど」

 

「だが…」

 

「おい、お前たち」

 

一方通行が何かを話そうとしたときに先程翁に質問していた老人がイライラしたような雰囲気で話しかけてきた

 

「怪しい奴を見かけたか?もし見かけたら儂に知らせてくれ」

 

「手柄を独り占めしたいからかァ?」

 

だがそんなことお構いなしとばかりに一方通行は噛みつく

 

「違う!儂はこの屋敷に住む者達を…」

 

「おっと、読み間違えたか、さしずめこの屋敷に住むかぐや姫が目当てか」

 

「なに…?」

 

「誰よりも活躍してかぐや姫に一目置かれる存在になって求婚したいってかァ?」

 

「貴様も陰陽師だろう?その口の聞き方はなんだ」ピキピキ

 

一方通行と老人は既に一触即発の雰囲気になってきた

 

「オマエみてェなジジィがかぐや姫に求婚だァ?ギィヤハハハハ!こいつは傑作だ!」

 

「なにがおかしい!それ以上喋ると貴様から殺すぞ!」

 

老人は懐から札を数枚取り出して一方通行に投げつけたあと、腰にさげている刀を引き抜いて一方通行に切りかかってきた

 

「ククッ対した力も無ェくせにこの俺に喧嘩ァ売ろうってかァ?おもしれェ、おもしれェぞォ!」

 

一方通行は足踏みをすると影を操り老人を吊し上げると一方通行の背後をとろうとしていた若い陰陽師に投げつけた

 

「おい一方通行!やりすぎだろ!」

 

「この流れが狙いだ」

 

「なんだなんだ!?」

 

「あいつらだ!あいつらが仲間を攻撃したんだ!」

 

「まずあいつらをぶっ殺すぞ!」

 

周りからワラワラと他の陰陽師や退治屋が集まってきて全員上条と一方通行に武器を向けた

 

「ちょっ!俺も加害者側かよ!」

 

「正当防衛、こっちが被害者だ」

 

「そういう問題じゃねぇ!」

 

「掛かれぇ!」

 

「「「「「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」」」」」

 

男達が一斉に飛びかかってきたので上条と一方通行は各々の武器を構えて応戦する。上条は大剣の側面を横に振るって相手の武器もろとも真横に吹き飛ばす、一方通行は『増幅させる程度の能力』で切れ味が増した黒狼で相手の武器を切断し、切れ味が上がっていない雪音の峰で殴り付けて気を失わせていく。だてにこれまで死線を何度も潜り抜けてきたわけではない

 

「ったく!喧嘩吹っ掛けるのも!いい加減に!しろよ!」

 

「だが断る」

 

「お前っ!後でうわっ!覚えてろよ!」




今回はここまでです
次回はこの続きです
それではまた次回!
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