とある英雄達と幻想郷   作:accelerate

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どうも、うp主です!
今回は前回の続きです
それではどうぞー!


黒き英雄とかぐや姫の難題、花妖怪の友達

「はいどうぞ、自家製のハーブを使った紅茶よ」

 

「あ、あぁ…」

 

「ありがとう♪」

 

いい香りがする紅茶とお茶うけのクッキーを出され、風見の家にあるテラスで優雅にティータイムをしている

 

(どうしてこうなった…)

 

「わぁ~幽香ちゃんの紅茶、いい香り~」

 

「あら、貴女このハーブの良さがわかるのね」

 

「もちろん、私も紅茶好きだしね」

 

「ふふふ、それなら私も育てたかいがあるってものよ」

 

カスミと風見は二人で楽しそうに談笑しているが、上条にとっては胃が痛くなるような状況だった。今はこうして仲良くお茶を飲んでいるが、先程までは殺されるかと思うぐらいの殺気をぶつけられたのだ、普通なら警戒心を持つはずなのだがこの二人はそんなこと微塵にも気にしていなかった

 

「はぁ…」

 

上条は紅茶を一口飲んで溜め息をついた、何故だか最近はよく溜め息をついているような感じがする

 

「ところで、あなた達がここに来た理由はなにかしら?」

 

風見が紅茶の入ったティーカップを置いて本題に入ってきた

 

「実は都でお前の事を危険視する奴らが出てきてな、それで…」

 

「殺しに来た、とでもいうのかしら…?」

 

風見から溢れた妖力は家の家具や大気を震わせたが上条は風見から目を逸らさずに話続けた

 

「お前が人を傷つけるときは決まって向日葵畑を荒らされた時だった、ということは畑に手を出さなければ人を傷つける事はしない…そうじゃないのか?」

 

「…ええ、確かにその通りよ。私はこの子達の望む生き方をさせている、それを邪魔するものは容赦なく叩き潰すわ」

 

一区切り置いて風見が再び話始めた

 

「ここに飾られている花や咲いている花もそうだけど、それは全て望まれたからそうしているのよ、私は」

 

「じゃあ手を出さなければ人を襲うことは無いということで伝えていいよな?」

 

「構わないわ」

 

「…それを証明するためにも何か証拠品みたいなものが必要なんだが、その日傘を貸してくれないか?」

 

「別にいいわよ、こんなものいくらでもあるからあげるわ」

 

そう言って風見はスペアの日傘を持ってきて上条に渡したがいつまでもずっと握っているので不思議に思うと

 

「ただし条件があるわ、私は負けず嫌いでね、マスタースパークを防いだ貴方なら大丈夫だと思うけど一度だけ私の本気をくらいなさい。それで生きていたらこの日傘をあげるわ」

 

「…いいぜ、そのぐらいの覚悟はできている」

 

「じゃあ外に行きましょうか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いい?私はこの一撃に全てを注いで貴方にぶつける、それを防ぎきったら貴方の勝ちよ」

 

「当麻君…」

 

上条はグルグルと右肩を回して準備運動を済ませて風見に向き合った

 

「いつでもいいぜ、掛かってこいよ」

 

「いくわよ…」

 

先程よりも高濃度な妖力で眩い光が日傘の先端に集まっていく

 

「くらいなさい、これが私の全力よ!!」

 

視界を埋め尽くすほどの巨大な光の束が上条を襲う

 

(落ち着け、右手とそれを支える足に全ての力を注ぐ!)

 

右手にレーザーがぶつかった瞬間、打ち消しきれなかったレーザーが何本かに分かれて後ろへ飛んでいくがそんなことを気にしている暇はない

 

「ぐっ、うぐっ!」

 

幻想殺しの許容量を軽く越えているので右手から肩にかけて皮膚が裂けていくような傷が入り始めた

 

「ぐぎ、がぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

自身を支える両足をつく地面も右手に掛かる重圧のせいで陥没してしまっている

 

バヂィ!

 

「がっ!」

 

右手が弾かれると同時に風見の攻撃も途切れたので、これで勝ちかと思ったとき、視界の端で何やら光るものが見えたのでそちらを見てみると

 

「嘘…だろ?」

 

もう一人の風見がこちらへレーザーを放ってくるところだった。もう右手は使い物にならないくらい傷を負っていて、腕も満足に動かせない状況だったが、上条は諦めなかった

 

「おぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

上条は左手を構えてレーザーを殴り付けるようにぶつけた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(また『左腕』?見たところあの左腕にはなんの力も感じられない、止められるわけがないわ)

 

しかし風見の考えは外れた、上条の左腕はレーザーを相殺し続けていた。もちろんそんなことをしていれば左腕も右腕と同じことになるのだが、いくら腕が裂傷しても血が『出なかった』

 

(押し負ける…!)

 

そんなとき、僅かに聞こえてきたのは上条の声だった

 

『烈火 昇華鋼拳撃発!!』

 

「がふっ!」

 

相殺どころかレーザーを突き破ってきた衝撃波は風見の気を失わせることくらい容易いことであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…んう?」

 

風見が目を冷ましたのは辺りが暗くなり始めている夕方だった

 

「当麻君、幽香ちゃんが目を覚ましたよ!」

 

「お、起きたか」

 

「えぇ、負けたのね…私は」

 

「と言っても俺もただじゃ済んでないけどな」

 

ヘラヘラ笑いながら見せてきたのは右腕に深く入った傷と包帯でグルグル巻きにされている左腕であった

 

「ごめんなさいね、勝手なこと言って怪我させてしまって」

 

「いいって、気にしなくていいよ」

 

さて、と上条は切り出した

 

「そろそろ戻るわ、ここにいつまでもいるわけにはいかないしな」

 

「そう…」

 

「心配すんなって、頻繁にとはいかないけど時々なら遊びにこれるからさ。カスミとも随分仲良くなったみたいだしな」

 

「私達はもう『友達』だよね♪」

 

「…!」

 

「また来るね、幽香ちゃん!」ブンブン

 

「…えぇ、またいらっしゃい」

 

カスミは手を振りながら先に歩いている上条を追いかけて走っていった

 

ユウカチャンノコウチャオイシカッタナー

 

クイスギモホドホドニシロヨ?フトルゾ

 

フトラナイモン!

 

エ?ソンナモンナノカ?タイジュウトカナンキロダヨ?

 

ソウイウコトハオンナノコニキイチャイケナイコトダヨ…?

 

スイマセンデシター!!

 

「…ありがとう」ニコッ

 

風見の足元には現代の物とは思えない薬莢が転がっていた




今回はここまでです
次回は場面が切り替わって一方通行のターンです!
それではまた次回!
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